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小説創作に憑かれた人よ!

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小説やシナリオなど、言葉で物語を描くことに関しての気づきや技に関する記事です。 「小説指南抄」は過去記事を、「創作エッセイ」は新しい記事をアップしています。
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#創作

小説指南抄(32)会話表現のコツ

(2014年 07月 26日 「読書記録゛(どくしょきろぐ)」掲載)  小説を構成する要素は三つあ…

栗林元
7か月前
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小説指南抄(32)アクションシーンの描写について考えた

(2014年 09月 25日 「読書記録゛(どくしょきろぐ)」掲載)  私は少林寺拳法を修行した経…

栗林元
7か月前
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創作エッセイ(24)言葉で映像を伝える

写真プレゼン・バトル (2015/10/20 Facebook投稿より)  ビブリオ・バトルの参加者仲間から…

栗林元
8か月前
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小説指南抄(27)人物造型(悪役編)

(2015年 07月 22日 「読書記録゛(どくしょきろぐ)」掲載)  先日のレッスンで、「悪役、…

栗林元
8か月前
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創作エッセイ(13)インディペンデント作家は表紙に泣く

絵師の難しさ  Kindleでセルフ出版をすると費用は一銭もかからない。ただし、通常なら編集な…

栗林元
9か月前
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創作エッセイ(12)描きたい情景

 執筆のモチベーションになる光景もある  作家には、いつか機会があれば描きたいという「シ…

栗林元
9か月前
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小説指南抄(24)書き急いでしまうということ

書き急いでしまうということ (2016年 10月 19日 「読書記録゛(どくしょきろぐ)」掲載)  小説を書いていて、もうすぐラストだというところまで来ると、とりあえずゴールにたどり着くために「書き急いでしまう」ときがある。  今書いている作品でちょうどいいケースがあったので、それを例にして解説する。 まずは、例文。  開ける八月十七日。早朝の陸軍・伊那飛行場に国籍表示のないDC8がひっそりと着陸した。  停戦状態二日目の朝。すでに空港には緊張感がなく、管制の兵も二人だ

創作エッセイ(8)情景描写の中の情報量とは

描写とは何のためにするのか 「説明するな描写せよ」、これを私は森村誠一さんの技法書で気づ…

栗林元
9か月前
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小説指南抄(23)厚みのある文章

厚みのある文章 (2018年 01月 16日 「読書記録゛(どくしょきろぐ)」掲載)  今回も拙著…

栗林元
10か月前
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創作エッセイ(7)志賀直哉の「雨蛙」を読んで

(2016年 10月 05日 「読書記録゛(どくしょきろぐ)」掲載) 志賀直哉の「雨蛙」を読んで …

栗林元
10か月前
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小説指南抄(19)読者目線、キャラクター目線を忘れない

(2016年 10月 05日 「読書記録゛(どくしょきろぐ)」掲載) 読者目線、キャラクター目線を…

栗林元
10か月前
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小説指南抄(7)物語の発想と膨らませ方(2)

(2015年 02月 02日 「読書記録゛(どくしょきろぐ)」掲載) 物語の発想と膨らませ方(2)…

栗林元
1年前
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小説指南抄(6)物語の発想と膨らませ方(1)

(2015年 02月 02日 「読書記録゛(どくしょきろぐ)」掲載) 物語の発想と膨らませ方(1)…

栗林元
1年前
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小説指南抄(4)状況の描写でキャラクターを伝える

(2021年 09月 11日 「読書記録゛(どくしょきろぐ)」掲載) 今回は拙著「不死の宴 第二部 北米編」をネタに、情景や状況を描写しながら人物の情報も読者に伝えるという実例を解説。 以下引用---------------------  目を覚ますといつも日没だ。カルメン・バエンズエラ・レジェスタはこのスイッチを入れるようなヴァンパイアの目覚めが嫌いではない。昔の夢を見なくてもいいからだ。  強ばった体をほぐしながら化粧台の前に座る。  鏡の中の自分は十九歳の時のままだっ