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「円の動き」の基礎練習 ~ 難しさを「見える化」する

以前、円の動きと回るの違いについて書きました。
円の動きは、力がぶつからないところで生まれる運動であると書きました。
これを実現するには、力に合わせた任意の場所で、円運動を作れる必要があります。


・難しさの「見える化」

私達の動きは、基本的に関節を中心とした扇形運動の組み合わせです。関節と関係ない位置に円を描くのは、思っている以上に難しい操作になりますが、普段は意識することがありませんね。

そこで動けているか動けていないかを、ひと目で分かるようにすることで、円の動きを練習しやすくするのが、この方法です。

・ストローを空中に止めたまま動く

練習に使うのは、ストローとテープ。できれば医療用の絆創膏が良いです。

絆創膏を使って、ストローを自分の身体に貼り付けます。テキトーなところにテキトーな角度で(トップ画像)。
そうしたら、ストローが空中に止まっているかのように位置を固定しつつ、ストローを回すように腕や身体を動かします。
練習内容はこれだけ。

そんな簡単そうな…と思うかもしれませんが、やってみるとわかる。
身体操作と空間図形把握が関わるので、意外なほど難しいです。

身体操作の稽古をしていない人だと、すぐにストローが動いてしまいます。みんな動き始めてから難しさに気がつき、四苦八苦していました(笑)。
ちなみに、肩甲骨を使えるかどうかが一つのポイントになるようです。

・練習のバリエーション

二人組で、ストローをお互いにつけるというのも面白いですね。
貼り付ける場所も、腕だけではなく肩だったり頭だったりすると、また動きの難易度が代わります。
座ったままと立って動くのでは、動く場所も違ってきます。

ある程度練習すると、空間に動きのラインを考えることができるようになり、思った場所で円を描くことができるようになります。


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