「物語と共にある」への道のり
初めましての方も、お久しぶりの方もこんにちは。
“hakssiy工房“店主のhakssiy(はくしー)です。
今日は当店のコンセプトの変更と、それに至るまでの私の気持ちをお伝えしようと今回記事にさせていただきました。
新コンセプトにより今後はよりnoteの更新頻度があがるかと思いますので、よろしくお願いいたします。
そもそもなぜコンセプトの変更を行ったか
ハンドメイド業界において、重要なのは「お店のコンセプトをしっかりと決めていること」、つまり「どんな世界観で活動しているのかがしっかりわかること」というのが生き残るために、率直に言うと売れるために必要なことだと言われています。
当店は現在、認知度も高くなく、決して「売れている」という状況ではないのですが、お店のコンセプトがしっかりとしていること、ということには共感していたので、なんとなくで今までの「可愛いをいつでも誰もが楽しめるお店」というコンセプトを決めて作品作りをしてきました。
しかし、「このままでいいのか」と最近考えるようになったのです。
「かわいい」作品というのは世に溢れています。
既製品しかり、ハンドメイド作品しかり。
レジンで作られた作品の方がよっぽど可愛いじゃん、と私自身も感じていました。
編み物作品は、作るのに時間がかかります。
他の作り方、例えばレジンや洋裁などが時間がかからないというわけではなく、 作るのにかかった時間×時給+利益 を計算した時に、手編みの作品は特に高額になってしまう傾向があります。
だからといって安売りしてしまえば、後続の作家様にご迷惑がかかってしまう。
手編み市場がとみに安売り状態になっているので、その流れを断ち切りたい。
高額でも手に取っていただける「なにか」がなければお客様の元まで届かない。
そんなことを悶々と考える日々が続き、「じゃあどうしたらいいのか」というのを毎日の隙間時間で考えている時でした。
本当にふと、思いついたのです。
夜寝る前の歯磨きをしている時でした……笑
そこからは、もうそれしか考えられず、第一作品となる「きらきら」(後日詳細をお知らせいたします)を書き上げ、製本に四苦八苦し(文字通り四苦八苦しました。プリンターってなんであんなに言うこと聞いてくれないんですかね)、SNSのヘッダーを作り、こうして発表するに至りました。
コンセプト「物語と共にある」決定
コンセプト「物語と共にある」を思いついてからここまで進んできたのには、私自身がすごく納得しているから、というのが大きいです。
今までは、お店のコンセプトを入力しているたびに「本当にこれで大丈夫かな」という不安があったのですが、今はもう「これしかない!」という気持ちです。
むしろどうして思い付かなかったのだろう……。
購入までしていただいた商品に、それに関連する物語がついていたら、もっとその作品を好きになってもらえるかもしれない。
身につけるたびに、使うたびにその物語を思い出してもらえるかもしれない。
極端に言ってしまえば「物語を身につけて」過ごしてもらえるかもしれない。
そう考えるとワクワクが止まりません……!
店主の過去も「物語と共にある」
昔から読書が大好きな子供でした。
小学校の時には3年連続年間読書大賞(全生徒の中で一番図書室を利用した子に贈られる賞)に選ばれ、中学は部活に打ち込んだのであまり読めませんでしたが、高校の時も2年連続年間読書大賞を受賞しました。
振り返れば、私の学生時代は物語と共にあったのです。
今はなかなか紙媒体の本は読めていませんが、ネット小説は隙間時間に楽しんでいます。
病気をして活字が読めなくなっていたのですが、ここ数年ようやく読めるようになり物語の世界を楽しんでいます。
本が好きすぎて、小説家になるのも夢でした。
そんな私が編み物と出会い、物語も紡いでいけたら最高に素敵なんじゃないか。
そう思って突き進んできた結果、コンセプトの変更に至ったのです。
これからの話
もちろん誰もが本を楽しめるわけではない、というのは重々承知しております。
それでも、一度だけでも開いていただきたいのです。
物語は「掌編」と呼ばれる非常に短い文章になっております。
作品と共に出来上がった物語を、ぜひお楽しみいただきたいです。
物語のみの公開も、noteの有料記事にて予定しております。
毎回冒頭のみご紹介しようと思っていますので、物語の続きが気になる! という方はこちらでお楽しみいただければと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました☺︎
店主 hakssiy
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