見出し画像

【いま、あなたに届けたい1冊】No.27「月の影 影の海」

10代へ、こんな時期だからこそ届けたい本を、メッセージと共にオンラインで募集しました。

推薦された本は協力書店さんにて販売させていただいております📚(ブックスタマ武蔵小山店ブックスタマ東大和店

こんばんは!スタッフのはらです!
みなさんは、初めて読んだファンタジー作品を覚えていますか?

ちなみに、わたしが覚えている初めてのファンタジー作品は「ハリーポッター」シリーズでした。小学校低学年の頃は漢字が難しいかったので、母に読み聞かせをしてもらっていました。

本気で魔法学校がどこかに存在していて、魔法使いになれる気がしていました…。本の世界で自由に空想する楽しさを初めて知ったのはこの本でした。友達と、初めて読んだ○○をお題に、本を紹介し合うの面白そうですね!

そんな今日の一冊は、ファンタジー作品です📚

No.27「月の影 影の海」

月の影影の海-01

〜推薦者コメント〜
 「かっこいい!」「こんなふうになりたい」そう思う登場人物たちがたくさん出てきます。逆に「ダサイ」「なんだこいつ」そう思う奴も出てきます。
 この本で「自分はどんな人間になりたいか」「どんな人間になりたくないか」「こんなやつに任せるぐらいなら自分でやる」そんなふうに思って欲しいです。 (あおこ)[小野不由美/新潮文庫]

いったいどんな本なのだろう…
表紙の美しいイラストに惹かれて、あらすじを調べさせてもらいました。

「お捜し申し上げました」──女子高生の陽子のもとに、ケイキと名乗る男が現れ、ひざまずく。そして海を潜り抜け、地図にない異界へと連れ去った。男とはぐれ一人さまよう陽子は、出会う者に裏切られ、獣には襲われる。なぜここへ来たのか、戦わねばならないのか。怒濤のごとく押し寄せる苦難を前に、故国へ帰還を誓う少女の「生」への執着がほとばしる。

描写や人間模様がリアルに描かれているファンタジーのようですね。推薦者の方のメッセージからは、読み進めるたびに色んな感情が渦巻いてしまうことが想像できます。

皆さんは、ファンタジーの面白さってどこにあると思われますか?

わたしが感じるのは、読み終えた時に少し心が成長したような気分になれるところです。

空想の世界で魔物と戦った後は、自分が勇者に思えて暗いところが怖くなくなったり。本の中で大切な人に裏切られて気分が落ち込んだら、友人には絶対にしないようにしようと密かに誓ったり。

実はわたしたちは、本の中でもリアルと同じくらい大切な経験をたくさん積んできたのかもしれませんね。

===

明日も、本のタイトルとみなさまの想いをセットで届けさせていただきます〜!

※推薦本の販売にご協力いただける書店さんはまだまだ募集中です!メールまたはDMでお気軽にご連絡ください◎

<お問い合わせ先>
◆gmail:hakkutsu.kamisyakujii@gmail.com
◆Twitter:@hakkutsu_tokyo
https://twitter.com/hakkutsu_tokyo

イベント会場5

<暗やみ本屋ハックツとは?>
 暗やみ本屋ハックツは、大人の方から寄贈いただいた本だけが並ぶ、10代限定の古本屋です。多いときでは約80冊が店内に並び、営業日によって本は入れ替わります。
 店内は「暗やみ本屋」の名の通り、真っ暗やみ。若者たちは洞窟のなかで宝探しをするかのように、懐中電灯を片手に本を探します。
 それぞれの本には大人からのメッセージつき。若者たちはメッセージを読みながら本を手にとり、自分が欲しい本を選びます。寄贈された本がハックツされる(若者の手に渡る)と、スタッフより「ハックツされました!」メールが届きます。

ハックツで出会う本や、地域の大人との出会は、若者たちの人生の選択肢を広げるきっかけになると信じて活動を続けています。

この記事が参加している募集