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【映画】ペンギン・ハイウェイを観ました

遅ればせながら、『ペンギン・ハイウェイ』をNetflixで観ました。
2018年に公開された映画です。


映画化が発表されて、映画館に観に行こうと思っていたらいつの間にか終わっており、DVDをレンタルしようと思っていたら2年経っていました。
ネトフリにあってよかった。
「原作とかけ離れていたらどうしよう」とか、
「ラストが悲しいから観たくない」というよくある(?)理由で、
「観たいけれども観たくない」気持ちだったのも出遅れた原因のひとつです。

原作は森見登美彦さんの小説『ペンギン・ハイウェイ』、2010年刊行。
私のお気に入り小説リストの中の一冊です。


当時、タイに住んでいる友人とタイ国内を旅行していた時に、
飛行機の中で友人に薦められたのがこの小説。
思い出の一冊です。
森見登美彦さんの作品は読んだことがなく、
期待せずに読み始めたのですが、研究者に憧れている私は見事にハマりました。
設定が斬新、出だしが最高、タイトルが最高。

「ぼく」ことアオヤマくんはミナカタ・クマグスのように毎日ノートをつけまくり、問題に対して仮説を立てて、検証します。

ぼくは立派な研究者なので、答えを見つけることができますが、
研究が進むにつれて、事実と自分の感情との間で葛藤する様子がなんともいえません。
それがぼくにとって辛いことだとしても…世界を守るために答えを出さなければなりません。

研究方法について、
ぼくのお父さんやおばあさんがヒントをくれるのですが、
そのあたりの描写が映画版ではちょっと削られていて残念でした。
私は一度読んだ本は本棚の飾りにしているのですが、
この小説は珍しく何度も読み返しました(実はノートまで付けました、小説では初)。
あ、もちろん映画もおもしろいですよ。
映画もまた観ると思います。

ちなみにミナカタ・クマグスは私のお気に入り人物リストの中の一人です。
ミナカタ・クマグス記も書いておりますので、ぜひご覧ください。

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