環境問題をシンプルにしない、わんぱくエリートたち

宮沢賢治のある作品のワンシーンで、敵対する2つのネコのグループが衝突し、一触即発の状況があった。

そのとき、仲裁に入ったデカいネコの意外な一言で、両陣営のリーダーをシュンとさせて、大喧嘩を未然に防いだというエピソードがある。
決して、ネコがデカすぎて怖かったとか、怖気のする脅し文句だったとかはなく、うろ覚えで申し訳ないが

「このなかで一番偉いのは、強くて何でもできるお前らじゃなくて、どうにも箸にもかからぬトロい野郎だ」

みたいな事を言っていた。デカいネコの言葉の何が心に響いたのだろうか。皆んな、わかるね。

先に言っておく。正直に言うと、宮沢賢治の作品を小説ではなく、漫画化されたものを読んでいるので、私は邪道。うろ覚え紹介、更なる邪王道。

実際のセリフはもっと語呂がよく説得力があったのだが、感動した記憶だけを頼りに、ニュアンスだけお伝えしたい次第だ。

私は、このエピソードに老子のタオ思想に近しいものを感じたのだった。

タオの思想は、言葉にできるものは真実ではないといった解釈があるからだ。それと有名なのが、ルールで雁字搦めにしても、必ず破られるのでキリがないと老子は言っていた。
先のエピソードの話に戻すと、きっと、この場では正しさ(優秀さ)で争うぐらいなら能無しであっても争わない奴の方がタオであると響いたのではないだろうか。

現在、陰謀論とされるものは権力者共同謀議と言った方が正しい。優生思想を持つに至る子孫たちの野望と、変態科学者の生み出すテクノロジー、大衆心理を知り尽くした心理学などがハーモナイズドされて至高の御方のご意向に適う世界であると要約できる。長年、ウキウキウォッチングしてきたが、彼らのルールには必ず何処かでは開示する、嘘にはならない言葉を使うということをしており、分かる人には分かるサインを残している。

SDGsも裏の解釈がある。協力したとて持続するのは、すべての大企業が繋がっているように超超富裕層が支配した世界であり、グローバリストが二酸化炭素を名目にとんでもルールを押し付けまくっている。あれだけの広告費、何処から出ている?人はただでは動かんぞ。

世界は電気自動車というが、電気は二次エネルギーでロスはあるし、ハイブリッド車より効率が悪い。その中学生でもわかる事実を無視して、大人は金儲けかはたまた脅されているのか。これに関してはもう風向きが変わっているようだが。

EVが環境に良いと言っている人は、電気で走るからCO2を出さないという理屈だ。しかし、その充電する電気は、世界的に7割くらいが化石燃料による火力発電と原子力発電によるものだ。いわゆるクリーンエネルギーはせいぜい3割程度。だから、電気を使って走っても、電気を作るときにCO2を出しているのでまったく意味がない。

ビジネス ジャーナルより

日本ではゴミの山となる太陽光発電などもその手下が金儲けに推進しているだけで災害防止の地水環境など自然を壊しまくっている。ソフトウェアにはバックドアを仕掛けながら、有事の際には中国側の操作で電力をストップ出来るのだ。ニュースにもなっていただろう。これも一通り儲けたらまた、問題が—とか言い出すだろう。その間隔を早めるには皆んなにこうやって事実を知って頂くことが肝要だと思う。


私もトロい方だが、ボソボソと呟いている。自らを優秀だという喧しい魑魅魍魎が跋扈する歪んだ現実と界隈で。

望むのは独りでも寂しくなかった昭和ぐらいの祭りのあと、そのためには似合わない鬼の面であっても被るだろう。あなたもきっとそうだと思いたい。

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