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中国でニャンコを飼ってみたら・・・最終話



続きから・・

初めてのニャンコを家族に迎えて、
ニャンコの青い瞳から見つめられると、心を完全に持ってかれているようなメロメロ感を感じてしまう。
これで、嫁の機嫌もすこぶる良くなったのはいいことだが、情が深まり、「日本帰国にもニャンコを連れて帰りたい〜!」と難儀なことを言い始めた。

(マイクロチップを埋めて、2回のワクチン注射に180日間の観察期間と諸手続きを経て、晴れて日本上陸可能である。2級都市常州では公的な動物検疫の施設がなく、手続きが煩雑であり難儀な話ではある。)

さらに名前も正式に決まっておらず、
嫁は「可可」と書いて「くーく」と名付けたがっているが、
中国語表記で可口可乐(コカコーラ)みたいで、気が抜けたら可愛そうで同意に至っていない。

某からは、「紅包」と書いて「ホンパオ」を名にどうかと言っている。ご祝儀・小遣い・お年玉などの意味を持つありがたい言葉である。
中国人でこれを貰って怒る奴は誰もいないくらいナイスな言葉であり、語呂もいい。外出した際には、見知らぬ人も聞こえるように

「ホンパオ!ホンパオ!」はどこだ??                   と声を上げて喚きたいものである。                     だが嫁には、一笑されてしまっている。

まあ、役所に名前を届けるわけでもないので、しばらくは「クーク」と「ホンパオ」という2重国籍ならず2重名で生活することになりそうだ。

ニャンコをめぐる騒動はしばらく続きそうである。


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