【talk】実家の犬との出会い
何度かnoteにも書いていますが、私の実家にはフレンチブルドックの女の子がいます。
今回は、その子と出会ったときの思い出を記していきたいと思います。
2020年4月、世界中でコロナウイルスが大流行し、日本もパニックに陥っていました。
当時、百貨店に勤めていた私は、コロナによる一回目の緊急事態宣言で百貨店が休業し、自宅待機となっていました。
実家で両親と過ごしていたのですが、母がちょうど更年期とコロナの不安が重なり、精神的にかなり不安定になっていたんですね。
私は自宅待機の身なので本当は外出は控えた方が良かったのですが、母の気分転換にと思い、何度かお茶をしに出掛けたりしていました。
そのとき私はもう夫とは出会っており、結婚の話も出ていたのですが、両親だけ実家に残してお嫁に行くのはなんだか心配で、結婚するときは自分の代わりに犬を両親にプレゼントして行こうかと考えている時期でした。
そんなある日、また母とお茶をしに行った帰りに、犬好きな母の気分転換にペットショップに立ち寄りました。
そのとき店内には、沢山の子犬の中にフレンチブルドックの子犬が2匹おり、1匹はクリーム色の男の子、もう1匹はパイド柄の女の子でした。
母が以前からずっとフレンチブルドックのクリーム色の男の子を飼いたいと話していて、まさに思っていた子犬がいたのでずっと見ていたら店員さんが来られて、両方の子犬を抱かせてくれました。
クリーム色の子もとても可愛かったのですが、パイド柄の子を抱かせてもらったときに、なんだか母ととても相性が良さそうだったんですね。
母の顔をじっと見つめて手をぺろぺろ舐めたりしていて、母は一瞬で心を奪われたようでした。
その日は全く飼うつもりはなくお店に立ち寄ったのですが、だんだんと本気でそのパイド柄の子をお迎えするか考える雰囲気になっていきました。
その日は一度家に帰り、父も交えて相談し、次の日の朝にお迎えに行きました。
私がお金を出した形なのですが、こんなに可愛い子を母にプレゼントできることがしみじみと嬉しい気持ちでした。
この子が来てくれてから、母と毎日てんやわんやしながらお世話をしていたのは良い思い出です。
母はそれまでの状態が嘘のように笑顔になり、いきいきとお世話を楽しんでいる様子でした。
どのように接していいかわからず、最初は距離を取っていた父も、今では一番甘やかしています。
去年の始めに耳の病気にかかり、3時間の手術を経て片耳が聞こえなくなってしまったのですが、そのときは家族みんなが心配してそわそわと落ち着かず、大変な思いをしました。
それ以外は大きな病気をすることもなく、毎日元気に過ごしてくれています。
もうすぐ3歳のお誕生日を迎えます。
優しくて甘えん坊で、お調子乗りなところもありますが繊細な面もあるこの子は、みんなの宝物です。
うちに来てくれてありがとう。
感謝の気持ちでいっぱいです(^^)
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