オンラインが変えた田舎の習い事事情(ワタナベ家の場合)

コロナから身を守る生活もすっかり長くなりましたね。なるべく人が密集しているところを避けたり、都市部を避けたり、という生活をしていたら

「いかにこの田舎から出ずに、それでいて有意義に過ごすか」

みたいなものがテーマになってきました。

オンラインでピアノレッスン

今、うちのムスメはオンラインでピアノを習っています。

習い事としてピアノを考えたとき、地元で教わることができるピアノ教室はすでになくなっていました。地元の子どもたちは、ほかの地域へ行ってピアノを習っています。我が家もどこに通おうかと考えましたが、私の仕事は季節によって不規則なので、繁忙期の夏場はとてもじゃないけど送り迎えできないな…

そんなとき、降ってわいたコロナ禍で、様々なことがオンライン化され始め「ピアノもオンラインで習えたらいいのにな」と思い、それとなく人に話していたところ「オンラインやってる先生いるよ~」との情報が。

早速、紹介してもらい、体験レッスンを受けて、即決。

ピアノを習い始めて、かれこれ1年が過ぎました。途中、まん延防止だとか緊急事態宣言だとかもありましたが、オンラインでレッスンを中断することなく続けられています。

比較的コロナが収まっている今は、先生のお宅へ行って対面レッスンを受けることもできるのですが、ムスメ本人がオンラインを希望するので、今はほぼオンライン。自分の部屋で、お気に入りのぬいぐるみ達に囲まれてレッスンできるのがいいみたいです。

でも、それでレッスンは成立するのか?と気になる方もいることでしょう。

ムスメは5歳6か月から週1でピアノをはじめましたが、今現在、教本は3冊目になりました。自分で音符を読んで、両手で弾けています。時々やる気が落ちることはもちろんありますが、先生も画面共有で音楽に関するクイズやゲームをしたりと、オンラインをうまく使って飽きない工夫をしてくれているので続いています。

移動時間ゼロで習い事ができるなんて、最高だ。移動に時間を取られる田舎暮らしの人はもちろん、子どもを1人で通わせるのが心配なご家庭にもいいんじゃないでしょうか?

大人の習い事はハードルが下がった

そんな感じで子どもを通じて、オンラインを使った生活にも慣れてきたので

私も11月からオンラインで習い事を始めました(!)週1回のオンライン授業と、週2回、提出物をLINEで提出。質問なんかもLINEでやりとり。

これがとても楽しい!もともとすごく習いたかったことというのもあるけれど、オンラインのおかげで大人の習い事に対するハードルが下がったことも関係していると思います。

しつこいけれど、これまでは移動のために何時間も早く起きて出発して、という「たどり着くまでの時間」にすごく取られていたので、習い事をするにしても何時に起きられるかの逆算までして考えなければならなかったのです。たとえば、土曜日の10時からの教室だったら、夏場は8時半過ぎに出発すれば間に合うかな、冬は余裕を持って8時には家を出なきゃ、となると起きる時間は6時半くらいか…起きられるか?私。(朝弱いんです)

加えて子持ちに降りかかるのは「その間子どもはどうする問題」です。移動時間を入れると軽く半日以上はかかるわけで。我が家は9歳と6歳の2人ですが、短時間で近くにいるならまだしも、長時間しかもすぐに帰れない距離にいて、子どもだけにしておくわけにはいきません。家を離れるとなれば旦那かどちらかの親にお願いする段取りと、何なら毎回のお昼ご飯の事前準備も必要です。

はじめる前からこんなにも考えることがあって、しんどいな、やめよっかな…と弱腰になっていたんです。これまでは。

それが今や朝起きて、ご飯食べて、掃除して、なんならちょっと授業の予習までできる時間があって、3分前になったらオンラインをつなぐだけ。子どもたちには隣の部屋で授業してるから、何かあったら声をかけてねと言えば誰かにお願いする必要もないのです。

もう、最高としか言えない。

息子がもう少し大きくなって、塾通いが必要になっても…我が家はオンライン対応のところを探すと思います。もう田舎の教育格差はなくなりつつありますよ。

オンラインでどこまで生活を有意義にできるのか、わくわくです。






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