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5105 TOYO TIRE

2024/7/28情報
さて、今回はグロースから飛び出して気になっている低PER高配当銘柄を。
そして、今回から目次を追加してみました!少しは見やすくなったかな?

TOYO TIRE株式会社
株価:2,407.5円
時価総額:3,707億円
PER:5.4倍
PBR:0.9倍
ROE:17.2%
配当利回り:4.4%


会社概要

TOYO TIRE株式会社は、タイヤ販売の大手企業。
4期連続増収増益を達成。
今期もさらに増益を見込む。5期で60%以上売り上げの増加。
海外輸出による利益増加であることから、直近の利益は円安の影響が大きい。
4月末の高値を境に、下落チャートが継続していることで、PER/PBRともに低い水準で推移。
ただし3年以上の長期スケールで見ると上昇の調整局面とも捉えられる。
4期連続の増配により配当利回りは現在4.4%と、高配当株に選抜されるほどの数値。
自己資本比率は64%程度と、比較的安全性の高い企業。

企業比較

同業他社と比較すると、PERは低く、ROEが高い。
配当利回りにも優位性があり、長期投資家は一目置く銘柄となっている。

連続増配の背景には・・・

4期連続増配をしており、今期も増配を予想している一方でPERが低水準で推移しているのはなぜか。
これは、前述のとおり利益上昇に円安が大きく影響していることが要因と推測する。
海外輸出が利益の大半を占める企業は
直近では160円台まで進攻したドル/円が一転、150円半ばまで下落した。
こういった為替相場の乱高下が決算に直結することが懸念される。
次回、第2四半期決算は8月半ばになる見込み。
あと半月で為替相場が円安方向に復帰しない場合は、どのような期末予想を開示するのか要注目である。

事業の継続性は??

事業内容としては、タイヤの販売なので一定水準の需要は確保されている。
中国では大規模な電気自動車推進が発足しているが、タイヤは必需品であるため、大幅な事業低迷は起きにくいでしょう。

今後の株価見通し

前述のとおりタイヤ販売なので、車が空飛ぶような天変地異が起きない限りは一定水準の需要があると推測できるが、一方で特需になるような極端な株価上昇も難しい。
ここはグロース銘柄でよく取り上げる分野なので投資対象の見方が全然異なる銘柄となる。
長期投資で
株価の変動 < 高い配当利回り として運用計画を立てることが望ましい。

他社との差別化は品質改善と耐久性の向上。ターゲットは中国EV車か。

まとめ

円高に振れて、新しい銘柄を探している中で見つかった低PER高配当株のご紹介でした。
円高を懸念とする銘柄の一つですが、実は現在の業績予想って141円/$想定だったりするんですよ。
ということはまだまだ余裕があるとも見て取れるので、直近の業績悪化はそこまで懸念しなくてよいかも?と、グロース好きから見ても意外と買ってみたい銘柄の一つです。
NISAの個別成長枠にはぴったりだなと思っています。
あと半月程度で決算短信が出るので、そこの値動きは見ておきたいですね。
決算内容にもよりますが、さらに下げるようであればしれっと買ってます多分。
高配当銘柄への投資にチャレンジしたい方、NISAの個別成長枠の使い道に迷っている方はご検討してみてはいかがでしょうか!


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