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【さっき見たヘンなユメ】映画プロデューサー

当にググって見つけた投資ファンドから4,000万円そこらの予算をかき集め、初対面のディレクターとプロダクションにペラ1の企画書を渡してホラー映画の制作を丸投げで発注する。

定例ミーティングと進捗報告会は全部すっぽかして約1年半くらい放置していたら、思いのほかクオリティの高い作品が完成。特に宣伝も打たず適当に一般公開してみたら、あれよの間に話題となり、「文房具ホラーの金字塔」などと批評家から称賛を浴びてしまう。

私は完全に放り投げていたので、自身がプロデューサーとしてクレジットされているか定かでないことに大変な不安を覚え、なぜもっと制作にコミットしておかなかったのかと悔やみながら目を覚ます。

なぜだか、寝起きの気分だけはすこぶる良好だった。

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