フルコンプの日曜日

6月7日
今日は昨日に打って変わって天気が良かったので、冬の間ずっと身につけていた着る毛布を洗濯した。

着る毛布。我が家のエアコン以外の唯一の暖房具だ。
今のエアコンは性能が良いから、それだけあれば十分だと思われるかもしれない。しかし、この部屋はロフト付き。いかんせん天井が高く、エアコンから出るせっかくの温風も上の方にたまってしまう。
引っ越した当時、それを見越した母が「これ持ってけ」と実家で長らく使っていなかったハロゲンヒーターを譲ってくれたのだが、使わなすぎたせいで壊れていた。あれはびっくりしたなぁ。いよいよ冷え込みが激しくなった12月ごろ、よし点けようと電源入れたらオレンジ色に光るばっかりでいつまで経っても暖かくならないんだもの。脳裏に『凍死』の2文字が過ぎったことを今でもよく覚えている。

使えないことがわかってからは、Amazonでポチったこの着る毛布だけが私の相棒だった。安かった割に暖かくて、肌触りが良くて、包まれるくらいに大きくて。
ただ、去年の秋口から最近の暖かな日々に至るまでずっと手放せなかったから、一度ちゃんと選択をせねばとは思っていたのだ。お日様も照り、風がそよそよと吹いている。今日のこの天気ならよく乾いてくれるだろう。

毛布をベランダに干した後、noteの『#給付金をきっかけに』のコンテストに応募するためのエッセイを執筆した。

10万円振り込まれたら、ご当地茶漬けの他に高級茶漬け買いたいなぁ。茶漬けへの愛、余計に深まるんだろうなぁ。

そのほか仕事のプロットを書き上げた後、夕食を食べながら『アメリ』を観た。いつか観ようと思っていたけど観ていなかった映画シリーズ第2弾。

この印象的なポスター。この目ヂカラの強さと不敵な笑み、全体的なおどろおどろしさを含んだ色味のせいで、今まで勝手にホラーを感じていたのだが、全くそんなことなかった。無知というものは恐ろしい。

主人公・アメリの描く世界の、不可思議だけど純粋で、でもやっぱり異質な、その空想の世界がとても魅力的だった。不器用なアメリにどこか自分を重ね、もどかしさを抱えながら、気がついたらみるみるうちに感情移入。おかげでラストは清々しい気分で迎えられた。また、パリの街並みが十二分に堪能できるのも、旅行気分を味わえてまた良い。

素敵な気分に浸れたことだし、さっさと風呂に入って寝るとしよう。

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