「バカ塗りの娘」感想 自分の幸せを貫くまでの物語
こんにちは。
映画「バカ塗りの娘」を見て、顔の半分が涙でびしゃびしゃになるくらい号泣したので真面目に感想を書きました。ネタバレ注意です。
(上記の画像だと読みにくい方のために、こちらにも同じ文章を載せます)
全編を通して漆を削り、削る音が響くような静かな映画で、大きなどんでん返しもない素直な映画だ。工芸に向き合うひたむきな姿が、バラバラになっていた家族を繋いでいく。
その大筋以上に印象に残ったのは「自分らしくいられる場所を探す」美也子の兄とパートナーの姿だった。男性同士のカ