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キャラクターとライセンス <29>商品企画

前回の続きです。

今回は商品企画について具体的に見てみましょう。
何を作るか、どんなキャラクターで商品化するかにより、方法は色々です。
結果が全てなので、考え方は問わないので、人それぞれ得意な方法でやっていきます。

まず、キャラクターが決まっていたときの場合。
そのキャラクターの性格、背景(ストーリーや個性など)、動的か静的か・・などを調べ、知り、腹落ちするまで研究します。
これは基本なので絶対に必要。

それと、契約内容も確認して、やっていいこと、NGなことも把握しておきますよ。そうでないと、時間をかけて考えたことを無駄にすることになるからね。
もし、専門業種(サンダル専門とか包丁専門とか)の場合、契約できているということは、それらは大丈夫だね。

雑貨メーカーがブックエンドを作る場合のことを考えてみようか。

ブックエンドって地味で、使っている時はその存在を忘れてしまうよね。
目立たない方がいいとも言えるアイテム。
だったら、キャラクターなんか契約しなければいいじゃん・・ってことになるけど、そんなブックエンドをキャラで作ろうって思うから面白くなると思うよ。

ブックエンドの本と接するところにキャラクターを印刷する?
片面は完全に見えないよね。
本を挟んだときに両側にキャラの半々を立体で作ってみる。←いい考えだ。だけどそんなの50年も前からあるよ。(かえって新鮮かもね)

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↑2個で一つのキャラ

最近いろいろこのタイプで発売されているけど、一つでストーリーを語っている、キャラクターのファンなら納得のプランニングが下のものだよ。
とてもいい企画だと思わない?
見た瞬間に映画の1シーンを思い浮かべるよね。

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このように、一瞬でファンを捕まえるのが良い企画だと思うよ。

もう一つ、これはライセンスかどうかわからないけど、サルバドール・ダリの絵画に出てくる時計を、実際に使える商品にしたモノです。↓

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すでに紹介したけれど、アニメのキャラクターが、アニメ内でよく表現されている、何かに轢かれてペラッペラになっちゃうやつ。
トムとジェリーの商品があります。
これも、ストーリーをよく研究していて、とても参考になる企画ですね。

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アニメを何本も観るとアイデア浮かぶかもね。

いずれにしても、そのアイデアが、ファンの心に突き刺さるモノじゃないとダメだけど、そのファンのボリュームも当然必要だ。
あまりにもコアすぎて、ファンの人数が100人とかじゃダメだからね。
その100人がめちゃ熱いファンなら、高額な商品で商売になるかも。
それでもやっぱり、それなりの商品企画ができないと、全く売れないことになるよ!

いろいろな例、もっと書きたいけど・・
参考までにこちらに良い企画の商品がたくさんあるよ!

つづく


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