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女の子がいるお母さん、お父さんに読んで欲しい理由③

この本は女の子がいるお母さんにも読んで欲しい。
新刊「死んでも女性ホルモン減らさない!」は、そんな思いも込めて書いています。
その理由とは……。


「おめでとう」って言って欲しかった


初潮がきたらお祝いするものだと思っていた。
テレビやマンガの見過ぎかもしれないけど。
でも我が家は違った。
「ああ、きちゃったの」
がっかりしたような母の声に、初潮がきたことに対し、私は罪悪感を持ってしまった。
少女から女性になることは「恥ずかしいこと」とも。

母にも色々な思いがあったと思うし、今となってみれば「初潮を迎える娘の母親」を初めて体験するのだから仕方ないと理解できる。
初潮がくれば背も伸びにくくなるし(私はちびなので)、もう少し少女でいて欲しいという思いもあったかもしれない。
自分の娘の女性性に対する嫌悪感みたいなものもあったのかな?
しかし子どもの頃は全く理解できなかった。
ただお祝いしてもらえない、純粋に「おめでとう」と喜んでもらえないことが悲しかった。

「生きづらさ」を子どもに味わせないために


この本の監修者である吉野一枝先生は、「娘に初潮がきたら、お母さんと一緒にクリニックにきて欲しい」と話す。
もし私が初潮がきたばかりの頃、吉野先生と出会っていたら、月経をはじめとする女性特有の病気や症状に対し、もっとポジティブに考えていたと思う。
そしてまた、更年期のような症状が30代で出た際、すぐにクリニックを訪れていただろう。
女性として生まれたからには、少女から大人になるのは当たり前のことだし、更年期だって誰でも通る道なのだから。

当時の気持ちは、とうの昔に浄化している。
ただ私と同じような悲しい思いを、年頃の女の子に味わって欲しくない。

そんな思いもあって、初潮がきてからすぐに婦人科に行くこと、若い頃からケアすることの大切さ、そしてお母さん自身が女性ホルモンの知識をしっかり得ていただくため、ページを割かせていただいた。

子どもがいない私なぞに言われたくないと思うけど、自分の娘に初潮がきたら「おめでとう」って言って、お祝いしてあげて欲しい。
できたらお赤飯を炊いて、お祝いの膳も用意して。
きっと娘さんの心には、月経に対し、ポジティブな思いが宿るから。
そして婦人科に一緒に行って、女性ホルモンのケアがいかに大切なことかをドクターから聞いて欲しい。
それによって、いろいろな意味での「生きづらさ」から解放されるから。

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