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小説創作に憑かれた人よ!

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小説やシナリオなど、言葉で物語を描くことに関しての気づきや技に関する記事です。 「小説指南抄」は過去記事を、「創作エッセイ」は新しい記事をアップしています。
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#小説指南

創作エッセイ(76)迷うこと

今回は小説執筆、創作技法ネタである。 現在、私は長編シリーズ「不死の宴 第三部冷戦編」を…

栗林元
2週間前
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創作エッセイ(72)小説指南サービス

小説指南サービスについて サイタというコーチマッチングサービスでやっていた「小説指南」の…

栗林元
2か月前
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創作エッセイ(60)小説創作のロケハン

 小説を構想する上でのロケハンについて。  実は今、娘とある作品のプロットを考えていて、…

栗林元
4か月前
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創作エッセイ(55)ハードボイルドの掟

先日「そして夜は蘇る」を読んだ勢いで、大好きなハードボイルドについて語りたくなった。今回…

栗林元
5か月前
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創作エッセイ(54)アウトサイダー(物語の部外者)の視点

 私の書いている「不死の宴」シリーズは、太平洋戦争時から始まりゼロ年代まで続く、現代史の…

栗林元
5か月前
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創作エッセイ(50)ポメラ創作賞をお手伝いさせていただいて

 先日、入選されたヒノエンヤさんとZOOMでお話しした経緯が記事としてアップされたのリンクし…

栗林元
5か月前
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ブックガイド(81)「小説の書き方 小説道場・実践編」(森村誠一)

 人気作家である森村誠一さんが書いた指南書で、ずっと独学で小説を書いてきた自分にとっても教科書の一つだった。 実践編と銘打つだけに具体的 目次は以下の通り。 第一章 アイディアと構成 第二章 書き始めと結末 第三章 プロットの立て方 第四章 文章論ー言葉の六大機能 第五章 文体論 第六章 実作のサンプル  ご覧のように、「作品の発想~構想~プロット~実際の執筆」といった流れに沿って書かれている。  2009年に角川から出ている本。当時、うつによる休職開けで、総務部付きとい

創作エッセイ(38)長編小説の執筆管理

今回は長編小説を書いていくときの執筆管理の小技について。 何を管理するのか 私は写真の管…

栗林元
7か月前
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小説指南抄(27)人物造型(悪役編)

(2015年 07月 22日 「読書記録゛(どくしょきろぐ)」掲載)  先日のレッスンで、「悪役、…

栗林元
9か月前
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創作エッセイ(14)体験をネタに小説作品化するとは

 若い書き手にするアドバイスに、「自分の体験をネタに作品化してみる」ということがある。 …

栗林元
10か月前
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小説指南抄(25)小説作法の「守・破・離」

(2015年 09月 07日 「読書記録゛(どくしょきろぐ)」掲載)  芸能や武道における修行段階…

栗林元
10か月前
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小説指南抄(24)書き急いでしまうということ

書き急いでしまうということ (2016年 10月 19日 「読書記録゛(どくしょきろぐ)」掲載) …

栗林元
11か月前
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小説指南抄(23)厚みのある文章

厚みのある文章 (2018年 01月 16日 「読書記録゛(どくしょきろぐ)」掲載)  今回も拙著…

栗林元
11か月前
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ブックガイド(33)「キャラクター小説の作り方」

「キャラクター小説の作り方」(大塚英志)講談社現代新書 (2004年 05月 13日 「読書記録゛(どくしょきろぐ)」掲載)  ティーン向けのいわゆる「キャラクター小説」の書き方を指南しつつ、エンターテイメント全般、ないしは物語についての論考を加えた文芸批評である。 「小説家志望者たちが小説家にうまくなれないのは、「私探し」と「小説を書く」という行為をうまく区別できないからのように思えます」 至言である。  物語の舞台や登場人物をどう設定するか。オリジナリティ、「おもしろ