詩)変化者

人は自分を無理に変えようとすると
それだけで一生 不幸が付き纏う

しかもそれは親という他者の要求であることが多く
それが運命のように嵌ればこれ以上ない葛藤に苛まれる

失敗すれば誰彼はよくやっているのにと比較され
小事が上手くいっても彼は無言でニヤつくだけだ

その時期の怒りや苦しみが濃いと
自分を変えようとしなくなった後も疲れる

変えられようとしなくても
変わろうとしなくても
大きく成長し変化している
絶対に生き急ぐな それが正解だ

変わろうとすることは自己否定だ
それを認識せずに 自分を観察せずに
無理矢理 才能のない仕事に多少慣れただけの
心に成長がない輩が
傍迷惑な新人潰し野郎になる
他者を呪うから言葉に邪念があり
お前には希望がない だから頑張れという
矛盾した暗示をかけてくる
聞くものを不安がらせ 萎縮させ成長を妨げる
その通り 実は全く新人に成長して欲しくない
成長されると負けると本能的に分かっているからだ
心当たりがないだろうか
自分が被害者でなくても そういう人たちの寸劇を
君はそれを蹴散らせ


本当に自分を変えようとして
人の真似をして 骨身に染みた者は知っている
似てもいない人の良いとこどりだけをしろというのは
図々しいことで それこそやる必要がないということ
何も得ないで悪癖だけを模倣することになる
進む距離とは割に合わない消耗戦
もう自分の生き方をしろ

世間体という 童貞量産ライン
それを踏み越えて無理解を突っ走るしかない
直観で判断する それこそが生きる道
そう仕組まれていた宿縁に気付く
同じやり方はまるで無意味なのだ

毒親は世間体をぶち破って成功する化物や悪党どもを
理解しようともせず憧れるだけの愚か者に過ぎないのだ

私は化物とは程遠い 真の臆病者だった
心のアクセルとブレーキが焼き切れて
遂に善悪を超えたアクマという現世利益追従者
致し方ない中立を認識できるようになった
皆んな実のところ霊なのだ

命からがら落ちのびて思うに
非常にしつこい毒だった
その毒の後遺症だろうか
ストレスがあるとき
自分を含めて人体の骨格を想像することがある
何やら不確かなものが動いているぞと
同じ毒を浴びてしまった君にも
何かしらの変容があるかもしれない

ただ共通点があるとすれば
復讐者としての種が額に埋め込まれているはずだ
生き延びるための自己肯定の始まりが
人生で初めての抵抗だったのだから
もう弱者のように自分を傷付けなくてもいい

そしてきっとあるはずだ
自己責任を隠れ蓑にして
搾取している上位のアクマに打ち勝つ才能が

自覚できなければ
また変わらず奪われ続け蔑まれ
自分が報われないのを誤魔化して
他者を慮ったつもりで死ぬだろう

私が優しく忠告するのはこれが最後だ
無じゃ空じゃと云っておれんのだ
そこがまだ君にとっての地獄の底で無ければ
私の声が届かないかもしれないが

完)変化者

※毒行為をする親に○されかけた。毒親とは敢えて言いません。大体、家で親にダメ人間扱いされてイジメられている人は世間でもイジメられます。自分の家庭での役割を演じる上で自分を下げるのです。そのことに早く気が付いて洗脳を解く事ができたら良いのですが。反抗期のない方は、特に御用心です。

この詩の一部でも共感出来る方は、地獄の底じゃなくても脱出してください。時間の無駄ですから。そのための疑似体験の詩です。好きなことをすればいいのです。それすらも怒りに穢されてしまうようであれば、あんさん、それつまり地獄の底でんがな。

お口直しにどうぞ


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