01) 人差し指だけでジャズ完奏!バレーコードウォーミングアップ [Roy's Scat by Roy Ayers] 難易度★☆☆☆☆
まずは、パーカッションの「チッチッチッチッチッチッチッチッ」が始まって9秒ぐらいにバスドラムが「ドッコ、ドッコ、ドッコ、ドッコ、ドッコ、ドッコ、ドッ、○(休)」とはいってきますので、それにあわせて「1,2,3,4,5,6,7,8,1,2,3,4,5,6,7,8」とビートを数えながら聴いてみてください。
いかがでしたか? 以下はこの曲に使用するコードのダイアグラムです。上から1弦→6弦、X印はミュート(消音)、数字はフレット数、二重丸はルート音、ルート音はコード名の大文字に表されます。
コードは左手の人差し指一本で押さえ(バレー)、右手の親指、人差し指、中指、薬指を使って弦を弾いてみましょう。では、意識したビートに合わせて以下のように弾いてみてください。
① 2 3 ④ 5 6 7 8 ①´ 2 3 ④´ 5 6 7 8
最初の①にAm7、④にBm7、①´にGm7、④´にAm7を弾く。 このパターンが曲の終わりまで続きます。 どうですか? 私は指弾き(フィンガーピッキング)が好みなのですが、初心者でピック弾きのほうが好きな人は、次のようなコードの押さえかたが適しているかもしれません。ミュートを気にする必要が無いですからね。
耳の良い方は、これらのコードの構成音に無い、宙ぶらりん感のある音が聞こえるかもしれません。
3弦のマイナー3度の音を半音下げて、2度にしたこのコードは、sus2ドミナントセヴンスとでもいうのでしょうか? 3度の音が無いので、マイナーでもメジャーでもない宙ぶらりん感が得られると思います。
ここでとりあげた3つのコード進行パターンは、単独でもミックスしても、また、あなたの好きな気持ちの良いコードに変えても良いと思います。
今回はタイトルのとおり、人差し指だけで弾ける(所謂スタンダードジャズではないですけれど)ジャズの曲を取り上げました。初心者にとっては第一の壁になるバレーコードを愉しみながら練習する、というのが目的でした。
チューニングに関しては、チューナーを使うのも良いですが、曲によって微妙にチューニングが違う場合や、意図的に半音下げたチューニングを好むアーティスト(ヴァン・ヘイレン!とか、)もいます。 自分の耳で気持ち悪い響きを感じた時に、臨機応変に調整できるようになることをお勧めします。
世界中の国々が非常事態宣言し、先が見えない時代になってしまいましたが、不安や悩みを少しでも和らげる、気晴らしになれたら幸いです。
最後までお付き合いしていただき、ありがとうございました。
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