祭りのだんじり

島の男たちや子供たちが大事にしている行事に秋祭りがあります。
僕が育った久司浦集落では、男連中が春頃からだんじりづくりに精を出していました。
僕の小さい頃は、まだ隣の集落とのけんか(だんじり同士を鉢合わせさせる。)があり、数日にわたり、朝早くから夜遅くまで、集落が祭り一色に染まっていました。
だんじりの上に乗って、太鼓を叩くだんじり子供はあこがれの的で、僕も小さい頃から秋になれば太鼓と囃子を練習してきました。
しかし、過疎高齢化の波と、コロナ禍が追い打ちをかけ、久司浦もその後越した引野でもだんじり興業は廃止となりました。

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