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SNSのせいでうつ病になる人が増えている世の中で自分の身を守る具体的な方法

SONOです(TwitterProfile)。スマホとSNSの普及で24時間365日簡単に情報が手に入るようになってしまった世の中で「他者と比較してしまって鬱状態になる人が増えている」そうな。厚生労働省の患者調査で精神疾患を有する総患者数の推移も右肩上がり。

引用:厚生労働省資料

スマホ脳」で有名なアンデシュ・ハンセン氏の新著「ストレス脳」を引用しながらいまの世の中の問題と解決策について話を進めていきます。

あなたが大人なら、1日に平均3~4時間をスマホに費やしているはずだ。ティーンエイジャーならば5~6時間。つまり起きている時間から学校を除いたほぼ半分だ。デジタル化は人間の歴史において最速の行動変容だった。

引用:アンデシュ・ハンセン ストレス脳

2007年に初代iPhoneが誕生してから15年ほど。Instagram・Twitter・Youtube・TikTok・各種Webサイトなどいろんな媒体から情報を取得するのがあたりまえになりましたよね。「気がつけばスマホをいじってる」なんてこともめずらしくない状態に劇的に人類の生活は変わってしまったわけです。デジタル化が人々のライフスタイルを侵食した危険性についてさらにこう続けています。

実際に人と会ったり、運動をしたり、睡眠をとったりする時間も減る。だから14歳の1日平均歩数が今世紀の初めに比べて男子で30%、女子で24%減ったのは驚くことではない。同期間に、不眠で受診し睡眠薬を処方されたティーンエイジャーが10倍近くに増えたのが現実だ。精神の健康を考えると、一番問題なのはスマホではなく、他のことをする時間がなくなったことだ。精神の不調を防ぐ要因である睡眠や運動、実際に人と会うといったことが、デジタル化の進むライフスタイルに侵食されてしまっている。

引用:アンデシュ・ハンセン ストレス脳

SNSやゲームなどに消費する時間が増えてしまったことで「運動・睡眠・人と会う」といった時間が減ってしまうのが大きな問題だと指摘しています。FOMO(Fear Of Missing Out / フォーモ / 情報やチャンスなどを見逃しているのではないかと恐れること)といった言葉があるように「つねにつながっている / つねに情報を収集している / つねに他者と自分を比べる状態でいないと強い恐怖感や焦燥感を感じてしまう」みたいな人も増えていたり。

現在、多くの国で大人の10人に1人以上が抗うつ薬による治療を受けている。(中略) 1日に4~5時間をソーシャルメディアに費やす若者は、自分自身に不満を抱えていて、心配や気分の落ち込みを感じている。(中略)2021年の秋、フェイスブック社の研究者らが「フェイスブック社のアプリ、インスタグラムによってティーンエイジャーの女子の3分の1が自分の身体をネガティブに受け止めている」という警告を発していたことがわかった。彼らはまた「ティーンエイジャーの自殺念慮の6~13%がインスタグラムに起因する可能性がある」とも把握していた。ところがフェイスブック社はその警告を無視したばかりか、世間から隠していた。

引用:アンデシュ・ハンセン ストレス脳

特にいまの10代〜20代は「キラキラした成功像をSNSからあび続けている」ので「あの人と比べてわたしはダメだ」みたいな他者比較をしてしまうことで自分に自信を失ってしまう傾向が強いのかも。「正しい生き方 / 理想的な生き方 / 模範的な生き方」みたいなものを「いいね数 / RT数 / PV数」なんかを判断基準にしてしまうと将来に絶望指定しまうのでおすすめしません。ではどうすればよいのか?

では何に気をつければよいのか。(中略)1日に数時間も他人の完璧な人生と自分を比較していれば、脳は「私はヒエラルキーの最下層にいる」というシグナルを受け取ってしまうかもしれない。そうすると精神状態が悪くなるリスクが高まる。つまり、そのシグナルをいかに抑えるかだ。非科学的なアドバイスにはなるが、1日1時間以内にするというのが私からの具体的なアドバイスだ。

引用:アンデシュ・ハンセン ストレス脳

基本的なところですが「時間を制限しましょう」と結論づけているのですが「それが簡単にできたら苦労しないですよ笑」と感じているのは僕だけではないはず。個人的には「リアルで充実させることを優先してSNSはそれを記録して伝えるためのサブツールとして使う」のがおすすめです。例えば僕たち夫婦の場合は築100年超えの古民家をリノベして暮らしているのですが、自分たちの暮らしを豊かにすることを最優先させていて、それを記録して伝えるためにSNSを使っています。2年間の総集編の動画は10万PVを超えて多くの方に見ていただきました:)

Twitterは写真と文章をメインにしながら感じたことをつぶやいています。

引用:Twitter
引用:Twitter

最近は庭にあるカチカチの畑に籾殻や米糠をまいて土壌改良中。

籾殻をもらう
籾殻を積みこむ
畑にばら撒く

幸せをはかるモノサシを自分の外側に置いてしまうと相対的に不幸になってしまう」んですよね(自分よりすごい人はたくさんいるので)。スマホやSNSの奴隷になってしまうとイライラや不安の海に溺れてしまうんですよ。大切なのは「自分の内側にモノサシを置いて絶対的な幸福の価値基準をつくり少しずつ取り組むこと」です。

28歳で田舎移住した僕が考える効率よく地域外貨を稼いで生き残るための5つの方法」では地方移住しながら上手に暮らすコツを解説しています。安易に脱サラして移住してしまうと失敗する確率がかなり高くなってしまうので失敗したくない人はよんでください。

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28歳で土の人と風の人を切り替えながら生きることを選んだ理由」では拠点を持ちながらあちこちへ出かけながら生きる選択をした理由を解説しました。「拠点を持つ生き方」と「あちこち出かける生き方」のいいとこ取りをしたい人は役に立つはずなので読んでみてください。

追記:表では書けないここだけの話

いまの世の中で生きる人のなかで

・成長してよいキャリアをつくらないといけない
・会社で一生懸命働かないといけない
・お金をいっぱい稼がないといけない
・幸せに生きないといけない

みたいな一種の呪いにかけられているように感じるのは僕だけじゃないと思うんですよね。現代人が自分の人生を取り戻すために本当に必要なことは

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