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会社が地味でつらい。

皆さん、はじめまして。浜野です。みんなのマーケットという会社をやっています。当社、今年で6期目なのですが、とにかく地味で注目度が低く…。今までほとんど取材されたことないですし…。稀に記事にしてもらえたかと思えば、この通り完全にネタ扱い…(白目

とにかく地味なんですよ。事業も地味ですし、社長(私)は目立つの苦手ですし。ということで、今回はうちの会社の地味な点を紹介したいと思います。

事業内容が地味

まず、事業内容が地味。当社のビジョンは「正直者が馬鹿を見ない世界をつくる」です。世の中って、真面目に仕事してる人よりも、上司に媚びるのが上手いやつが出世したりとか、働いてちゃんと納税している人がいるのに、生活保護もらってパチンコ行ってるやつがいるとか、なぜか悪賢い奴が得することって、たくさんあるじゃないですか。でも、そういうの嫌だなと思って…。正直な人がちゃんと成功できる世の中をつくるというのが、当社の目指すビジョンです。でも、これも考えてみると地味ですね。他社のビジョンを見てみましょう。

新たな価値を生みだす世界的なマーケットプレイスを創る(メルカリ)
世界中の良質な情報を必要な人に送り届ける(スマートニュース)
世界中のヒトとモノをつなげ共鳴する社会へ(ソラコム)

ほらもう、だから、そういうことですよね。本当にイケてる会社は最初から視座の高さが違います。「世界的」とか「世界中」とか、世界を獲るぞ!みたいな勢いが伝わってきます。夢があるっていうか、イノベーションを起こしてるというか、未来を感じさせます。それでは改めて当社のビジョンを見てみましょう。

正直者が馬鹿を見ない世界をつくる(みんなのマーケット)

地味かよ。

そして、この地味なビジョンを実現するためにやっている事業がくらしのマーケットというサービスです。ハウスクリーニングや引っ越しを始めとする出張・訪問サービスのインターネット商店街です。ユーザーが口コミや料金で比較検討して、中小の業者さん(全国で5000社ぐらい)に仕事を依頼できる仕組みです。大手のような知名度がなくても、真面目にサービスをしている業者さんには良い口コミが投稿されて、どんどん仕事が来ますし、逆に悪徳業者には悪い口コミが投稿されるので、仕事は激減しますし、くらしのマーケットからも永久追放されてしまいます…。まさに、正直者が馬鹿をみない世界をつくるための仕組みです(キリッ

ただ、この事業内容も地味…。だって「インターネット商店街」なんて、最近、聞いたことあります?楽天さんとか20年前からやってますからね、インターネット商店街。それこそ今って「シェアリングエコノミー」とか「インスタグラマー」とか、もうそういう時代じゃないですか。でもうちはインターネット商店街…イノベーション感の無さよ…。

福利厚生が地味

さらに福利厚生も地味です。当社には「Hire managers of one」という価値基準があって、これは本当に優秀な人には管理が必要ないし、そういう人を採用しようという考え方です。

例えば、当社には特別な休暇制度がありません。お休みは自由です。いつ休んでもOKです。もちろん、年次有給のような法定休暇も、慶弔休暇・結婚休暇のような普通の法定外休暇もあるんですけど、それ以外の日も勝手に休暇を取ってOKです。「◯◯休暇」と名前を付けて、いろんな休暇をつくったらみんな喜んでくれるかなーと思ったこともあるのですが、よく考えたら、大人に対して「この日は休んでいいんだよ?」と会社がいちいち言うのもダサいなと思ってやめました。

ただ、どんな理由でも休暇を取れるというワケではありません!ルールがあります!みんなが納得できる理由であれば、休暇にしてOKです(実際にみんなに理由言う必要はないですが)。例えば、大きなプロジェクトを期限内にやり遂げて、次の日、体調を崩してしまった…。これは誰も文句言えないというか、明らかに頑張ったので、休んでOKです。欠勤扱いになりません。一方、飲み過ぎて二日酔いで会社に行けない…これは自業自得なのでダメです。欠勤です。こういう時は自己申告してもらうようになっています。

あとはパーソナルな出来事のお祝い…これも一切しないです。社員の誕生日や結婚・出産など、個人の私生活に関するお祝いは社内では一切していません。ひどい!冷たい!と思われるかもしれませんが、毎年1回、誰にでもやってくる誕生日を祝って、社員に「ここって良い会社だな…」と思わせようとする方がひどいような…。事業を通じて社員にやりがいを感じでもらえるようにするのが会社の役目です。誕生日のお祝いで帰属意識を高めようなんて、そんなことにお金を使うなら、ちゃんと成果を上げている人の給料を1円でも多くした方がフェアです。

それと同じような理由なのですが、当社は家賃補助がないです。これも「会社の近くに住んで朝から晩まで働け」という会社側の狙いがぼんやりと見えてきますよね。誕生日がいつだろうが、どこに住んでいようが、その人の仕事のパフォーマンスに対して便宜が図られるべきです。もちろん社員同士が仲悪いわけじゃないので、会社が終わった後に、メンバー同士で誕生日のお祝いをしたりはします…笑。あと、外国人は賃貸契約が大変なので、外国人の社員には社宅を提供したりもしています。

そんな感じでやっているので、社内制度の数がめちゃ少ないんですよね…。ユニークな社内制度がたくさんあって、メディアに取材されている会社が心の底から羨ましいです…。

あ、でも、会議室でカラオケはできますよ。ミラーボールも完備です。

社内が地味

スタートアップってそれなりの規模になってくると、オシャレなオフィスを作ったりすると思うんですけど、当社はそういうのも一切なく…。内装にお金かけるのって社員のためと言いつつ、経営者の見栄な気がするというか…。あとは、オフィスがオシャレな方が採用がうまくいくなんて話しもありますが、オフィスがオシャレだから入社してくる人って…という感じもするので、うちはとにかく質素にしています。会社をガーンと成長させて、いつかデカくてオシャレなオフィスに引っ越してやるんだ!ってみんなが思ってることが大事だと思うんです。実際に引っ越しても、また質素なオフィスにするんですけど。

ちなみに今回オフィスの仲介をしてくれたofficeeさんが当社のオフィスの様子を記事にしてくれたんですけど、直前がWantedlyさんのオシャレ過ぎるオフィスだったので、うちとの差がデカ過ぎてつらかったです。

でも、猫いるし。うちの会社、猫いるし。


読んでくれて、ありがとうございました!うちの会社に一ミリでも興味を持って頂けたら、採用情報のページなんかも見に来て頂けると嬉しいです!

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