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"アタリマエ"を刷新し、意志で繋ぐ就職市場を創る

2021年10月にinteeはサービスビジョンをリニューアルしました。
その想いをこのnoteに込めて、書き綴りたいと思います。

サービス概要

inteeは新卒採用市場をメインターゲットとした、自立支援サービスです。社会への入り口となる就職活動。その "あり方" に問いを立て、より良い形で企業と学生を繋げるようなサービスを展開してます。学生には意志を紡ぐためのメンタリング、セミナー、ワークショップを提供し、企業にはinteeでサポートした学生と繋がるダイレクトリクルーティングやウェビナー、オンラインイベントや個別の紹介などを提供しております。
https://intee.jp/

なぜこのタイミングか

inteeは2017年に創業したサービスで、2018年にビジョンを入れ替え、3年間事業を発展させてきました。おかげさまで事業も大きくなり30,000人のユーザー、100社超のクライアント、関わる従業員も当初と比べると5倍以上になっています。このタイミングで更なる成長を見据え、10年、20年向き合えるより強固なVisionを掲げたいという想いから今回のリニューアルに至りました。

将来の希望 と 働く熱意 がない

inteeが向き合っている課題は、将来に希望がなく、働く幸福度が非常に低い日本の環境です。数字で見ると非常にショッキングですが、下記データを御覧ください。

一つ目は内閣府が出している若者の意識調査における、「将来への希望」という項目。アメリカやドイツ、隣国の韓国などの諸外国に比べて圧倒的に将来への希望を持っていないことが分かります。

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二つ目は働くビジネスマンのエンゲージメント調査。日本企業における熱意のあふれる社員の割合は、たった6%と139カ国中132位と最低ランクになりました。数字を見ると二つの数字とも非常に悲しい結果ではありますが、周りを見渡してみると、熱意の溢れた大人はいませんし、希望に満ちた若者も見ることは少ないのではないでしょうか?

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一方で就職活動の場では企業と学生は夢や希望、そして仕事への情熱を語ります。なぜならば、それらで企業と学生は繋がっているため(志望動機)です。そんな話をしながらも、本音は熱がない仕事、夢を持てない社会を何となく理解しつつ、自分を騙し騙し就職/採用活動をしているのが現状です。この状態は適正ではないとinteeは課題意識をもっています。

結果的に毎年、半数以上の学生が入社を後悔しているのも納得できる数値です。私個人も事業を立ち上げてから毎年、何十名もの入社半年にも満たない新入社員からキャリアについての相談をいただくのが実情です。

厳しいようですが、もう20歳も超えてもいますし、それらはすべて自分の責任です。就職活動で本気で自分の意志に向き合っていないから、会社でのミッションに悩み苦しむのです。仕事自体はどのような職種についても楽しくはないですからね(下記参考までに)。

しかし個人から目を離し、俯瞰的に新入社員を見た時に、大部分がこの課題を抱えるという社会構造/就職市場は、変化を求められていると感じています。

何に向き合う?

ここまでの悲惨な状況を作り出している原因は何か?それは日本独特の社会慣習にあります。

幸福に関する様々な研究がされていますが、結論として給与や学歴などよりも圧倒的に「自己決定」という要素が幸福に与える影響が高いと言われています。
大学までの日本の教育を振り返ってみてください。ひたすら暗記暗記暗記。誰かの正解(答え)を覚え、それをアウトプットすることがテストで求められ、それで○✖️がつくことがほとんどではないでしょうか?
結果として教育の中では個人の意志が問われることはなく、進路先の学校でさえ偏差値の高いところから順に選んでいる日本では、自分で決める範囲は限りなく0に近いと言えます。

つまり常に誰かの正解に則って行動している感情を日本人は持っているのです。悪き文化ですが、こういった概念が束になって個人の意志を圧迫するものが "同調圧力" です。自分で決定できず、決まったことだけに向き合う状態では、将来に希望を持つなんてできません。

自己決定できない教育体制すべてに問題があるとは考えていません。そもそも自己決定には知見(教養)が必要になりますし、以前の高度経済成長期には意志を重視しないほうが経済が伸びて個人の所得も伸びました。
しかし時代も変わり、ビジネスのフィールドでは意志を持って変化を生み出せる人が重宝されていますし、豊かになった日本全体では個人の幸福が注目されるようになってきました。

大学生は20歳も超え、いろいろな経験/学びをして知見が深まる成熟期にあります。そして今の社会は決まった答えを持つのではなく、意志を持って変革を生み出すことを求めています。
このタイミングこそ、これまでの”アタリマエ”を捨て、意志によって学生と企業を繋ぐこと実現するべきです。

そして、意志を出して自身の力で前に進むことこそが、「自立した人材を増やし、人生の幸福度を高める」という当社のVision実現への一歩目です。

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希望があふれ、熱が渦巻く社会へ

上述のように、この不幸せな日本社会に対して就職活動自体のあり方を問うinteeは新しい社会への起爆剤になり得るサービスです。

強い意志は、そのまま希望と熱へと繋がります。皆さんの近くにもエネルギッシュで、何やっても楽しそうな人はいませんか?もしくは学生時代の文化祭や体育祭、部活でそう言った経験はお持ちではないでしょうか?

無我夢中で、失敗すら楽しく、何かに取り憑かれたように取り組む時間。あの時間で溢れる人生を社会に生み出したい。そのためにinteeは努力を惜しみません。

学生には本当の意志を芽生えさせ、それを社会にぶつける勇気を。
企業には上っ面ではなく本音でぶつかり、厳しいことも伝える文化を。
意思で繋がる瞬間が、日本の明るい将来を導くと信じて。

現在inteeのサービスでは学生には意志を生み出す(inteeではこの力をパーソナルスキルと定義しています)ため、intee独自のコンテンツを用意しております。具体的には下記4つのステップで構成されています。

①意志の重要さを深く知るセミナー
②意志を生み出すキャリアワークショップ
③決断に必要なビジネス情報のインプット
④思考を整理するメンタリング

正直とても時間がかかり、数多くの方から共感はされど、やっているところを見たことがありません。就職活動をこなすだけであれば、こんな意志を生み出すなんて不要であるためです。

しかし意志があれば、その後の活躍も幸せもついてきます。実際にinteeから飛び立った学生は社会の重要な役割を果たしており、熱に溢れた毎日を過ごしています。

自身で事業を生み出してその責任者になったと報告をくれたメンバーもいますし、会社の採用責任者に任命され当サービスに今度はクライアントとして関わってくれているメンバーもおります。

現在のinteeのクライアント様は皆、inteeの想いに共感してくれています。各社様、学生の意志を本気で受け取りそれに対して本気で向き合ってくれております。本当にそのような企業の採用担当者様には感謝しかありません。
(下記一部スキル概念の参照)

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今後の展望

今後の事業展開としては、例えば現在大学三年生、修士一年生を中心に事業展開しておりますが、人間として経験/知見ともに成熟している大学生であれば学年を問わず意志を生み出すキャリアワークなどを提供していきたいと思っています。もちろん入学早々の大学1年生も対象です。

また企業に意志を問う文化を定着させるサービスも展開していきたいと思っています。現在はサービスに共感していただいて進んできておりますが、今後はinteeのVisionを前面に押し出し「こうあるべきだ」というメッセージから、このような形に変化を遂げたいと感じていただける企業様のサポートを増やしていきます。

もちろん企業/学生個別で見ているのではなく、”意志で繋ぐ”ということが私達の実現すべき世界であるため、その繋ぐ精度をもう一段階レベルアップしていきます。具体的にはこれまでのマッチングをすべて分析し、意志という定性的なもののデータマッチング化に挑戦します。

いずれにせよ目指す世界は意志で繋がり、それが新たな ”アタリマエ” になる社会。就職一括採用や型にはまったインターン、大学受験と同じような面接対策文化と乗り越えなければいけない壁はたくさんあります。

しかし、それらがすべて解決され、大学に入ったタイミングから一人一人が自分の将来を子供のようにワクワクしながら考え、それに本気で向き合う大人(企業)がおり、それを本当に実現している人がたくさんいる社会に、心躍りませんか?

人生を懸けるには十分な課題であると感じています。

最後に下記がVisionメッセージです。
ここまで読んできていただき、ありがとうございました!
ぜひクリックして拡大し、ご一読ください!

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