イライラには何が効果的なのか

7月8日
朝からあまり食欲が湧かず、ゼリーだけ食べて家を出る。
夏バテかなぁ。だいぶ前半にたたみかけてしまっているな。

自室の寝床はロフト。この部屋を立地と収納性の高さに満足して借りたものの、夏のロフトがこんなに暑いなんて思ってもみなかった。知っていたら少し考え直したかもしれないレベルで毎年苦しめられている。
こうなると、人より熱中症にかかりやすい状態にさらされているとも捉えることができる。水分補給、まめにしていかないとな。あとは冷やし茶漬けを食べよう。米を洗うなど手間はかかるが、あれなら暑い夏でも胃に入る。

今日は風はあるものの、またジメジメと嫌な天気だ。熱がまとわりつくような感覚が気持ち悪い。
憂鬱な気分で地下鉄の階段を上がっていると、視界の端のほうが揺れている。ふと視線をやると、そこには傘の先端が飛び込んできた。
ああ、さらに憂鬱だ。なぜ傘を縦で持たないのだ。刺さったら失明待ったなしだぞ?横持ちする奴らの気が知れない。
少しイラッとしたので、自分の盾持ちの傘を奴の先端にカンッと当てた。その衝撃に驚いたように、そいつは傘を瞬時に引っ込め、私と同様縦持ちを始めた。最初からできるならぜひ勧んでやっていただきたい。

バイト先でも、ちょっとしたことでイラッとしてしまった。
たとえば、テイクフリーのペットボトル飲料水の在庫が切れていたこと。別にただ切れていただけならツイてなかっただけで済むが、私はこの目で最後に取った人を見ている。最後に取った人が次の人のために備品倉庫から段ボールで2ロット持ってくるべきではなかろうか。求めすぎか?
附に落ちないまま空の段ボールを解体していたら、最後に取った人が声をかけてきた。そうだね、この段ボールもあなたが片付けるべきだね。気づいてくれたからそれでいいや。
ついでに水を担ぐのも手伝ってもらった。

些細なことで苛立ってしまうのは本当に良くない。
とりあえず、クラシック音楽で心を癒すことにした。こんな時にドビュッシーは優しい。

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