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『看護師辞めなきゃよかった…』と後悔したことが一度もない件。


こんにちは、はくとうです。20代後半の元看護師です。

わたしは結婚していますが、子育てをしたり
気合をいれて家事に勤しんでいるわけでもありませんので
いわゆるニート状態です。

わたしは5年間看護師として働いたのちに、退職しました。

退職してからは、夫のスネをかじり
ニートのような生活を1年以上続けています。

1年以上無職を続けているわけですが…
『看護師をやめなきゃよかった…』と後悔したことが一度もありません。マジで。

逆に、
無職で収入がないため、自由に使えるお金はかなり減ったにもかかわらず
『看護師をやめてよかったな〜〜』と思うことはあります。

今回は
『ニート生活を1年以上続けても、働く気が起きない元看護師の心境』をお話します。

「看護師から無職て、自由なお金が減ってつらくないの?」
「看護師に戻れなくなる不安はないの?」

「社会不適合者の脳内をこっそり覗いてみたい」

など気になっている方は、ぜひ読んでみてください!



①やはり長くは続かなかった…看護師という仕事。



寒さが厳しい2月、
関西の某大学で行われた看護師国家試験に合格し

4月から私は晴れて看護師デビューを果たしました。

ついにわたしも看護師!
もう病院実習の時みたいに、後ろに立っているだけじゃない!
点滴も採血も自分でできる!もっと患者さんの役に立てるんだ!

そう期待で心を躍らせている…かと思いきや、わたしの心はすでに曇りがかっていました。

正直にいうと、
わたしは新生活が始まる前から『わたしに看護師が務まるのか?というか社会人としてやっていけるのか?』という不安でいっぱいでした。

そして、この不安は働き始めてからも消えることはありませんでした。

学生の頃から【ぼっち・人見知り・会話力皆無】のわたしが、正社員として就職できたのは「看護師免許」と「新卒切符」のおかげだと確信しています。

その後5年間看護師を続けましたが、6年目を前にして退職を決意します。

この若さと年数で“退職”ときくと
「もっと給料がいいところに転職するのかな?」とか
「スキルアップのために違う業界に行きたいの?」とか、プラスなことを想像されるかもしれません。

しかし、わたしの場合は看護師がというより働くことが無理になってやめました。

辞めてからは失業手当をもらいながらも転職活動はせず、今も働いていません。

現在は会社員をしている夫のスネをかじりながら無職生活を送っています。




②無職生活が楽しすぎる(※向いてない人もいる)



看護師を辞めてから1年以上経ちますが、
労働意欲が湧いてくる兆しが一向にみえません。

来月からバイトぐらいしてみるか…と目標を掲げてはいるものの
実際まだ何も行動できていませんし。

無職生活も長くなると飽きて、働きたくなる」
となにかのネット記事で読んだことがあるのですが、
ぜんぜん飽きません。

現代は大金をかけずに楽しめることがたくさんあるからです。

たとえば、
ユーチューブやインスタでは有料級の情報を無料で得ることができます。

それをもとに
ものづくりをしてみたり、体を鍛えてみるなど
娯楽は無限に生み出すことができます。

わたしの場合は、
可愛い焼き菓子を自分で作ったり
YouTubeをみて宅トレをしたり
忙しさで離れかけていたギターをもう一度やってみたりと
色んなことを楽しんでいます。

はくとうによって作られた、かわいすぎる焼き菓子たち(自慢)


『無職になると暇で辛いんじゃないか…』と思いきや、
暇になる気配はまったくありません。

むしろ毎日やることがありすぎて忙しいぐらいです。
(夫からもはくとうちゃんの毎日は忙しすぎると言われる)

私は子供の頃から「1人で過ごすことが好きな人間」でした。

1人で本を読んだり、部屋を掃除したり、お菓子を作ったり
好きな曲をギターで弾く、そんな時間が楽しいのです。

ギターと言えば、バンドをしたこともあるのですが
コミュ障ですし、夜のスタジオ練やその後の飲み会が辛くてやめました。

だから、毎日家に1人でいても
娯楽費がが少なくても、けっこう楽しく過ごせています。

私には”労働の才能“はなかったようですが
“無職の才能”はあったみたいです。


しかし、当然ながら無職にも大きなデメリットはあります…
それは収入がゼロなことです。

わたしは結婚しているのですが、看護師時代の友人に会うと

お金はどうしてるん?』という質問をよく貰います。

でも、
どうしてるもなにも働いていないのだから収入はゼロです。

100%夫が稼いでくれたお給料に頼って生活しています。

看護師時代に貯めた貯金はありますが、それは切り崩していません。


ただ、夫婦一馬力となると、二馬力の家庭よりは収入は少なくなります。
だから生活水準はできるだけ低く抑えています。

・固定費の見直しを定期的にする
・スマホは楽天モバイル
・平日の食事は豆腐・卵・納豆・鶏むね・サバ缶を中心に
・外食は月2回
・お菓子は自分で作る

などなど、生活コストをとにかく低く抑えています。
そのため毎月の貯金額は多くはないものの黒字で回っています。

しかし、
当然ながら『人生』や『老後』のこと考えると不安になることはあります。
夫に申し訳ない気持ちだってそりゃあります。

それでも私は「看護師に戻りたい」とは思わないのです。

私には働く才能がほんとうにない。




③「看護師を辞めたこと」を後悔したことがない


私みたいないい年した大人が
結婚していながら、子供を作らず働いてもないとなると不安も多いです。

「世間体が悪い」
「夫に不幸があったら経済的に困窮する」
「経済的格差がある上に、対等な関係は築けない」

などなど、これらは事実ですし反論はありません。
(今でこそ夫婦健康で仲良しですが)

それでも
「看護師辞めなきゃよかったーーー」と後悔したことはマジでありません。

看護師を辞める前に、
Googleで「看護師辞めた 後悔」と検索したことがありますが
看護師を辞めたことを後悔している人はけっこう多いようです。

とくに一般職への転職だと、収入が少なすぎてやっていけない…と
結局看護師に戻ったという人も多いみたい。

しかし、私に関しては一度も後悔したことがありません。

久しぶりに会った友人が
ブランドもののバックを持っているのを見ても、
海外旅行に行ったという話を聞いても、
美容整形でキレイになっていく姿をみても後悔していません。

そういった娯楽は繊細な私には刺激が強すぎます。

たとえ「給料をあげてやるから戻ってこないか?」と言ってもらえたとしても戻りたくない!

それくらい、私にとって働くことは辛いものでした。

逆に、家にひとりでいて、スコーンを焼いている時に
仕事を辞められて本当によかったなぁ。ありがたいな。」と思うことは
けっこうあります。


無職のいちばんの強みといえば、時間があることです。

“時間”これはどんなにすごい資産家でも
インフルエンサーでも手に入れることができません。

無職でいると自分でスケジュールを決めることができます。

正社員時代は毎日5〜6時間しか睡眠時間を確保できませんでしたが
今は7〜8時間は眠ることができます。

そのおかげか、風邪を引かなくなったし
ストレスによる蕁麻疹が出ることもなくなったし
毎年かかっていたインフルエンザもかからなくなりました。
腰痛で整形外科に通うことだってないです。

もちろん、収入がないという超絶でかいデメリットがあります
私にとっては「看護師を続けるメリット」よりも「看護師を続けるデメリット」の方がはるかに大きかったなと感じています。


④虚弱な人間にとって、週5日8時間労働はキツすぎる


わたしが入職した職場は、
タフな人にとってはそこまで悪くない職場だったんじゃないかと思っています。


理由は以下の通りで
・ボーナスは年2回たんまりともらえる
・有給+夏休み休暇もとれる
・年間休日が125日と多い
・飲み会は少なく年2回ほど(強制ではない)

こんなわりとホワイトな職場でさえ、私には耐えられませんでした。

どうやら私という人間は、生物としてかなり軟弱な個体だったようです。

多くの人にとって仕事とは、暮らしの一部なんだと思います。

会社に行くことは当たり前だし、
仕事は負荷はあれど健康を害するほどのものではないのでしょう。

わたしの職場には
21時に仕事を終えたあとに2時すぎまで飲み
「もうダメだあ〜〜疲れたあぁあ〜〜!」と言いながらも
翌日はちゃんと7時に出勤してくる強者で溢れていました。

さらに休日も
1泊2日の弾丸スケジュールで沖縄旅行に行ってきたとか
子供の少年野球で遠征に行ってきたなどと聞き

あ、あなた達は体力お化けなのですか…?!』といつも思っていました。

私にはとてもじゃないけど無理。

仕事に行くために前日からエネルギーを貯めておかないと
通常業務をこなすことさえ苦しいのです。

前日20〜21時まで残業して、翌日も仕事という日はもう世界の終わりです。

それでも寝坊して遅刻しないように
爆音アラームで強制的に目覚め、ばくばくする心臓を宥めながら職場に行きます。

なので、職場にいるだけで体力と精神力がみるみる減っていきます。

同僚たちが大変ながらも普段通り仕事をこなしている傍ら、
私は“何とか立って業務をこなす”のに必死になっていました。

こんな社会不適合者の自分が必死になったところで
普通の人”と渡り合えるわけがないでしょう。

やはり、わたしには社会人として
当たり前のことをこなすパワーが圧倒的に足りてないようです。



⑤「正社員以外」の働き方をみつけたい


そんなわけで
看護師を辞めて1年以上が経過しますが
看護師辞めなきゃよかったと思ったことが一度もありません。

しかし、一生こんな生活を続けられるとは思っていません。
(夫は働かなくていいと言ってくれていますが)

2人とも年をとっていきます。
今のところ離婚の可能性…とかは限りなくゼロだけど、
相手あってのことだから100%はない。
どちらかが病気になる可能性だって普通にある。

結局、無職の人間の不安というのは
収入がないゆえに、生きていけなくなる恐怖』これに尽きると思います。

お金というのは選択肢です。
お金があれば本当に苦しいことから逃げられるのです。

でも収入や貯金がないとなると
嫌な職場から転職することもできないし
パートナーがモラハラだったときも別れるという選択肢がとれない。

これは長らく専業主婦だった母や祖母をみていて思っていたことです。


なので、
今後自分がより幸せに生きるためには
正社員以外の働き方を模索するしかありません。

わたしは正社員という普通のレールから外れてしまいました。

だから、正社員ではない別のフィールドでなんとか頑張るしかありません。

色んな働き方があるようですが
ITスキルもなく、看護師から離れたら学歴は高卒
誰かに価値提供できるようなものもない自分に一体なにができるのか。

具体的な方針については、すみません…
まだ定まっていません。



最後までお読みいただきありがとうございました!それでは!



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