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読みたいことを、書けばいい。〜水滸噺を書いた訳〜

本を読むのが好きだ。

履歴書の趣味にも、会話で趣味を聞かれたときにも、「読書です」と答えるほどには、本を読むのが好きだ。

そんな私が、今年一で心から推薦したい本がこちら。

著者:田中泰延 氏 発行所:ダイヤモンド社

私がこの本を買ってから読み終えるまでの一連のプロセスを綴るなら、

立ち読みした前書き3Pで購入を即断即決

文章を書くにあたっての物書きの心構え
今までの自分の取り組みが正しかったという裏付け
とにかく自分が読みたいものを書き続けようという田中さんのエール

ああ。本当に読んで良かった…

と思わずしんみりするほどであった。 

余談
なぜ北方謙三先生の水滸伝ではないのかとツッコミが飛んできそうだが、
今や推薦したい本を超越し、身体の一部と化しているので、また別の機会に本気で話をさせていただきたいからなのだ。

さて。

最近Nサロンという場に加わり、色々と楽しい体験をさせていただいている。

Nサロンとは、noteを運営しているピースオブケイクさんと、日経新聞さんがコラボし、ビジネスで役立つ講座から、すぐには役に立たない講座まで
手広くカバーしている楽しい大人の社交場である。

そこでは、noteを書くことを推奨している場なのだが、よくこんな声が聞こえてくる。

・何を書いたら良いのかわからない…
・なかなか書くことが見つからない…
・下書きばかりが溜まっていく…

そのお悩みは、この本で十中八九解決できる(はず)だろう。

この本を読んだ私がこれらの問いに答えるならば、

Q.何を書いたら良いのかわからない…
A.あなたの読みたいと思うものを書けばよいのです。
Q.なかなか書くことが見つからない…
A.あなたの読みたいと思うものを見つけて書けばよいのです。
Q.下書きばかりが溜まっていく…
A.気持ちは分かりますが、まずは投稿ボタンをポチるのです。
 外に向けて発信することがまず何より大事です。
 内容はいくらでも後でリカバリーできるから大丈夫!

と答える。

ここまで書くと、

・読みたいものをどうすれば見つけられるの?

という、問いが飛んできそうだ。

その問いへの答えは、僭越ながら私が毎日twitterにて連載している
北方謙三先生の水滸伝の二次創作、「水滸噺」を書き始めた一連の流れと
合わせて答えさせていただきたい。

もっとも先に答えだけ書くならば、

「自分が大好きな小説の登場人物がバカなことをしている話を読みたい、
と思ったから自分で書き始め、書き続けていたら、楽しすぎてやめられなくなったのよ」

なのだが。

まず、そもそもの話ではあるが、
自分が読みたいもの」とはなんだろうか。

それは、
自分が読みたいというニーズが有るのだけれども、現段階でこの世に書かれていないもの」である。

※だから田中氏は、「読みたいものがすでにあるなら、書くのは任せてあなたは読者になってしまえ!そのほうが楽だろう?」と書かれている。
実に合理的である。

北方謙三先生の水滸伝の登場人物がバカなことをしている話」のニーズは私の中ではありまくりだったのだが、おそらく私が毎日書き始めるまで殆どなかったことだろう。(タブンネ)

その話をいつか誰かが書くのをずっと待っていたとして、そのいつかはいつ来ただろうか。
もしもそのいつかが本当に来ていたら、私はその作者に本気で嫉妬していたのではないだろうか。

そんな無駄な待ちぼうけをかましている時間があるならば。
自分が読みたいと思ったものを先に書かれてハンカチを噛むことになるのならば。

ならいっそ、俺が書くか。

そう思ってちまちま書き始めたら、そのちまちまが、いつの間にか、やたらめったらな量になっちまった。
(2月&3月号~8月号(上)までのネタ:404本長編:4本)

くだらない小噺を書くことが、寝起きにお白湯を飲むのと同じくらいの習慣になった。

そんなきっかけで始めた創作活動が今に至るのだが、この一連のプロセス
こそ、私の

読みたいこと(北方謙三先生の水滸伝の小噺)を、書けばいい。

なのである。

だから、何かを書き始めたいけれど書きたいことが見つからないあなたは、
自分の心の中の声に耳を傾けてみてはどうだろうか。

あなたが読みたいことはなんですか?

答えはきっと、あなたの中に眠っています。

ほいで、

これを書くぞ!
書くことを見つけたぞ!
ノリでなんか書くぞ!

と思ったならば、
思い立ったが吉日で、 

 著者:田中泰延 氏 発行所:ダイヤモンド社

この本を読むことを推薦したい。

必ずあなたの力になるでしょう。

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