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クリスタルボンボンという摩訶不思議なお菓子

こんにちは。たなかです。
最近旅先でお菓子をお土産に買い、母とお茶をすることにハマっています。

今回はクリスタルボンボンというお菓子、その摩訶不思議さについてお伝えします。

私は「全国のかわいいおやつ」というガチャガチャを見たことがきっかけでクリスタルボンボンを知りました。
全国のかわいいおやつがミニチュアになっているガチャガチャなのですが、小さな宝石が沢山入っているような見た目のクリスタルボンボンに非常に心惹かれました。
「こんなかわいいお菓子が簡単に買えるはずはない…」と思いつつも、死ぬまでに一度は食べてみたいとひっそり思っていたのです。

そして2023年冬、旅行で大阪の心斎橋をうろついていた私はクリスタルボンボンのことをふと思い出しました。
クリスタルボンボンは大阪にある老舗菓子店・長崎堂のうち2店舗でしか販売されておらず品切れも多い幻の品です。
購入できる店舗が心斎橋にあることを思い出し、「とりあえず見てみるだけでも…」とお店を目指しました。

オシャレェ…
入店する勇気が試されるほどの美しい店構えです。覚悟を決めて震えながら入店します。
中は落ち着いた雰囲気で、二人の店員さんが穏やかに迎えてくださいました。
クリスタルボンボンは入口すぐのガラスケースに飾られています。その姿はほぼ宝石です。
じっ…とクリスタルボンボンを眺めていると、店員さんが「本日在庫ございますよ」と優しく声をかけてくださいました。ありがたい…。

そうしてなんとかクリスタルボンボンを購入することができました。お菓子を買ってすぐ看板と写真を撮るなんてなかなかないので、どれほどテンションが上がっていたかがわかります。
私の後に男性が二人入店したのですが、一人はカステラ、もう一人はクリスタルボンボンを購入していたようです。
人への贈り物に購入する方が多いのかもしれません。

そして、自宅で母と共にクリスタルボンボンを食べることに。
母もクリスタルボンボンを食べるのは初めてなので緊張感が漂います。

パッケージかわいい〜〜〜!!!!!
大阪の人はこんなに可憐なものを贈り物にするのでしょうか。羨ましすぎる。

開けると詩が書かれた小さな紙が入っています。児童文学から出てきたお菓子のよう…。この紙の裏側には味の説明が書いてあります。しかしそれを読んでもどんな味なのか全く想像がつきません。

これがクリスタルボンボン…!
完全に宝石です。どんな味・食感なのかわからないものを口にいれることが普段ほとんどないのでもはや怖いまであります。

そして実食。
おいしい…そして全く未知の食感がする…。
口に入れたときには飴のような状態で、しばらく舐めていると突然中から液体が流れ出てきます。
液体は香り高く甘いので、まるで美味しい香水が口の中に流れ込むような感覚になります。
ピンクは華やかな花のような味で、青はクセはあるけど何度も食べてしまう魅惑的な味、白はどこか懐かしいオレンジの味がします。

お値段2000円ほどのお菓子なのでちょっとお高いかも…という気持ちがありましたが、一粒の満足感が高く数も多いので長く楽しめます。一度食べてみる価値のある、摩訶不思議なお菓子です。

歳を重ねると「こんなもの食べたことない!」という驚きに出会えることが減るので、今回はかなり新鮮でした。
クリスタルボンボンはまだまだあるので、少しずつ食べて楽しもうと思います。
皆様もぜひ一度お試しください。