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自己愛モンスターになりました。

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承認欲求、自己顕示欲、愛されたい願望…。求めるものと手に入るものについて考えさせられます。 愛されたい、褒められたい、満たされたい。 満たされない感情を、自己愛で補おうしたとある… もっと読む
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まだまだ知らないことばかり。

 今年で21になる。人生100年時代、まだまだ5分の1。知らないことがあって当然。  母が曽祖母の遺産相続に必要であるとかなんとかで、戸籍謄本を取りに行った日のこと。実家でゴロゴロしていた私に慌てた様子の母から電話があった。 「おばあちゃんに2つ上のお兄ちゃんがいた。去年死んでる。」  曽祖母が亡くなったのは5年ほど前。祖母に妹がいることは知っていた。曽祖母の葬式で会ったのが、最初で最後だけれど。聞くところによると、曽祖母と大叔母は家業の権利の問題で揉めたのち、実家を追い

自己愛が生んだ怪物

 ひと月も会わなければ、全然冷めちゃう。もう好きかわかんないとか。人を好きになってもそんな程度。こんな女が恋愛していいわけない。  熱しやすく冷めやすい。というより、そこまで熱さないから冷めやすい。ゆるく長くですらない。やはり、恋愛感情は薄いようだ。  以前、つぶやき機能であげた投稿。これが真理だと思う。多分、感情で恋愛できないんだと思う。  相手が、年上で、理工学部で、170以上あって、優しいし、彼女がいないから。きっとそんな理由。今私の周りにいる人の中で一番条件に当

拝啓、〇〇様。

人間性の問題です。 いじめとか、そうじゃないかとかじゃなくて。 全く関係ないわけじゃないですけど。 小学生は色恋沙汰が好きでしょ? 私は好きな人とかできなかった。 でも聞かれるから濁して。切り札として学年で一番人気のあった子。 恋愛シミュレーションゲームってわかります? そう、あれにタイプのキャラがいなかった感じ。退屈でしょ? でもどうしてもクリアしなきゃいけなくて、攻略してるフリしなきゃいけなかったから。 まあ、その子選んだのにも理由はあるんですよ。足が速いとかじゃないで

名も無き逃亡犯。

 多分、私が生きづらいのは、俯瞰で見てる自分が自分のことを好きじゃないからだ。私は人より俯瞰の自分の我が強い。単純に悪口だけで終わるような話も自分に重ねて、最終的に「私もじゃん」と着地してしまう。そして、「私ですらそう思うということは、他の人もそう思うじゃん。」という思想にいたり、「あ、私今嫌われてるんだろうな。」と思う流れだ。結局、私が怯えてるのは、「自分と近い感覚を持った人の視線」なのだ。  自らに勝手にミッションを課して、それを超えられないことでストレスを感じてる。勝

出来の悪い私は。

 私は出来が悪い。成績も良くないし、運動もできない。神様はどちらかは与えてくれるものだと聞いているのだが…。まぁ、無宗教の私にはどちらも与えられていなくて当然だと言えるだろう。他のことと比べれば得意なことも、せいぜい人並み。テレビ、映画、ラジオ、小説、メディアというメディアから狂ったように得てきたどうでもいい雑学ばかりを詰め込んだこの頭は、人との会話の間埋めでしかその役割を発揮しない。余計なことを知っているばっかりに気まずい空気を作ってしまうことだってあるから、間埋めとしても

あらかじめ折っておいた心の話。

 いつもそうだ。傷つく前に傷つく準備をしておけば、被害は最小限で済む。いつだってしんどくないに越したことはない。今の彼氏と付き合うときも、振られても仕方ないくらい一切作り込まないことに決めていた。そろそろ3ヶ月、折りにこられる準備はしておかなければならない。  あらかじめ折っておけば、折れる心配はない。信頼はしてるけど、信用はしない。裏切られても、心がポッキリと折れてしまわないように。  心が折れる音はよく知っている。信用した相手に裏切られた後どんな気持ちになるかもよく知っ

久々に自己肯定感の話でも。

 掃き溜めのモルモットです。基本的に私は自己肯定感の高い人間です。  一人っ子で、一人孫、女子校育ち。家族はみんな褒めてくれる。女子校は自己肯定感をあげるために作られた施設なので当たり前に自己肯定感が高くなる。  キャリア教育。「1人でも食っていける女になりなさい。結婚?タイミングがあればすればいい。ただ、相手は見誤るなよ。あと、離婚しても大丈夫なように仕事は手放すなよ?家事?お手伝いさん雇えるだけ稼ぎゃいいだけだろ!とにかく男には頼るな。守ってもらえると思うな、自分の身は自

心のストッパーがノーモーションで外れる。

 自分でも驚いた。年々涙脆くなってる自覚はある。まだそんな歳じゃないと思うけど、傷ついた数だけ、傷つきやすくなってしまった。いつもえぐられるのが同じとこばかりだから、化膿して瘡蓋になる前に、何度もすり減らされてきた。多分、私は他人のストレスがそのまま自分のストレスになってしまう。怒っている人は嫌いだ。自分の感情を表に出しちゃう人も嫌いだ。思ったことがすぐ口から出る人も嫌いだ。とにかく、人とうまくやって行く気がない人が嫌いなのだ。  なんで自分ばっかりと思ってしまう。自分だけ

私の蛙化現象の原因判明。

 やっと蛙化の原因がわかった。かなり悩んできた問題がやっと解決しそう。打開策は見つけられないけど、原因がわかれば幾分かマシだろう。  まず、一つ目。私は承認欲求が人より強い。何をするにも褒められたい。自分の見た目が好きで、自分の性格も好き。悩みもするけどそんな自分も好きな痛いタイプの女だ。  ここからわかること。そもそも相手のことが好きじゃない。相手のことを好きと言って恋焦がれて、エモい恋愛ソングとか、映画に浸ってる自分のことが好きなだけなのだ。「あ、別に付き合いたいわけじ

「それってほんとの恋したことないだけだよ」とか。

前置きと注意事項。 上の記事が、思っていたより伸びたので、私の性的指向の話を一つ。身バレした時にすこーしだけリスクがある話ですが、書きたいんで書きます。まず、性の認識は人それぞれ。これは“私”と言う人間、たった1人の意見です。LGBTQ+の人全員とはもちろん、私と同じ性的指向を持つ人とでも、認識の違いはあります。そこを理解した上で、読み進めていってください。 私の性的指向。 まず、私は誰かに恋愛感情を抱いたことが一度もありません。そんな私の主な性的指向の判断材料と言える要素

「私性別とかほんとにどうでもいいと思ってるから」とか言いながら“女”に価値を見出そうとしてる奴っているよねって話。

 まず最初に言わせてもらうが、私もそうだ。だから、これを悪いと言っているわけではない。中高女子校で女だらけの学校で育ってきた。女子校育ちなだけあって、同性愛にもそれなりに理解があるつもりではある。さらに言えば、私は人生で一度も恋愛感情を持ったことがない。同性だろうと、異性だろうと、恋してるインスタのストーリーとかを見ると良いなぁと羨ましく思うと同時に、少し怖くなる。父親、幼馴染、たまたまラインを交換した他校の後輩。私の最近のトーク履歴にいる男はたったの3人だけ。当たり前に恋愛

いい先輩になりたかっただけ。

 理想の先輩っていましたか?私もこうなりたいって思うような。私にはいませんでした。おそらく私がいい後輩じゃなかったから、良くしてもらった覚えがないだけだと思うのですが。だから、こんな先輩にはなるまいと思って理想像を作り、後輩に接してきました。  例えば、内輪ウケのしょうもない話をする先輩、後輩の前で揉め出すような先輩、要領の悪い先輩…。  だから、私は内輪の話はしない。誰とも揉めない。要領よくしてるフリをする。仕事で残す時は、飲み物を買いに行く。教員への交渉は全部私がする

自己愛モンスターになりました。

 一応私立の女子校に通ってるだけあって、周りの生徒に比べたら大したことないですが、一般的に言えば裕福な家庭で育ちました。一人っ子なので、両親の愛も存分に受け、それなりに期待されて育ちました。そんな私の自己顕示欲、承認欲求、愛されたい願望の話。  小学4年生の頃から日記を書くことを不定期のストレス発散方法とし、ノートが4冊を超えたあたりで、中学に入学。と同時に、日記をスマホでの記録に変えました。敢えて、日課としないことで、なんとか今日現在まで続いています。  まず、日記を始