【作品の物語】黒招き猫又 重ね
二匹の黒い猫が
声を重ねながら鳴いている。
「メオメオ」「ニャオニャオ」
彼らは、声を重ねて喋った。
「我らは、むつみあい、
調和の中で生きる
重ねの招き猫。
二匹の両目で、
ひとつのものをふたつ
の方向から見つめ、
必要であるものを招くのだ。
この力を欲す者は、
我らにチュールを捧げよ。」
【解説】
こちらの作品の中には、3つの数字が隠れています。
2匹の黒招き猫又は、調和を意味し
3種類の花の書き分け(金属細工のような描き方や、着物の柄の様な平面的な梅、黒猫又の後ろは立体感のある花々)は、「過去・現在・未来」を
扇型・永遠に発展する意味を持つ末広がりの8です。
刻の重なりと調和。
その上での発展がテーマの作品です。
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