10回目のカウンセリング

2020年8月から通っているカウンセリングも今回で10回目。1回13,500円かかっているので金額的にも大きくよく続いたと思う。今回のカウンセリングは私もカンセラーも今まで一番深く心地よく、質が上がった事を実感できた。

まずは、ヒヤリングから。カウンセリングの効果を感じているが、まだまだ気持ちが楽にはなっていないと伝えると、気持ちは振り子のように振れるから良い時・悪い時が交互にやってくる。カウンセリングによってその振り子の軸が前に少しづつ進んでいくイメージということ。

相変わらず現実では家庭・職場で思うようにいかない。私は童話の「北風と太陽」に例え、以前は北風を吹かせて相手を変えようとしてたが、今は太陽の力で接していくと。そして「言いたいことが言えていない」という前々からの課題から一歩進んで、「言ってもらいたい事が言ってもらえない」という願望があること。

前日に母に電話で応援して欲しいと伝えた。「頑張っているね」と応援してくれたが、その後は「子育てはこれからもっと大変になるから頑張るんだよ」と余計に負担になるような事を言われた。応援する気持ちはありがたいが、言葉のかけ方を知らないだけなんだ。

そして、セラピーへ。今回のテーマは「言いたいことが言えてない」「言ってもらいたい事が言ってもらえない」「味方を作る事ができない」「甘えたい」など伝えて、いくつかの呼吸を通して今回は3〜5歳の自分に会いに行く。今回は当時買っていた犬のジョンと大人の私の二人で。

父と母を探す。父にもっと遊んで欲しかったと伝えた、キャッチボールをやったり釣りに連れてって欲しかったと。家をリフォームした時に大工さんが私に釘を打たしてくれたのだが、打った場所が見える所にある柱だった事。父に気付いてその大工さんを注意して欲しかった。幼稚園で友達が窓ガラスを割って、ガラスが僕の手を切り裂いた時の話。友達が親を連れて僕の家に謝りに来た時に、父は笑いながら仕方ないから大丈夫と言っていたが、本当は相手を注意して欲しかったんだと。幼い僕に父に味方になって欲しかったと、嫌な事があったら父が文句を言いに行ってくれたら良かったのにと。

次は母。母がどんな人だったかと思い出すのに時間がかかる。父は警察官で当直があり家にいない日があって、そんな母は「うちは母子家庭みたいなもんだからね」とよく言っていたが、「パパは家族の為に一所懸命仕事してくれてるんだよ」と言って欲しかった。僕のパパを悪く言わないで欲しかったと。

あと、僕が母にどこから生まれてきたか聞くと「橋の下から拾ってきた」、姉は「川で拾ってきた」と母が言ったこと。当時は普通の説明だったと思うが、それを信じた訳ではないが、当時の私はそれを聞いて頼っちゃいけないんだ早く自立しないといけないと、焦って緊張していた。カウンセラーから「子どもなんだから自立しなくて良いんだよ」「甘えていいんだよ」と声をかけてくれる。私の背伸びはここから始まったようだ。

こうして傷ついた3〜5歳の僕を、大人の私は抱きしめて慰めの言葉をかける。「大丈夫だよ」「辛かったよね」「甘えていいんだよ」「味方だからね」「いつでも言ってね」「助けてあげるからね」など。怒っていた僕は泣き出し、声かけにより落ち着いてきた。そして、今の私の3女(8歳)のように悪ふざけをしだした。ありのままの自分で甘えている。こうした時間を過ごし、これを色と形と音で表現する。今回は黄色い星だった、今まではオレンジの植物や動物だったから質が変わったんだ。音はブーって音を数回声に出して自分に印象づける。そして、呼吸を繰り返し現実に帰ってくる。

前回は10歳の自分を扱っていたが、再び3〜5歳の僕を癒した。そしてイメージがオレンジから黄色に変わった。自分でも今までより深くリラックスしてるのを感じる。カンセラーも手応えを感じていた。腹側迷走神経が刺激され発達しているということ。これを繰り返していくのが、私の受けているカウンセリングです。

こうやって子供の自分の願望をカウンセリングで癒している。まだ、この願望を現実で癒したくなる、女性に甘えたくなるんだ。カウンセリングでこの気持ちが落ち着いてくれることを願って。

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