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好きなマンガ5つ&選んだ3つの基準

本当はアニメ「鬼滅の刃」の感想NOTEで語っていたんですが、NOTEが長くなりすぎたこともあってこちらに独立させました。

1.「サイボーグクロちゃん」

 コミックボンボンの意外とエモい作品。独特の画は一見簡素に見えるもののキャラクター同士の関係性の描写が丁寧でそのうち気にならなくなりました。2000年頃の時代背景を感じるネタが散見されるので、以降に生まれた人にとっては「ん?」と感じるところがあるかも。

 2017年頃、YouTube公式チャンネル【キッズボンボン】で期間限定でアニメが見られた時は本当に嬉しかったです。制作会社倒産のために未だにアニメが66話未完状態になっているので、最後までアニメが見たい一作。

2.「HUNTER×HUNTER」

 ベタながら、豊富なキャラクターと練られた世界観とストーリー(特にNGL編)がとても魅力的な作品。能力に制限を加えることでバトルもののネックとなっている戦闘力のインフレスピードがうまく抑えられています。

 一時、主人公ゴンの当初の目的が達成されたことで「これで完結してしまうのか?」という感じの流れはあったものの、その予想は外れて本編は未だに続いてます。長期連載と超スローペース更新のため、今や自分は何を軸にして見たらいいのかよく分からなくなってしまいました。ちなみに、アニメ一期の演出は特に素晴らしかったと思っています。

3.「ゆゆ式」(考察NOTE

 一言で言えば”エモい” を一途に追求している特異な日常系作品で、バトルものの感覚で見てしまうと確実に退屈します(アニメ第一話はニコ動で見られます)。見た目で人を選ぶ一方、関係性と空気感を面白がる作品なんだと分かると一気にドハマりしてしまう不思議な側面を持ち合わせています。

 余談ですが、2013年にアニメ1期が放送終了した際、その喪失感に打ちのめされた人々は「難民」と呼ばれました。これは今起こっている「鬼滅ロス」にも通じるところがあるかもしれません。仮に他の日常系作品に乗り換えようとしても、求めている空気感がどこにも無いため「ゆゆ式」に戻って来ざるを得ないわけです。

 その結果、ゆゆ式難民は過去に放送していた同じ曜日、同じ時間帯に再放送が行われているという体でTwitter上でエア実況を繰り返しました。そして数年間、トレンドに度々ハッシュタグ #yuyushiki を出現させ続けました。自分は放送終了後、余韻が何年にも亘って続いている作品は「ゆゆ式」以外に見たことがありません。2020年現在でもエア実況を続けている人がいることから、「ゆゆ式」の独自性と中毒性を察して頂ければと思います。

4.「メイドインアビス」 (考察NOTE

 幼児絵の見た目に拒絶反応を示す人が多いらしいんですが、実はそのおかげで内容のエグさが緩和されて何とか読めるレベルになっている冒険活劇。最初こそ退屈ではあるものの、ひとたび冒険パートに突入すると少年漫画ではできないような理不尽で精神的にキッツイ描写が続いていきます。世界観の創り込みも半端なく、とても読み応えがある一作。

 2017年の夏にアニメ1期がありましたが、よくこの内容を放送したなぁという印象でした(ナナチが登場する辺りからは特に素晴らしいです)。2020年1月には「劇場版-深き魂の黎明-」が公開されましたが、地上波では放送できないほどドギツい内容だったために劇場版になったんだろうなと自分は勝手に想像しています。

 ちなみに、コミックガンマの公式サイトで第1話、第2話、最新話などを読むことができます。

5.「小林さんちのメイドラゴン」

 お疲れ気味のOL小林さんと異世界からやってきたドラゴンとの共同生活を描くふわっとした日常系作品であるとともに、様々な属性好きに答える一作。主人公の小林さん(女性)がとにかくイケメンエモい。そのさり気ない言葉に「はっ」と気づかされることが多く、まるで「星の王子さま」の名言を違った形で見ているような感覚に陥ります。
 2017年にアニメ1期の放送があって2期を待望していた最中、京都アニメーション放火殺人事件が起こり、監督やその他多くのスタッフさんを亡くしたショックとリンクする作品になりました。個人的には、是非とも2期を実現させて欲しいと願っています。

選ぶ際の3基準

自分が「この作品いいな」と思う下の3基準があって、そのトータル点が高い5つを選びました。詳細は鬼滅の刃」感想NOTE4項に書いてあります。

① 精神的救済・浄化を描いているか?
② 理不尽さの加減は適切か?
③ ”エモい”はあるか?

#私を構成する5つのマンガ

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