【香による逆王手双裸玉の発見】 20.01.04. ٩( 'ω' )و
逆王手を含む双裸玉の探索は続けていましたが、ずっと香の逆王手が入る図だけが未発見で残り続けていました。以前に報告したものは桂の打ち場所非限定のキズがあったので、個人的には完全作とは思っていませんでした。年末に脊尾詰を用いて適当に盤を配置してみたら見事にヒットしたのでここに報告しておきます(できれば宝くじも当たって欲しかった)。探索を始めて1年半ほど経ちましたが、ようやく一区切りつけられそうです。
配置は左図の通り|3六王|3四玉|角角金香歩3です。手順は下記、完全性の証明は投げ銭の有料エリアで見られます。
▲4五角 ▽4四玉 ▲5四金 ▽3三玉
▲4四角 ▽4二玉 ▲5三金 ▽5一玉
▲5二歩 ▽4一玉 ▲2三角成① ▽3二香②(上図右)
▲同 馬 ▽同 玉 ▲3四香③ ▽2三玉
▲3三角成 ▽1二玉 ▲1三歩 ▽同 玉
▲1四歩 ▽1二玉 ▲1三香 ▽2一玉
▲3二馬④ まで25手詰
①:成/不成非限定
②:逆王手
③:単一駒非限定(▲3五香でも手順は不変)
④:最終手余詰あり(▲1一馬、▲4三馬▽2二玉▲3二馬、▲1一香成▽3一玉▲3二馬など)
ようやくこれで飛び駒4種による逆王手双裸玉はコンプリートしました。
残りの3種(歩銀金)については捨合で逆王手をするしかないでしょう。玉方から見れば高い駒(銀金)を捨合に使う道理はないので、あるとすれば歩による逆王手に絞られ、例えばスライド右側に記載したような局面になると予想しています。大駒を離さずに打つと詰まないことを考えれば、発見は相当困難でしょう。とりわけ、飛は王手の際に2路以上離すという難条件をクリアする必要があります。ありそうなのは角の場合で、図から▲同角として玉を左に逃げるような状況が有力でしょう。
さて、この香の逆王手に加えて、スライドにはもう一つ新作を載せています。飛の逆王手|2四王|1六玉|角角金銀銀歩は2手目・最終手の対比と詰み上がり形が面白いので解いてみてください。詰み手順は投げ銭で見られるエリアに記載しておきます。
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