トルコでオンライン授業、その後
トルコの公立小学校では、オンライン授業で8月31日(月)から3週間、前学年の復習授業があり、その後、9月21日(月)から新学年の授業が始まった。
まだまだ全員参加できていない授業
新型コロナウイルスの影響で3月から6月までオンライン授業したにも関わらず、8月31日からの3週間の復習授業では、クラスの半分くらいしか参加できていなかった。それでも授業はどんどん進められる。
8月31日からの復習授業が始まってすぐの頃、クラスのお母さんのWhatsAppグループではメッセージの嵐だった。
「やっぱりそういうことになるよね、と思った話」にも書きましたがお母さんたちは混乱続き。
変更に次ぐ変更
復習授業では国家教育省(Millî Eğitim Bakanlığı)によって作成されたEBA(教育情報ネットワーク)ともう一つのアプリを使って進められていたが、9月21日(月)から始まる新学年の授業になる直前に担任の先生からメッセージが来た。
「来週からの授業のために、うちの小学校で使うアプリもダウンロードしてください。今日、21時に子供たちとそれを使って話をしたいと思います。それまでに設定をお願いします。」
丁寧に先生が設定について説明していたが、クラスのお母さんのWhatsAppグループでは、
「うまくできない!!」
「どうやるの?」
の始まりだった。
9月21日(月)から新学年の授業
オンラインでの新学年の授業の始まり。
3週間の復習授業では色々と変更があったが、最終的には8時40分から12時まで、30分授業、10分休憩(実際には休憩時間は10分もなく、2,3分(?!)くらいしかなかった)で4,5教科の授業が午前中に終わっていた。
9月21日(月)からは、9時50分から12時40分まで、30分授業、10分休憩で午前中は4教科、昼休憩50分をはさんで、13時10分から14時20分から2教科の授業が始まった。(こちらも実際にはほぼ休憩なし)
授業もEBA(教育情報ネットワーク)を使って行われた。新しくダウンロードしたアプリは使われず。
今度は担任の先生が授業する以外に、英語の授業、宗教の授業(4年生の今学年から始まった)の担当の先生たちの授業も始まる。
英語の先生は、事前に英語の授業用にWhatsAppグループを作って連絡してきてくれていたのですんなりと授業は始まったが、初めての宗教の時間、授業時間になってもなかなか授業が始まらなかった。クラスのお母さんのWhatsAppグループでは、
「授業始まった?」
「先生が入らないと始まらない」
「どうなってる?」
????となって、みんな分からない。
10分、15分経ってもオンライン授業が始まらないので、クラスの代表のお母さんが担任の先生に連絡したが、担任の先生からは、
「宗教の先生の連絡先を知らない」
との返事。
そのうち、一人のお母さんが、自分の父親の家の近所の人が宗教の先生だったことを思い出し、宗教の先生に連絡したら、
「今日の授業はできない。校長先生には言ったのだけど。」
と言われた、とメッセージが来た。
宗教の先生はオンライン授業に入ることができず、その日はあきらめたらしい。校長先生から担任の先生に連絡が行っておらず、私たちは30分待たされ続けた。次の週から宗教の授業は無事に始まったが、こんな事ばかりだ。
そんなこんなでやっと落ち着いてきた授業。
授業に参加できる生徒も増えてきて安定してきたところで、10月5日にニュースが飛び込んできた。
「小学校1,2,3,4年生、中学校8年生、高校12年生の対面授業を10月12日から始めます。」
(トルコは小学校1,2,3,4年・中学校5,6,7,8年・高校9,10,11,12年の4年生)
ニュースで混乱再び
ニュースを見ていたクラスのお母さんがWhatsAppグループにメッセージを書いてきた。
「対面授業が来週から始まるって言ってる!!」
「!!!!」
10月5日(月)に大統領が発表し、翌日に6日(火)に国家教育省(Millî Eğitim Bakanlığı)より詳しく発表された。(小学校一年生のみ9月21日から対面授業が行われていた)
発表があってから、1週間で私の子供の学年が急に対面授業が始まることになる。今年の3月から一度も学校には行っていない・・・。
10月9日(金)に先生から詳しい内容の連絡が来て、10日(土曜日)にオンライン上で保護者会が行われた。
バタバタの1週間。
疲れたが、対面授業が始まる来週はもっと大変?!
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