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Warushi

本日発表されましたが、
Warushiの1stアルバム"For as long as I've been alive"が4/19にリリースされます。

先行シングル第一弾「Beautiful bird」

先行シングル第二弾「Moonlight」

まだ聴いてない人は是非聴いてみてください。

彼と出会ったのは随分昔で、大阪の「華金」っていうイベントにゲストで呼んでもらった際に知り合って、
LIVE観て、他の出演者も凄くよかったんだけど、
なんかこの人だけ毛色は違うけどこれはこれでカッコいいなと思ったのを覚えてる。

そうそう、今回のは正規の1stアルバムなんだけど、
実は2014~15ぐらいにWarushiが自主で作ったアルバムがあって
Pell Mell Novelって作品。
それが凄く良かったんですよ。持ってる人は持ってるかな。

それの元ネタとリミックス、マッシュアップとかをミックスしたCDRを当時うちのショップや洋服卸してる店舗に置かせてもらったりしてた。
懐かしい。

その頃を知ってる人が今回のリリースで喜んでくれたらそれはとても嬉しいな。

それぐらいの時期からかな、うちに入るみたいな流れがあったんだけど、
何年か後に俺が一旦一人になりたいタイミングがあって、
実際ほとんどバラシにしたんだけど、
その時に「俺は着いていくって決めてるんで」
みたいな事を言ってきたのは印象的だった。

そのちょい後ぐらいかな。結構深刻なスランプに彼が陥って。
メールでやりとりはしてたから、状態は聞いてたんだけど、
「まあ焦らなくていいんじゃない」みたいな感じでゆっくり復帰を待った。

俺自身も色々と取り戻さなきゃいけない事があったから、
結構大変な時期ではあったかな。

その時期に彼はニューヨークに行ってて、
なんか帰ってきたら写真を色々送ってくれて、
「本場に触れて情熱が戻ってきた」みたいな報告をしてくれた事があって、
あそこでニューヨークに行ったことで彼は凄く良い方向に変わったと思う。

それこそR-指定と同じ地元で同い年で、
彼や彼らが駆け上がっていくまさにそういう時期だったから、
なおさら自分の信じるものを確かめに行ったのは何より効果的だったんじゃないかなとは今も思ってる。

元々義理堅くて、地元の先輩達と震災の復興支援を何年もやっていて、
物事の本質は分かる人だなっていう印象はあったんだけど、
周りの状況が目まぐるしく変わる中で、その本質を見失わないかは少し心配ではあった。
良いもの持ってるのは明らかだったから尚更。

で、そのしばらく後に大阪に俺がライブに行った時に遊びにきてくれて会って、
ライブ後に飯食いに行ったんだけど、本当に成長していて驚いた。人として。
奥さんとはその時に初めてお会いしたけど、Warushi本人も言ってたけどパートナーが凄く素敵な人っていうのがデカいと思う。
凄く出来た方で、とても安心したし、音楽どうこうは別として、
人生的にWarushiはもう大丈夫だろうなと、それが分かっただけでも嬉しかった。ニューヨークと奥さんは本当に大きく彼を変えたんじゃないかな。
他にも色々あるとは思うけど。

それからもたまにLINEしたりはしていたんだけど、
去年俺がアルバムを出すときに、
This Is My LifeってタイトルだったからWarushiが歌ったら面白そうだなと思って
「特典のRemixやってみない?」って声かけたら、
即「やります!」って返事きて。
それがこの曲なんだけど。

結構すぐレコーディングして送ってきてくれて、
なんかラップ聴いた感じ何もしてなかった訳じゃないのは一聴して分かったんだけど
「実はアルバム作ってまして」みたいな話になり、
話聞いたらもう全部レコーディング終わってて、
ミックスとマスタリングとその他諸々がどうしようという感じだったので、
うちのManakurv紹介したら、彼が受けてくれて、
作ることになった。

でもどうやって出すとかは最初は特に決まってなくて、
どうするか聞いたら「forteから出させてほしい」と言われ、
何回もアルバムのdemoを聴いて、協力させてもらうことにした。

Warushiの場合トラックも自分で作るから、
(アルバムは全曲セルフプロデュース)
早く終わるかなと思ってたんだけど、
(確かラフ貰ったのが11月ぐらいで、年始には出せるぐらいの感じだった)
なんか時間かかってるなと思ったら、
Manakurvがビートのミックスまで一からやってくれてて、
彼は誇張なしに自分がぶっ倒れるぐらいまで本当に突き詰めるタイプだから、
かなり綿密に作り込んでくれた。

結果的に時間はかかったけど、凄く良い作品になったと思う。
この作品の主役はWarushiだけど、
Manakurvの頑張りがなければまた違った作品になってたと思う。
それぐらい頑張ってくれた。
あとDJの開斗さんね。
結構な数の曲でスクラッチ入れてくれてるんだけど、有り難いですね。
俺は事務的な作業とアートワークぐらいで、
音楽面に関しては特にディレクション的なことはしていない。

むしろ俺の色がなるべく入らないように意識した。
これはラップもビートも自分の手で生み出した
正真正銘Warushiの作品だから、
横槍入れたくないというか、相談されたら答えるし、
必要なことは伝えるけど、なんかアルバム聴いた感じ、
確固たるものみたいなのはもうある気がしたから、
あとはリリースしてよかったって本人と仲間と家族が思えて、
聴いた人に良い影響を与えられたら良い
なと。
これから先この作品が広まれば、
他のビートメイカーのビートでやることも出てくるだろうし、
全曲セルフプロデュースってのは本当に貴重だと思って。

今日解禁されたウルトラバイヴのインフォに良い文章があった。
「ライム、ビーツ、フロー、どれを取っても盤石の、産まれてから今までの全てが制作期間のファーストアルバム。」

産まれてから今までの全てが制作期間のファーストアルバム。
いいね。
1stアルバムは一生に一回しか出せないからね。良いなあ。

来週の水曜にはアルバムが出るわけだけど、
先行の2曲が結構評判良くて、
特にMoonlightは沢山のプレイリストに入ってる。

その2曲もそうなんだけどアルバム通して聴くと本当に一貫してるなと思う。
リリックもサウンドも。
彼とは話したけど、諦めないで続けてると良いことあるよね。
ていう。
でもそれには前述の地元の先輩たちが見せてくれた背中とか、
家族とか仲間とか、
いろんなサポートがあっての今だから、
ホント感謝だよね。

まあとにかくアルバム自体聴くと俺がどうこう言うより全然伝わると思うので、
是非聴いてもらいたいです。

なんか既に良いビートメイカーだったりから結構誘い来てるみたいだから、
これからのWarushiの活躍も楽しみにしてます。

読んでくれて有り難う。

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