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友人を乗せた蒸気機関車の音を聴きながら。

友人が旅立ったと知らせあり。
病院には行かないと決めて自宅療養を決意。
しかし最後の日には
病院に連れて行ってと家族に頼んだそうです。
車から降り病院の玄関に入ろうとした時、
バッタリと息を引き取ったという。

なんと賢い、いさぎよい行き方だろうか。
彼女には、どこか大胆さを感じていたが流石だ。
病院のベッドでチューブに繋がれ
呼吸器でハーハー、とはならないのが彼女の生き方だ。
今頃ずっと遠くのすごいイイ所にたどり着いていることだろう。

わたしも遅れて同じ所に行くからね。
パットメセニーの音楽と
蒸気機関車の走る景色が
彼女を送る曲にちょうどいい。
グングン走る蒸気機関車が
まだ生きているわたしに力をくれているようだ。
そして涙が止まらなくなった。


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