言語と文化と子ども達
今まで無かった保健室を日本語補習校に創ろう
コロナ禍で話が上がり
有志で運営することとなった
2年前、立ち上げた当初はコロナ患者対応が目的の保健室だった
コロナも落ち着いてきた今年の春
解散する話も事務局から持ち掛けられたが
ケガをしたり
途中で体調が悪くなった子が
両親が迎えに来るまで対応してくれるとありがたい
と言う声をいただいて保健室は存続している
私が今生活しているドイツの学校には保健室は無い
子ども達には不思議な感覚だったようだ
2年経ち、最近は休み時間に保健室を覗きに来て
おしゃべりに来てくれたり
顔覚えてくれてくれていて
校舎内で立ち話してくれる子も出てきて嬉しい♬
昨日は天気も悪く
気分が悪くなる子が続出した
私は担任の先生から連絡があると
教室までその子を迎えに行き
保健室でお熱測ったり症状確認しながら
本人とお話するのが大好きだ
普段の生活のことを
たくさん話してくれる子も居れば
不意にポロポロと涙が出てる子も居たりする
日本語補習校内はドイツ語禁止というルールがあるが
私は具合悪い時は一番話しやすい言語が良いだろうって思い
「ここ(保健室)では日本語じゃなくてもいいよ~話しやすい言語でいいよ~」
と言うと
殆どの子ども達がドイツ語になる
私が居る日本語補習校に通う子ども達は
日本とドイツのダブルの子が多いが
両親どちらか英語圏だったり、スペイン語圏だったり、イタリア語圏だったり、フランス語圏だったりとみんな様々な家庭模様だ
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