見出し画像

215A タイミー

2024/7/29情報
今回は上場して間もない企業であるため、分析というよりは紹介メインです。

株式会社タイミー
株価:1,552円
時価総額:1,476億円
PER:-
PBR:-
ROE:29.2%


会社概要

タイミーは、「働きたい時間」と「働いてほしい時間」をマッチングする
”スキマバイトサービス”

派遣業務と違い、時間に縛られる就業形態ではなく自分で時間を選んでスキマ時間にバイトを入れられる画期的なシステムの運営を行っている。
事業規模は上場企業としては大きめ。登録ユーザー数はすでに770万人と、日本人口の約6%に相当。
急速な成長を遂げている会社で、売上高成長率は前期比+60%を見込む。
幅広い年齢層に支持されているが、比較的若年層に需要あり。

老若男女問わない実績

痒い所に手が届く事業!

昨今では、若年層の労働意識がひと昔前とは変わってきている。
「就職したら3年は続けろ。」「上司が残っているのに平然と帰るな」
おそらく今後はこれらの言葉、思想そのものが古い考えとされていくだろう。
この背景には、"老後〇千万問題"や、"年金減額"などの言葉が大きくかかわってきていると感じる。
若年層の頃からこういった言葉を耳にすることで、危機感を覚える人も少なくないだろう。単純に根性がなくなったのではなく、楽観的に考えない若者が増えているという観点から物事を考えたとき、このタイミーが手掛ける事業はまさに痒い所に手が届く事業であると感じた。

手軽にできる副業

副業、といっても様々な労働形態が考えられるが、タイミーが手掛ける事業がまさに手軽にできる副業ではないだろうか。
「ちょっとしたお小遣いで遊びたい。」
「副業分だけは貯蓄に回したい。」
といった、小銭を稼ぐにはぴったりの事業である。
また、自分のやりたいときにだけバイト感覚でできることも新規ユーザー獲得に拍車をかけている。
履歴書や面接不要ですぐに勤務開始ができることが、ユーザーの「やってみよう」につながりやすい。
一方で面接等がない分、プラットフォームの健全性確保には注力しているようで、通報窓口を設置して常時監視体制をとっている。
ユーザー増加に対してパンクしないか、気になる部分である。

活用企業層

働き手側は幅広く確保できているが、企業側の層はどのようなところが多いのか。
これは、中小企業や小売業のちょっとしたことだけど人手が足りていない部分が主となってくるようだ。

業務内容は従来のバイトと同様

従来のバイトが日雇いに特化したイメージで相違ないだろう。
「今日は団体の予約が入って、一時的に人手が不足する。」
「社員の長期離脱で〇人分、一時的に応援が欲しい。」
など、一過性の繁忙期に適応できるという点で優位性がある。
日雇いであるためリスクも最小限であることから、気軽に活用できるのではないだろうか。

まとめ

上場して間もない企業ということもあり、基本的には企業の紹介や所見がメインの記事でした。
今後決算資料による実績をもとにした成長性の確認は楽しみですね!
ウーバーイーツがそうだったように、首都圏での広がりは速そうだが、地方への進出はまだまだ先になる傾向になるのではないかと予想しています。
現在は様々な業種開拓を進めているようで、例えば農業林業関係や漁業にかかわる部分まで進出できたとしたら・・・そのころには一大事業に変貌しているかもしれませんね。(日雇いの売り文句は破綻していそう)
海外進出はとても良い試みと思います。
米国発祥のウーバーイーツの実績があるため、気軽にできる小遣い稼ぎは他国でも十分に受け入れられると思います。
今の世界のニーズにマッチしていることから、投資する価値は十分にあるでしょう。
決算後の割高安感はしばらくモニタリングしたいところです。
上場後のボラティリティが大きい期間であるため、しばらくは静観で間違いなし!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?