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愛知県常滑の老舗酒蔵「澤田酒造」さん訪問記

こんにちは!発酵食大学のユリヤンです。

発酵食大学名古屋校の見どころは、なんといっても「蔵見学」が多いこと!

先日、嘉永元年(1848年)創業の澤田酒造さんにお伺いしました!
名古屋より約1時間。中部国際空港にも近い常滑駅。
陶都と常滑として有名ですよね。

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ここからバスで10分で到着ー!
新酒ができましたよー!のシルシ、緑の杉玉がお出迎え。

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今日の先生は穏やかな笑顔がすてきな澤田酒造株式会社・6代目澤田薫社長。蔵人さんでもあります。

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中へ入るともういい香り!!
醸造蔵を見学させていただくとまずこの香りにうっとりしちゃいます♪
この柱にも、あの梁にもお酒を美味しくしてくれる菌たちが住んでいるのでしょうね~
ここは酒米を収納するお部屋なのですが、ありがたくもこちらで講義を受けることができました!

地の利や自然、気候などの良い条件が重なり愛知に醸造が栄えたことを改めて実感。
これまでのものしり博士さんたちにお聞きした話が繋がっていきます。
日本酒の造りってとても複雑で難しいのですが、やはりこうやって直接お聞きするとわかりやすい!
さらに蔵に入らせていただくとなおイメージがつかめて明確になります。

まずは仕込み水を試飲させていただきました。飲んで美味しいのはもちろんのコト・・・

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これ、私の手なんですが、水に触れてびっくりしたんです。
めちゃくちゃなめらか?というか肌あたりが優しい!

これは「こしき」という酒米を蒸すための大きな桶。
木製は初めて見ました!!
大切に大切に道具を使っているからこそ、クオリティの高いお酒を造ることができるのですね。

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完成した麹はここで外気にさらして乾燥させます。
ここも初めて見る光景です!!

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様々な酵母で酒母が造られています。

醪のタンクをのぞかせていただきました。
すっごいプクプクしています・・・

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酒かす搾りの工程を見るとなぜ板かすがあのような形なのか納得。
それにしてもいい香り・・・

見学が終わると試飲タイム!
えー!こんなにもいろいろ飲ませていただけるの??

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ただ飲んでも違いは分かりにくいのですが、薫社長のご説明を聞きながら口に含むと、それぞれの味が際立ってきます。
酒造りへの想いを聞き、蔵を見てからいただくお酒は格別!地元知多の佐布里梅(そうりうめ)を江戸時代の書物「本朝食鑑」のレシピにのっとり純米吟醸古酒に漬け込んで造った梅酒もいただきました!
めちゃくちゃ美味しい・・・( *´艸`)

今日のお昼は薫社長を囲んでの常滑屋さんの特別ランチ!

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澤田酒造さんの酒かすを使ったからし茄子や豚汁など、からだぽかぽかメニューに舌鼓をうちました^^

受講生の感想

●昔ながらの製法を守り続ける!この姿勢が美味しいお酒の味に繋がっている!と思いました。
●酒の完成までの手間がよくわかり、お酒からその他の発酵調味料が生まれたと聞き感動。
● 質問に対して的確に返答をされていて、知りたいことをストレートに理解できた。知識が豊富で、ずっと聞いていたいくらいだった。

2020年発酵食大学名古屋校は受講生募集中!お見逃しなく★

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