自分探しの旅 in ベトナム第4話(人との関わり方がわからない)
なかなか自分の伝えたい事が伝えられない。
なんとか絞り出して言葉で説明するのだが、しっくり来ていない。
自分探しの旅で、ベトナムのダナンに来て4日がたち、人と話す事がとても多かった。
レストランの店員さん、宿のスタッフ、日本語を勉強している子、旅人など、多くの人と話した。
そこで感じたのが、自分の伝えたい事がなかなか伝わらない。
その多くは、感覚的な物や感情的な物。自分の中で感じたことを言葉(日本語)にして、英語に訳して伝える。
私は、英語がそんなに得意ではない。ブロックンイングリッシュで今まで、生きてきた。文法も発音もめちゃくちゃだけど、なんとか単語を繋げて会話をしている。
それでも、英語が得意ではないから伝えられないのではないと思う。
”自分の感覚や感情を言葉にする事が苦手。”
人は、五感を使って、何かを感じる。そして、それを脳が言葉に変換する。しかし、私は、なかなか感じた事を思うような言葉に変換できない。似たような意味合いの言葉はあるが、これだ！という言葉なかなか見つからない。
ベトナムで、夜宿の人たちとお酒を飲みに行く機会があった。
まずは、宿でみんなで生春巻きを作る教室を行い、お酒を飲みながら、生春巻きを作り食べる。
スタッフが英語で説明しながら作る、なんとか聞き取り、完成させる。この時に、自分の中で、何か達成感があった。知り合いのいない中で、知らない言語で、知らない料理を作ってみるという事に挑戦して、完成させられたという一つのゴールにたどり着いた感覚があった。今このように説明しているが、自分の中で、しっかりと伝えられていないと感じる。
その後に、みんなで街に出歩きお酒を飲みに行く。15人くらいで、ホイアンにあるバーやクラブを飲み歩くという、私にとってはとても面白い企画だった。お酒も好きだし、海外の人と交流する事ができて、みんなで楽しめる。自分探しの旅を始めてからずっとそんな事をしたいなという思いがあったから本当に楽しみだった。
一件目は、洋楽が流れている陽気なバーで、スペイン人2人と仲良くなり、話したり、10人くらいでビアポン(テーブルの両端に置かれたビールが入ったカップに、両端からピンポン球を投げ合いピンポン球が入ったらそれを飲むゲーム)を行い、とても盛り上がり、みんなで楽しんだ。
その後、二軒目はクラブのような場所に行き、アメリカ(男性)とドイツ(女性)からきたカップル？友達？と仲良くなり、一緒に飲んでいた。30分くらい一緒に飲んでいると1人の男性が血相を変えて入ってきて、ドイツ人の女性のところに来た。
ここからは修羅場だった。。。
その男性は、なんだか男性と彼女に怒っているようだった。英語が早かったまたは英語じゃなかったから何を言っているのかわからなかった。いきなり来たので、私もとてもびっくりした。言葉がわからなくても、雰囲気を見ていると、おそらく怒っている男性はドイツ人(女性)の彼氏で、アメリカ人(男性)は、宿で一緒に参加した人らしい、それに嫉妬した彼氏が怒っているのだと推測した。
そもそも、アメリカ人(男性)とドイツ人(女性)は結構いちゃいちゃしていたし、私もカップルと思っていたので、驚きが止まらない。そして、そんなやり取りをしていると、私に向かっても彼氏が何か言ってきた。たぶん「お前は何してるんだ、知ってたのか！？」みたいな事を怒りながら言っている。そんな事を知るわけもない私は「知らなかったよ」と言うしかできなかった。
そんなやりとりが20分くらい続くと、彼氏が怒って出て行ってしまった。その後、彼女は
泣いて、アメリカ人男性はそこから逃げてどこかへ行ってしまった。
これを見て、私が感じたことは、「人との関わり方は難しい」だ。
文化や習慣によって、接し方は全然違う、日本人は初対面の人と会う時にお辞儀や握手だが、ヨーロッパやアメリカは、ハグや頬にキスしたりする。
そして、普通にお酒を飲んでいても、距離感には違いがある。
↓この写真は一番仲良くなったヨーロッパのどこかの医学部卒の仲間達
この仲間達は、本当に面白く3時までみんな一緒にお酒を飲んでくれ、楽しませてくれ、相談に乗ってくれた本当に良い人たち。次の日の記憶がほとんどなくなっていた。笑
これらの体験をしても、なかなかうまく言葉にできない。その時に感じた空気感や雰囲気を言葉で表すのは本当に難しいと思った。しかし、本を読んだり、動画を見ていると影響を受け、感情や感覚が揺さぶられる時がある。だから、難しいができないことではないと思う。それでも、やり方がわからない。だから、自分にはできないと決めつけてしまう、この悪循環が回っている。
うまく言葉にできず、相手に自分の伝えたい事を伝えられないと、人間関係でも色々問題が生じたりする。それは、家族や友達、恋人、お客さんと色々な場面で悩み、不安になる。
今回のベトナムでも、もっと自分がしっかりと自分の事を説明する事ができていれば、何も怒られることはなかったと思う。また、自分の感じた事をしっかりと言葉にできていたら話す時にもっとうまく相手に伝えられたかもしれない。
それでも、今できることをやり、直せるところは直す。
その時の自分にはそれしか方法がなかった。この後も色々と会話の中で失敗をする。何回も失敗をしては、考えを繰り返していく。
そうしているうちに、多少は善くなっているのだろう。知らんけど、、
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