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【HAIT Labとは?】プログラミング初心者が短期集中型のAI開発にどハマりして学生生活が激変!

こんにちは!HAIT Lab広報の松本です!

高校生や大学生のみなさんの中には、「将来なんかすごいことして世界を変えたいなー」と思いつつも、毎日をなんとなーく過ごしている人も多いと思います。その準備として、世界を変える前に短期間で自分を変えてみませんか?HAIT Labに参加すれば学校の中だけでは経験できないことにチャレンジできます!

今回は、2019年夏のHAIT Labプライマリーコース1期に参加した吉岡さんにHAIT Labが学生生活をどう変えたのかインタビューをしました。

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ーHAIT Labに参加したきっかけを教えてください

友人に誘われて単純に面白そうだと思ったことがきっかけです。

大学2年生の6月に部活をやめ、バイトもやっていなかったので夏休みは時間がありました。そんなとき、友人から「プログラミング初心者でもAIを1から勉強して実践できる勉強会みたいなものがある」と誘われました。他の友人はバイトが忙しかったり、お金をほとんどとらないことに怪しがったりして断っていましたが、私はもともと面白そうなことはとりあえずやってみる性格だったので参加することにしました。

プログラミングはPBL(問題解決型学習)でC言語を少し勉強したくらいで、AIに関しては全くの初心者でした。

ー夏休み期間に福岡市での開催ということで、北九州市からの交通費や帰省のタイミングは気になりませんでしたか?

交通費は特に気になりませんでしたね。

毎回の活動が自分にとって新しい経験ばかりで楽しかったからです。

帰省については活動日が毎週月曜日のみだったのでお盆以外でも、ときどき平日に愛媛の実家に帰ることができました。また、AIの勉強はWeb教材で自習するシステムだったので、帰省の際に荷物にならないのは大きかったです。また、質問があればいつでもSlackでLabの人たちに聞くことができたのでスムーズに学習が進みました。

ーHAIT Labに参加する前はどんな学生生活を送っていましたか?

毎日大学に通って、家に帰ったら少し勉強してから寝るような、普通の生活でした。

ものづくりには興味があったので、1年生のころからものづくり系の部活に入っていました。しかし、活動している人が少なく、わからないことを聞くこともできなかったので、自分がやりたいこととは違うと思い、2年生の6月にやめました。バイトはしていませんでした。

ー初回のHAIT Labに参加したときの印象を教えてください。

荻本さんと早田さん(注1)からHAIT Labの説明を聞き、「自分もここで勉強して実践すれば、AI技術を使って世の中の課題を解決できるようになれるかもしれない」と思い、ワクワクしました。自分と年齢が近いお二人もHAIT Labで学んで、現在は開発に携わっているということもあり、説得力がありました。

会場には60人ほど来ていましたが、参加した学生の中に、誘ってくれた友人以外の知り合いはいませんでした。話を聞いていると、大学や学部学年問わずいろいろな人がいることがわかり、自分の大学の中にいる人しか知らなかった私にはとても新鮮でした

参加した学生の全体的なプログラミングのレベルは自分と同じくらいか、それ以下が大半で、開発ができそうなレベルの人は少なかった印象です。

ー全6回の活動期間の中で楽しかったことやきつかったことはありますか?

チームで開発をしているときが楽しかったです。

HAIT Labのプライマリーコースでは3回目の活動くらいまでAruduinoを触ったり、Git Hubのワークショップをしたり、みんなでKaggle(注2)に挑戦したりしながらプログラミングに慣れていきます。後半は、最終発表に向けて機械学習を組み込んだプロダクトを完成させることを目標に、チーム開発をします。もちろん、チームメイトになった人はLabではじめて会った人しかいませんでした。しかし、チームでどんなものを作るか話しているうちにすぐに仲良くなっていきました。

みんなで「ひとつのプロダクトを完成させる」というゴールに向かって役割分担をして開発を進めていくのは、大学のPBL授業に似ており、自分がやりたいことができていたので楽しかったです。もちろん、最初はエラーばかりで、自分で調べても解決方法がわからないことがありました。しかし、SlackでLabの人たちに質問したり、Docbaseを参考にしたりして解決していきました。私のチームは、特にやる気がある人が多かったので、週1回の活動日以外にエンジニアカフェなどで集まって開発していました。

活動の中できつかったことはあまりないです。しいていうなら、SlackやDocbaseなど、初めて使うツールがとても多く、最初は戸惑いました。しかし、どれも活動や開発をする上で必須ツールなので使っているうちに慣れていきました。

ープライマリーコースでの全6回の活動と最終発表を終えて、自身の生活で変わったことはありますか?

プログラミングが趣味になりました。

6回の活動期間の中でいろいろな経験をし、ものづくりがより楽しいと感じるようになったと思います。なので、機会があればLabのメンバーとハッカソンに出場したり、2期のLabのメンターをしたり、Lab経由でAIの開発業務に少しですが参加させてもらったりしています。また、エッジAI(注3)に興味をもち、独学で勉強しています。

最近では、Labのメンバーと2日間のオンラインハッカソンに出場しました。私たちのチームは勤怠管理とコミュニケーションの円滑化を目的にしたプロダクトを作りました。具体的には、まず椅子に置いた圧力センサで3分ごとに計測した値をラズパイで処理し、着席しているか判断します。その結果をSlackAPIによりSlackのステータスに反映させて着席しているかが一目でわかるようにしました。また、そのデータから1日の勤務状況のグラフを作成し、Djangoを使ってブラウザ上で確認できるようにしました。

最終的に、課題に対してピンポイントで対処できるようなものにはなりませんでしたが汎用性の高いプロダクトが作れたかなと思っています。

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▲ハッカソンで作成したスライドの一部

ーもしHAIT Labに参加していなかったら、今はどんな学生生活を送っていると思いますか?

Labに参加する前の生活のように、いかに大学から早く帰って寝るかを考えて生活していたと思います(笑)。

もともと私は大学の授業だけで学生生活を終わらせたくないとは考えていたので、旅行に行ったり、別のイベントに参加していたりしたかもしれません。しかし、あの初回の活動に行ってHAIT Labというコミュニティに参加していなければ、ハッカソンで悔しい経験をしたり、そこからさらにウェブアプリやマイコンについて勉強する、ということもなかったはずです。HAIT Labをきっかけに私は確実に成長できたと思います。

ー最後に、HAIT Labへの参加を迷っている人にメッセージをお願いします。

やる気と時間があれば参加したほうがいいです。

プログラミングやAIの勉強は今の時代に独学でもできるかもしれません。しかし、大学学部学年問わず、いろんな人たちが集まって短期集中で学び、同時にチームで何かを開発して、そのあとも新しい経験へのきっかけを与えてくれるチャンスは、普通の学生生活ではなかなかないと思います。特に福岡などの地方ではなおさらです。私は行動するかしないかの積み重ねで人は変わると思っています。少しでも気になった方は参加してみてください。

行動力は命だと思います。

(注1)HAIT Labの代表。
(注2)AI技術を使ってデータ分析の精度を競う大会のひとつ
(注3)産業用ロボットなどの現場に近いデバイスにAIの学習モデルを実装し、異常判定や予兆保全をおこなうもの

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