エムノ

地方住みの24歳 イラスト、文筆など。 いまはマンガ家のたまごです。 13歳〜複雑性…

エムノ

地方住みの24歳 イラスト、文筆など。 いまはマンガ家のたまごです。 13歳〜複雑性PTSD。過去にうつ、摂食障害 など。※現在は寛解

最近の記事

近況②【社会の死角で家を持て】#複雑性PTSD

近況の続き。引っ越しその後。 侵入症状は治まった。 感情の鈍化(解離症状)も治まりつつある。 しかしもぐら叩きのもぐらが別の場所から顔を出したに過ぎない。問題の根本を叩かねばいけない。 複雑性PTSDはその名の通り、症状がたくさん絡み合っている。複雑さ故に専門家は見つからない。ADHDともうつ病とも当てはまる。 私は一応、小児トラウマケアが専門のカウンセラーさんと、オンラインを通じてメッセージをやりとりしている。 そこから一歩進んで、カウンセラーさんに協力してもら

    • ④社会の死角で家を持て〜複雑性PTSD当事者の雑記帳〜

      続き。 あれから家の方はなんとかなったような、ならないような。結局、出ることもなく住み続けている。 引っ越せない都合も色々あった。 1つ、改氏名の変更がまだ済んでいない、家庭裁判所から返事がないこと。 2つは示談金を虐待相手からぶん獲るために法律事務所と繫がっていなくてはならず、やっとこさ住所変更の申し出をしたばかりということ。 …それに、ここを出たとして他の所へすぐ行ける訳でもない。事情は前述の通り。 ……なんかめちゃくちゃ乾いた文章しか書けなくなってるな!

      • 社会の死角で家を持て③ヤバすぎる賃貸との邂逅〜丼一杯の不満を添えて〜

        続き。 あらかた書いて思ったのだが、住環境が悪すぎる。 日常を成り立たせるのに追われていて頭が回らなかったけど、書いていてだんだん整理できるようになってきた。これは出るとこ出てもいいレベルである。 契約直前まで居候先の衛生環境が悪すぎてダニノミマダニとシェアハウスをしており、彼奴らのいない昼に寝るしかないのに居候先が店舗なので昼は横になれないというジレンマを抱えながら生活していた。眠れないし料理もできない。そのためはっきり言うと、まともな精神状態ではなかった。 現況引

        • 社会の死角で家を持て②〜複雑性PTSD患者の生活やり直し記〜

          経過報告。 これは複雑性PTSDの当事者が生家を捨て、再び生きる為の物語を綴ったエッセイ「社会の死角で家を持て」の続きです。前作もぜひ。 …あれからネットカフェを放浪する生活は終えられたものの、依然として安定した日常は取り戻せていなかった。 知り合いの家に居候してから物件を探す日々。なんとか家を見つけたものの、即入居可とはいえ入居してからが大変だった。 家具は付いているが手入れはされていない。カビの生えた浴室。生ごみの散乱する冷蔵庫。 ケトルには水垢が跋扈し水道水は

        近況②【社会の死角で家を持て】#複雑性PTSD

        • ④社会の死角で家を持て〜複雑性PTSD当事者の雑記帳〜

        • 社会の死角で家を持て③ヤバすぎる賃貸との邂逅〜丼一杯の不満を添えて〜

        • 社会の死角で家を持て②〜複雑性PTSD患者の生活やり直し記〜

          家はなんとかなりそうです。 またいずれ書くかもしれません。

          家はなんとかなりそうです。 またいずれ書くかもしれません。

          社会の死角で家を持て〜複雑性PTSD患者の上京記〜

          私は性的虐待サバイバーである。複雑性PTSDという病気を10年前から患っている。 この病気を知らない人も知ってる人も、「ふ〜ん」というテンションで読んで欲しい。 「この文章を読んで救われた」なんて結構なことはいいから、カップラーメンの待ち時間にでも読んで欲しい。 できれば笑って欲しい。よく知らない名前の病気の人だって、「ついた嘘で自分の首を締める」という古典落語ではおなじみのエピソードで苦しむこともあるのだと。 レッテルを越えて共感してもらえたらいいな。 それでは、

          社会の死角で家を持て〜複雑性PTSD患者の上京記〜

          失われた家を求めて〜上京記〜

          これは虐待サバイバーが家を出たい話「脱家記」の、その後を記したものだ。家を出、上京し、仕事なし住所なし(正確には転出届を出していないので元の住所のままである)。 そこまでを軽く振り返るべく、東京のありえないぐらいゆで卵の不味いカフェにて筆を執った。パイエッグ、お前がいないと俺ァ駄目だ…。三重の幸が恋しい。 あれから色々な不運に見舞われた。ちょっと善法寺伊作でもため息をつくのでは!?という具合である。あの忍たま界の不運大魔王と言われた彼が。 唯一の幸運は、あっけないほど早

          失われた家を求めて〜上京記〜

          性虐待サバイバーの家出〜脱「家」記ありのままver〜

          タイトルを打ったとき、「ただいま」と思った。 この記事は直近で更新していたエッセイ『脱「家」記』の改題版である。 タイトルの通り、全てを捨てて家を出るまでの経緯をつぶさに報告する手はずだった。しかしその試みは失敗した。 最初は引っ越し手続き諸々のしんどさから、現実逃避として、なるべく自分が書いていて楽しい記事にしようと始めた。書き手の個人的事情を極力省いて、ウケ狙いを捨て、文を推敲せず、気ままに書いた。それでも辛かった。 いかにも健康なクリエイティブ系の人間が全部を捨

          性虐待サバイバーの家出〜脱「家」記ありのままver〜

          脱「家」記④雨の日とブックオフ

          今日は朝の6時までマンガを描いていた。とちゅうで仮眠をとれて、「いったん眠ろう」と思って本当に起きられる私はなんてすごいんだろう、と思った。 なじみの寄り合いに顔を出し、どうでもいいことをぐだぐだと喋った。今日は暑いとか寒いとか、季節や天気の話をできる友人は貴重だとしみじみと感じ入った。 靴下はずぶ濡れだしお気に入りのワンピースはしっとりとしたまま出番を待ち続けているけれど、たまにはこんな日も良いものである。

          脱「家」記④雨の日とブックオフ

          脱「家」記③自転車を手放す

          今日は朝から電子レンジを素手で運んだ。重いものを持つのは案外楽しい。ジム通いもいいな。自転車は1000円で売れた。無から1000円を生み出せてとても楽しい気持ちになった。何を買おうとかはないけど。 不自由になったはずなのに、自転車が無いことがすごくすごく嬉しかった。解放感と、どこにでも行けるという万能感。 夜は家財の分別。なんとか軽トラ1台に収まってほしい。これから朝までマンガを描く。日中は作業だ。

          脱「家」記③自転車を手放す

          脱「家」記②馬とスーツケース

          今日は乗馬体験のため西青山まで足を運んだ。反対の電車にのり、まるまる1時間くらいコーヒーの木を育てるゲームをした。乗馬は楽しかった。 午後から雑貨屋へ。たらいに回され最終地が芸濃インターあたりのリサイクルショップになったところで、もういいかなあ…と思い始めた。 これ以上探してもコストに見合わない気がする。イオンで適当なリュックでも買うか。 大事なのは家を出ることなのだから。

          脱「家」記②馬とスーツケース

          脱「家」記①スーツケースが欲しい

          家を出ることにした。 何からはじめよう、と思い、そうだスーツケースだ、と思った。 スーツケースが欲しい。プラスチックじゃない、アルミとか金属のやつ。 今日は駅前の雑貨屋を半日がかりでウロウロした。収穫ナシ。 明日こそ。まあ明日は馬乗りにいくけど。 とりあえず今日は、ノルマを達成するまでマンガを描く。徹夜も覚悟の上である。

          脱「家」記①スーツケースが欲しい

          ちなみに私がメンタルが限界のときにやってたのは 「他人の投稿にひたすらいいねをする」 でした。 楽しいしオススメです。 たとえ一日外に出なかったとしても、 自己肯定感と何かやった感が出ます。 少し元気なら日光浴、足湯、散歩とか。

          ちなみに私がメンタルが限界のときにやってたのは 「他人の投稿にひたすらいいねをする」 でした。 楽しいしオススメです。 たとえ一日外に出なかったとしても、 自己肯定感と何かやった感が出ます。 少し元気なら日光浴、足湯、散歩とか。

          「死にたい」ほどつらいあなたへ

          死にたいと思ったことは何度もある。  これはnoteの書き手さんへの返歌みたいなもので、私も「自死」について思うところがあり書きました。 もし、昔の死にたくてたまらなかった自分に声をかけるとしたら。 「明日やればいいからパフェ食べにいこうぜ」かもしれません。 私は地獄を生きてきて、間違いなく「このまま生きてもええことないわい」と思ってました。 それほどに、性的虐待は人生をめちゃくちゃにする。 …何を言いたいんだろう。でも、書かずにはいられない。 生きてほしい。い

          「死にたい」ほどつらいあなたへ

          複雑性PTSDという傷から回復して、いま伝えたいこと。

          夜が明けた。 複雑性PTSDという病気について、その名前を知り自分がそうだと確信したとき。3年前。患っていた期間が11年。 やっと、終わった。 この文章は、以前書き残した病気の症状からの回復の経過、そして予後を簡潔に記すものである。 文章が下手になったなあ。もう私に「語り」は必要ないのだろう。「性虐待被害者」というレッテルが不要になり、誰に広める理由も無くなってしまった。 それでも、この文章が少しでも私を気にかけてくれた人に、そして同じ症状で悩む方に届きますように。

          複雑性PTSDという傷から回復して、いま伝えたいこと。

          悪口が止められない病気って?【つれづれ綴り帳】

          前回の「眠れない夜と戦う」では、不眠症状について取り上げた。 今回は、私を長年悩ませているもう一つの症状について、語っていこうと思う。 【前回追記:悪夢が目覚ましく減った。言葉で発散することは良い影響をもたらすのかもしれない。あとぬいぐるみを抱かなかったらハチャメチャな悪夢を見た。あれでも抑えられてた方だったのだ。】 さて。私のもう一つの症状、それは題の通り悪口が止められないことである。といっても心の中である。声には出さないし、出したらお縄になる頻度とレーティングで、始

          悪口が止められない病気って?【つれづれ綴り帳】