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【連載150回記念企画】求人広告制作noteランキング

毎週月曜日、世の中に果たしてどれくらい生息しているのかわからない、もはや絶滅危惧種と言ってもいい求人広告制作者に向けて書いているこちらのnoteですが、前回でなにげに150回を迎えていました。

びっくり。

150回ってあなた、150週ってことでしょ。1ヶ月4週間だとすると37.5ヶ月。12で割ると3.125年ってことですよ。

計算あってますかね。まるで自信がない。

まあよくやってますよ。誰も褒めないんで自分で褒めます。わたしにとっちゃカネよりコメ、コメよりホメが何よりのご褒美ですからね。

なんか最近ネタがないなあ、と思っていたのですが、それも当たり前でしょう。言うても求人広告です。宝の山なわけないし、掘ったところで石油王にはなれそうもない。

そして今日も「さて何を書くか・・・」と途方に暮れていたのですが、せっかくの150回という節目です。この3.125年の間に拵えた記事の中から「スキ」が多かったものを10本ぐらいピックアップしてご紹介しよう、とひらめきました。俺天才。

困った時のまとめ記事とはよく言ったものです。それでは、いってみよう!


8位:50スキ

やっぱり多くのひとは「成長」という魅力づけになんだか違和感を覚えているんだなあ、とおもいました。50人ものスキを集めるんだからね。ありがとうございます。

最近は求人サイトに登録すると、その人の年齢や経歴によって同じ会社の紹介事業に自動的にスライドされます。結果、求人サイトのDBは転職市場におけるバリューがいまひとつ正当に評価されにくい方々の坩堝と化しています。もちろんミートゥよ、ミートゥ。

だからこそ摩擦係数ゼロの「成長」なんてワードもそれなりに機能するのかもしれません。 それはそれとして悲しい。

そしていま、ひさしぶりに記事を見返していたら、なんと文中に挿入した渡辺美奈代の『TOO ADULT』の動画がアカウント停止されてて再生できなくなってた!

この記事のキモがTOO ADULTなのに。あとで直そうっと。

同着:50スキ

求人広告に限らず業界に広く浸透しているコピートレーニング法、それが「写経」です。ってお前ら耳なし芳一かい!と言うツッコミのつもりでスキを押してくださった読者様も多数おられるのでは、と想像します。ありがとうございます。

ここでは写経を漠然と行うのではなく、きちんと名作を選び、無心で必死にやることの価値と実例を語っています。

語っているのがわたしなので甚だ説得力に欠けるのがたまに瑕なんですけど。

7位:52スキ

僅差で7位に躍り出たのがこちら。もうすぐ100回!と鼻息あらく筆を走らせてキーをタイプしています。だけど不思議なもんで、150回のときはほとんど回数とかキリ番とか意識していませんでした。気がつけば辿り着いていた。ありがとうございます。

さてこの記事ですが、珍しく求人企業側に向かって「選考プロセスを見直そうぜ」と言っているのですが、実は中身はほぼわたしの入社試験のドジ話です。

と言うことはタイトルに惹かれて読んでみたものの、なんだこいつの勘違い話じゃねーか、と悪態を吐きつつスキを押さなかった人もいるのかもしれませんね。

なんたるチア!

6位:65スキ

わたしはかつて15名の会社が3000名を超えるという経験をしました。わたしの部下も3名から170名まで増えていったとさ。その時にぼんやりと感じていたことを綴ったらなんと65ものスキをいただきました。ありがとうございます。

いろいろ書いてますが、まあ、どのような規模の会社でも「いいとこもある、悪いとこもある」と、まあそう言うことですな。詳しくはイエロー・マジック・オーケストラのアルバム『増殖』から「若い山彦」をお聞きください。

5位:81スキ

わたし、本当にこういう当て字文化って嫌いなんです。だけど昔から一定数ニーズがあるみたいなんですよね。そうだそうだ、と賛同くださった81名もの方、ありがとうございます!

前職でも会長にいきなり呼びつけられて「頑張れ」の違う言い方を考えろ、と言われました。そんなもんあるか。頑張るは頑張るだろうが。

ついこないだも数字や数値に変わる言葉を考えてほしいとオーダーされたので、どんなに頑張ったってキラキラ変換と同じだからやめませんかとやんわり拒否したところ無事に代案に着地でき、クライアント様の懐の深さに救われました。

まだまだコピーライターという仕事が正しく認知されていないのだなあ、と思います。

4位:93スキ

量は質に転化する…もしかするとわたしの一生はずっとこの言葉に縛られては解放されるの繰り返しなのかもしれません。それぐらい重ためのテーマなのにこんなにたくさんのスキに恵まれました。ありがとうございます。

そしてこの記事で導き出した結論。それが「やりゃあいいってもんじゃないよ」でありました。コピーライターの駆け出し時代に正しい道に導いてくれる先輩や上司に恵まれることって、もしかすると才能以上に重要なファクターなのかもしれません。

その確率が高い環境が、電通や博報堂、ライトパブリシティ、サンアドなんですね。そう言う会社に入るために必要なのは、適性と能力と、それとです。

やっぱり運なんだなあ。

今度「量は質に転化するが運次第でもある」という記事を書いてみよう!

ん?そうなると運を磨くコピーライター志望者が増えるのか?技術よりも運?

ま、それはそれで悪いこっちゃないよね。運はいい方がいいに決まってるし。

3位:115スキ

採用現場でのバズワード「地頭」を扱ったこちらの記事に、なんと115ものスキが集まりました。うれしかったのは田中泰延さんがTwitterで引用RTしてくださったこと。そのおかげで多くの方が読んでくださいました。ありがとうございます。

この記事から2年ほどが経ちました。わたしは今でもさまざまな企業の採用まわりのお手伝いを生業にしているのですが、最近はかなり影を潜めているみたいよ、地頭のヤツ。

たまに「あんま言いにくいけど、なんか、地頭がいい、っていうか(笑)」とカッコつきの笑を混ぜないと恥ずかしいみたいな空気になりつつあります。

たいへんよい傾向ではないか、と思います。

2位:157スキ

さあいよいよ銀メダル、2位に輝いたのは157スキを集めたこちらの記事です。求人広告にしては珍しくクリエイティブ小噺に仕上がっています。ありがとうございます。

ときどきトップ画像について聞かれることがあるのですが、これはわたしが道玄坂上の交差点で撮影したものです。こないだ見たら落書きが増えていました。

しかしまさかこんな極私的な与太話がこんなにたくさん読まれるとは。ここで取り上げた文字通りぼくの記憶に残る求人広告キャッチコピー3本はいずれも名作です。だけどこう言う形でまとめて紹介される機会はほとんどありません。

だからなのかな。
だとしたら、記憶のふちをもっとユンボで掘削すっかな。

もしかしたらそれがいちばん、後に続く求人広告クリエイターのためになるかもしれませんね。よし、次回かその次ぐらいからやってみるか。

(こうやって書きながら次回以降の企画を思いつけるのもまとめ記事のいいところかもね)

1位:403スキ

そしてとうとう栄えある一位に輝いた記事はこちら!なんと2位との差は246スキというわたし史上最高の403スキもいただきました。この先もこんな多くのスキを集めることはないでしょう。本当にありがとうございます。

掲載直後からすごい勢いでスキが増えていき、そしていまだに時々スキがいただける、息の長い記事でございます。

実話なの?と言われることもたまにありますが、基本的にわたしが書くものは全てまごうことなき実話です。妄想や想像で書けたら作家になってますし、逆にその能力が欲しいぐらいだわ。

しかし本当にこの時にかけていただいた言葉がそのままわたしの仕事の北極星となり、求人広告こそ作らなくなりましたがいまだに一つの指標になっているのですから、お客さまとのやり取りには宝が詰まっているなとつくづく思います。

だからわたしたち制作部門の人間はできるだけ商談や取材などお客様の側に足を運ぶ機会を作るようにしましょう。必ず机上では手に入らない素敵なサムシングが落ちているはずですから。たとえそこがサトームセンでなくても!


と、なんだかんだ過去記事まとめただけで3,000字超えちゃいましたが、ここまで書いてふと思ったことがあります。

誰得?この企画。

すみません、精進します。
らた、まいしゅう。

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