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5033 ヌーラボ

2024/8/14情報

株式会社ヌーラボ
株価:799円
時価総額:52億円
PER:18.0倍
PBR:3.5倍
ROE:20.6%
配当利回り:なし
自己資本比率:41.0%


会社概要

ヌーラボはbacklogを運営管理する企業。
売上高は通期+35%と、成長率は十分。
ROEが高水準であるため、経営戦略は
営業利益は上下しているものの、黒字着地予想。
営業利益率は9.1%を想定。

売上高は堅調に推移

自己資本比率は41.0%と安全性に問題はないと判断できるライン。
株価は一時2000円に迫るも、そこから下落トレンドに転換。
現在はピーク時から半値以下にまで下落している。
直近の日経下落を受けて下げたが、800円程度の水準にまで戻ってきている。

Backlogとは

仕事やタスクのリストを一元管理できるツール。
eamsのタスク管理を使っている人はわかるかもしれないが、
詳細の編集やガントチャートでの管理ができないため意外と小回りが利かない。
その点バックログには視覚的に管理しやすい優位性がある。

また、エクセルへの出力が容易にできることから、別用途にも適応しやすい。

複数のプランが用意されており、管理対象域に合わせて契約が可能。
個人の場合は最初の30日間は無料提供。

今のニーズに合っているDX推進

少し前から「働き方改革」「DX推進」などの言葉を聞く機会が多いが、
当社の取り組みはまさに現代のニーズに合っているものといえる。
まずは管理面の見直し、となった時にはこのようなタスク管理プログラムを使用したい企業も多いだろう。
まずは個人の無料スタータープランで契約し、社内に展開するようなフットワークの軽い経営スタイルの場合は広く展開されるかもしれない。

契約プランについて

大企業はいざ導入となるといきなり課金を強いられることになる。
個人的には無料体験版プランの拡充を図ることで、さらなる新規ユーザーの獲得ができるのではないかと推測する。

実際にBacklogを使用してみて

私もバックログは実際に活用したことがある。
teamsも利用しているため、差別化できる点で記載するとやはり上記のようにとにかくタスクに条件詳細を記入できることである。
マイルストーンの設定や担当者、次のプランなど、事細かく設定する場合には使い勝手が良かった。

■使い方◎
・新規プロジェクトによく取り組む
・プロジェクトに対して少人数の班行動が多い

こういった部分はバックログの得意分野といえるだろう。逆に、

■使い方△
・定常業務の締め切り管理
・タスク備忘管理

上記程度の使用であればわざわざバックログを使用する理由はないので、
teams等の簡易タスク管理で十分である。

まとめ

一度上昇し終えた銘柄はなかなか上昇トレンドに復帰しにくくなるため、高値を経て、低い水準で推移している当社についてはわざわざ購入を急ぐ必要はないと思います。
グロース市場で見れば割安感はありますが、東証S/Pで考えればそんなに安い水準ではないです。
新規プロジェクトやマネタイズ方式の改良、新規顧客獲得率の急上昇がない限りはしばらく様子見でよいでしょう。
安定した収益を得られる企業ではあると思うので、安値で買えている方は保有していても問題ないと思います。
今後利益が上がり、割安感が出てきたら購入を検討する。でよさそうかなと思っています。
決算を追うほどのことはしないかな~・・・。


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