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予測可能でない自分に戸惑う。

出来なかったことが突然出来てしまう。
「火事場の馬鹿力」とでも言うのかな。

私の場合、困ったことになります。
あれは小学生の時のこと〜2年生くらいかな?

その日の体育はプールでした。
私の水泳能力は
3〜5メートルくらいバタバタしては足をつき
水を飲んだりしてゲホゲホ..
そんな感じでした。

授業が始まり、しばらくプールで遊んで
そして先生が言いました
「プールの端までのタイムを測ります。」
生徒たちは次々と泳ぎ、測られました。
私みたいな子もいました。
足をついて、は〜っと息を吸って〜また泳ぎ。
それを見て私は思いました。
”カッコ悪いな〜、私もこれだし・・
泳げたらな〜順番がくる・・嫌だな〜”

あれこれ考えているうちに
私の順番です。
私は大きく息を吸って無我夢中で泳ぎました。
するとなんと★
一度も足をつかずに泳ぎ切ったのです。
「やった!できた!!」

プールが終わり教室に帰ると、
「選手に選ばれました。」・・先生
そう言われました。
なにそれ?選手!?
必死で泳いだから?すごく速かったんだ・・

先生は、選手のための夏休みの練習のこと、
市の競技大会の説明などしました。

”・・絶対、恥かくに決まってる!”
大会は市営プールだから深いし〜怖いし〜😂
私は夏休み中ずっと、悩み落ち込みました。
学校の練習は全てサボりました。
”でも、どうしても出なければならなかったらどうする?”
その不安が押し寄せると
一人で市営プールに行きました。数回ですけれど。
深いプールの端っこピチャピチャしました。
あ〜怖〜😭

結局、練習に一度も来なかったと言う理由で
選手から外されていました。
そうして私の楽しい夏休みが奪われたのでした。

次回は陸上選手に選ばれた話です。
それではまた。

     ーキョウコ

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