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詩・ポエム

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自由自身
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#忘れられない恋物語

【詩】見たこともない居るかもわからない四人を想って作った詩

タイトル未決定 まだ甘いままのあなた わたしは抜け出せないまま 痕が残るくらい傷つけて 泣いてしまえば何も残らないから 幸せなふたりを 覚えていたくないの まだ苦いだけの時間 わたしだけが取り残されたまま 誰の為にあなたを好きになったのだろう 右手を唇に添える癖 酔ったらお喋りになって 怒ると下唇を噛むとこ あなたの話し方 まだ何も知らなかったあの時 こっそり戻れるのなら ねえ わたしはどうしたらいい あの時わたしに向けられた瞳も あの雨の日の傘のないふたりも

【詩】青い薄化粧

起きてすぐの薄化粧 霞がかるあなたに触れる前 気付かないほどの青を混ぜて すぐにベッドに戻ると あなたの中に残ってる私がないかと 背中に耳をあてるの このまま泣いてしまえば勿体ないけど くしゃくしゃになった私に 大丈夫綺麗だよって笑って欲しい 電車の窓から覗く雨空が私の心と同じで あなたは哀しげな顔をするのに晴れ 雲は俯くばかり あなたの瞳の奥に潜む熱には気づきたくなかった 起きてすぐの薄化粧 きっと今日あなたを失う 気付かれないよう青を混ぜて どうして悲しい顔をし

【詩】水たまり

たくさんの考えを持つことはね、何より必要なことだと思うの。 もう、時間に埋もれるような私達でいられないから。 覚えておくべきことが多すぎて、ひとりになるとついまた難しいことを考えてしまう。 私の癖だってことはわかっているの。 目の前のことをすべて信じて、毎日少しずつ感じていた距離さえも、揺らいで見える時がある。 飾る言葉で変わらないままいる私達を眺めているようだけど、それは気づかずに通り過ぎた後になって現れるの。 感情の指輪に指を通すたび、落ちないようにと願うだけ

いちばん美しい冬

絵画のような太陽の下で包む手のひら 熱のこもった息は仄かに消える 終わらない回り道 途切れない光色 真昼の星が静かに時を進めていく 都市の喧騒が遠ざかり 君の姿だけ鮮明に焼き付く 眩しいほど なにより美しく 僕に手をひかれ君がゆっくり話す 言葉一つ一つが全身を鼓動させる 冬風に身を震わせてもまだ離れぬ心の温度 淡い雪 煌めく瞳 赤く染めた微笑み 僕の心を揺さぶる 舞い落ちる冷めた結晶が二人の距離を縮め 流れていく雲は街の光に滲みだす 刹那的な感情で動く世界で 地球

私について

あなたのつく嘘が好き。 わたしを笑わせてくれる優しい嘘。 好きって言ってくれないのも分かってる。 正直なところが顔に出ているわ。 器用で真っ直ぐなところも、不器用な意地悪さも、 わたしが聞いた時だけ照れて目を逸らす仕草も、 小さく聞こえてくる「好き」の言葉も、 全部、ぜんぶ、大好きよ。 「愛してる」は言わないで。 もっと聞きたくなるから。 あなたにつく嘘が嫌い。 あなたが笑うと嬉しいの。 あなたの笑顔が見られるなら、 そうしてつく私の嘘。 その目で見つめて。言葉で触

この電車に乗ったら

肩にかかる髪の香りに包まれながら 見えない愛に憧れていた 何も言わないふたりの声 電車の音で聞こえないふりをする 向かいの窓に映る君が 少し寂しそうで切ない こんな風にただ寄り添ってた日 気づけば少しずつ離れていった いつもよりも短い帰り道 手を繋いだらきっと離せないから いつもより君を見ていた

ひとつ確かなこと

見え隠れした心 僕だけのものだと思ってた ありのままでいた これが僕だと思ってた 問いのない答えに 変わっていく僕がいる 寂しい歌で満たしてく 悲しいくらいの幸せを 思い出すのは君の影と笑顔 そして声 朝と夕方の言葉 ずっと君でいてほしい この時のまま いまのまま 気まぐれな猫のように近づいてきて 毎日のように僕の心を奪ってほしい