休みの練習

先日、夜に娘が「明日保育園に行きたくない」と言った。

初めてだったので「とりあえず寝てみて、明日の朝行きたくなかったら休もうか」

と言って寝た。
まあ大体こういうのは次の日ケロッとしてるもんだろうと思った。

がしかし、それが甘かった。

次の日の朝に「保育園行かない」と。

という事で休ませて1日好きに過ごした。

まあそういう日もあるだろうし、
彼女には彼女の事情があるだろう。

流石に小学校中学校の登校拒否とは違うだろうが、選択肢として「休む」があっても良いし、
もし本当に行きたくない理由が根深い場合にその選択肢があるとちょっと楽じゃないかな。と個人的には思って。
学校は休んじゃいけません!
と、
休みたければ休んじゃえばー。
を自由に選べたら、もしその価値観が俺の頃にあったら俺は楽だったなと思う。

とまあ休む、休ませる練習って感じだった。

で、今日。
家を出る直前に「保育園行かない」
これはマジでただのノリというかクセになりかけてるだけだって明らかに分かる感じだった。
子供だから笑えるほど分かりやすい。

めっちゃ連れて行くの大変だったし、先生も「珍しいわねーどうしたのー?」
なんて驚いていたが、迎えに行った時には「あの後すぐ泣き止んでクリスマスの話沢山してくれましたー」と言われた。

まあなんか昔、、、っても俺の頃なんかはまだ学校行きなさい!学校来なさい!みたいな社会の雰囲気だったんだけど、
それでも行く意味が分からない時は原付で海に行ったりして、
海見てるだけなんだけどそっちの方が勉強になったりしたんだよな。

友達とサボって音楽聴きながら河川敷で夢について話したり、愚痴ったり。
勉強や学校に意味が無いとは言わないけど、
チョイス次第でその先の世界との向き合い方は変わると思う。

良い先生もいればクズみたいな先生もいる。
良い友達もいれば嫌な奴もいる。
それをただ同じエリアに住んでるだけで、
そこしか社会が無いかの様に感じてしまうのは大変勿体無い。

少し外に出れば素晴らしい人も信じられないぐらい沢山いるし、逆も信じられないぐらい沢山いる。
学区に見つからなければ隣町にいるかも。
同県にいなければ日本にはいるかも。
日本にいなければ世界にはいるかも。
いないって塞ぎ込むんじゃなくて、
そうやって探してればそんなに時間がかからずに見つかると思いますよ。
意外といるんですよ。

俺の好きな映画で、ジャケットでも何回かサンプリングしてる「Train Spotting」でも
「choose」という印象的なフレーズが何度も出てくる。

まあだから選択肢を増やすってのは親が出来る一個の仕事なのかなと思う。

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