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B面の日

夢見が悪くて目が覚める。13時過ぎ。仕事を休んで1日中寝ていりゃ、悪夢のひとつやふたつ見るよなぁと思いながら、物語を反芻する。掴みどころがなくてあまり思い出せなかった。

最近、定職についた。
ずっと書くことを仕事にしたくて、独力で案件を取っていた時期もあったが、今は「自分の好きな事物について書きたい」というより「何かを書いて生きていたい」という思いが強い。

久しぶりに履歴書を書いて転職活動を行い、ライター職に就いたわけだが、就業1ヶ月も経っていないのにもう3日も休んでいる。試用期間にこの調子じゃクビになってもおかしくない。必死に身体を起こそう、動かそうにも心が言うことを聞かない。

ダメ人間だなぁ、私は。いくらうつ病とはいえ、こんな調子で良いわけがない。持病に理解のある上司がいなかったら一発でクビだよ。


つくづく思う。私は生きるのに向いていない。
「できる日」と「できない日」の差が激しいのだ。

普段の私は「元気が取り柄です!」と言わんばかりにハツラツとしていて、社交的で。おしゃべりが大好きで日夜いろんな人と話して楽しんでいる。

一方、今日のようにそれができない日がある。極力誰とも話したくない。ずっと毛布にくるまって灯りを遮断したい日。

こうなると誰にも頼れなくなるため、私はひとりで好きなものを摂取する。
音楽を1日中流しながら、好きな本を読む。「今日はしっかり休めたから、明日は大丈夫」と自身に思わせる。

まるでカセットテープのB面からA面にひっくり返す作業のように。

明日の私はきっと大丈夫。A面をフルタイムで奏で続けるだろう。

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