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あなたをココロごとハグする

「はぐママ」という会があります。

自らの経験をもとに、子育てに悩むおかあさんたちを応援しよう、とひとりの友人が立ち上げたこの会は、最初、町のちいさな飲食店の2階を借りてひっそりと始まりました。

おかあさんたちの悩みや愚痴を聞いたり、一人では抱えきれない気持ちを一緒にハグするよ、という意味でつけた「はぐママ」。

子育て支援に手厚い町であっても、発達障がいなどのお子さんのタイプは人それぞれ。個別対応にまで手が回らない、ということもあり、一人で悩んでしまうおかあさんも多かったはず。

私も引っ越してきてからずっと、ママ友のいないお母さんでした。
むしろ、ぜんぜん関係ないところで知り合ったお母さん同士の方が、話しやすかった。
「うちの子、実はこうでさ〜」「そっか〜、うんうん」で済むところが、同じ学校に通っていると「◯◯ちゃんて、そうなんだって〜」とウワサになってしまうかも、なんて妙な心配もして。

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だけど、身を守ってばっかりで、「困ってる」のサインも出さなかったら、必要なサポートは得られない。本当に困ってる人って、「困ってる」も言い出せないから、周りから「なにか困ってることない?」ておせっかい焼くくらいがちょうどいい。


実は、このおせっかいを焼くというのが私は超ヘタで(¯―¯٥)
なにしろ、大皿の料理を取り分けてあげる、なんて行為ですら「キャー、なんか恥ずかしい‼」
限られた椅子を譲り合ってる人をみると「わ〜、絶対に立っていよう!」

なんかこう、自分が相手を少しでも気遣ってると気づかれたくない、というか恥ずかしさで死ぬ、みたいな、屈折した感情にもだえてしまうのです。

目の前に困ってる人がいても、直接手を差し伸べることが、私にはなかなかできない。
できないから、余計に気になっちゃう。
でも相手には、そんな事1ミリも伝わらない。
結局、実行するかどうかがすべてで、心の中でいくら相手を応援していても、言葉に、行動に移さなきゃ意味がない。

私がそうやって足踏みしていた間に、友人は一歩を踏み出しました。

そして今、確実に仲間を増やしています。


『はぐママDEネットワーク』
https://hugmama.net/



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