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「パートナーいない歴=年齢」の事実を改めて直視した結果、シンプルライフとお金の勉強を始めることにした28歳OLの話。


わたしはコレでシンプルライフに踏み出した。


「パートナーがいない」コンプレックス


わたしには、生まれてこのかた、「パートナー」というものができたことがない。

時代が時代なので「パートナー」と書くが、要は彼氏のことである。
28年間生きてきて、彼氏のかの字もちらついたことがない。

女子校育ち故か、男の子への接し方がわからないまま大学生になり、大学生になったら自動的に彼氏ができて若くして結婚するだろうと(勝手に)思い込んでいたのだが、そんな気配はちっともないままあれよあれよと大学を卒業した。

その頃には「彼氏いない歴=年齢」という事実が自分として恥ずかしく、エア彼氏や、大恋愛をした末に別れた人が忘れられない設定で適当にごまかしたりなどしていた。

たまにマッチングアプリで一念発起、彼氏をつくるぞと意気込んでも、いざ会ってみると、
「わたしのスペースに踏み込まんでくれ・・・」
みたいな気持ちしかわかない。
さらには、もしかして女の子相手ならいけるかしらと性別の概念も超えてみたものの、やっぱり浮かぶのは、
「人と接するのめんどくせー」
なのである。

コンプレックスを持ったまま、28歳に


そして、気が付けば、すでにわたしは28歳。
ここまでくると、さすがにわかるのだ。
「たぶん、わたしはこのままひとりで生きることになるな・・・」

いや、もちろん現代で家族をつくる方法は結婚だけではないし、何がどうなってある日突然大家族の一員になるかもしれないという可能性はゼロではない。
でもそれよりもきっと、ひとりで生きる可能性の方が、高いだろう。

何度か「パートナー」がいない事実を直視しては、「パートナーをつくる」「つながりをつくる」「家族をつくる」ことに躍起になって注力していたわたし。
だが、それももう限界だ。だって、「人と接するのめんどくせー」なんだもん。

そこでわたしは考えた


そうなれば、やることはひとつ。
「ひとりで生きる道を考える」
これだ!

ひとりでこの先も生きられるだけの力をつけるのだ。

わたしは考えた。どうしたらいいか?

  • ひとりで生きるために、ものは持ちすぎず、身軽で、効率よい暮らしを設計しよう。

  • ひとりで生きるために、自分ひとりを支えられるだけの経済的な戦略をたてていこう。

とりあえず、この2本の柱を構築していくことにした。

効率のよい暮らしを設計する


ずぼら故、お洒落なダウンライトがオレンジに光る丁寧なインスタ暮らしよりも(写真撮るのもめんどくさい)、無駄のない効率的な暮らし。動線を意識した物の定位置。もともとものが多いのは好きではないことが功を奏して、わたしはいま結構すっきりした部屋で暮らしている。でも、まだまだメスを入れられるところは多い。

「後ハッピーマニア」(安野モヨコ氏の漫画)で、シゲカヨがお味噌買うと言ってそのまま新幹線に乗り、「税関通ったら外(それまでは内)」と言っていたが、わたしはとにかく自由に身軽に何も持たないで出歩きたい欲が強く、このシゲカヨのせりふが妙に好きだ。ゆくゆくはこうなりたい。てかなる。重い鞄は持っていられない。

経済的な戦略をたてる


そして、経済的な柱のために、貯金しかしていなかったし、どちらかといえば浪費家だったのだが(推しがいた時はとてもとても)、お金の勉強をちびちびと始めている。
猪突猛進型、すぐに結果がでないとイラつくことの多いわたしだが、これに関しては、「千里の道も一歩から」と唱え念じ、少しずつ歩んでいく所存だ。

災い転じて福となす?


「パートナーいない歴=年齢」がずっとコンプレックスで、うすうす気付かれているとしても、今でも人に言うことはできない。
でも、このコンプレックスがこうやってわたしをシンプルライフの道に踏み出させ、お金の勉強を始めるきっかけになるのだから、要はなんだって、どんなことだって、自分の考えようで良い方向に転じさせることができるのかもしれない。

28歳OL、未来はひとりかふたりかはたまたそれ以上か。
どれになるかは最後までわからないが、少なくとも今わたしは「ひとりのわたし」を救いに行っている途中だ。