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第14話 認知の歪みとは?隠された視野の広げ方_How to編

ゆめみは深いため息をついた。

ゆめみ:天使さん、このウサギさんは考えるだけで本当に元に戻ってくれるのですか?
わたしはたしかに、”思考の癖”を解いたはずじゃないの?

天使の娘は、やんわりと微笑みながら語った。

天使の娘:ゆめみ、誰にでも思い込みはあるものなの。自分が間違っているかもしれないと、自身の価値観を疑ってみることが重要なのよ。そうすることで、新しい視点がまた見つかるの。

ゆめみ:やってるつもりだけど、難しいんです。「思考の癖」って、無意識のうちに考えているんでしょ?
さっきまでの ”逃げる癖” については、何となく自分のいつものパターンだから、経験からも明確にわかるから気づけたけど、、
ウサギさんを元に戻すってゆーのは、つまりどうやってやるんですか?

天使の娘は空を見上げながら言った。

天使の娘:確かに、”思考の癖”は無意識に働いていることが多いの。そしてそれに気づく第一歩は、自分の”視野の狭さ”に気づくことなの。そこが第一歩♪

ゆめみは真剣に考えながら返した。

ゆめみ:つまり自分には、”視野の狭さ”があって、それに気づかないと、何か新しいことや違う方法を試すことも難しいってこと⁈

天使の娘:ご名答♪自分の思考に ”視野の狭さ” があることを認識することが、新しい気づきの始まりなの。それによって、自分の知っている領域の外側、つまり見えていない場所があることに気づくことができるわ♪

ゆめみ:それって例えばどうやって気づくんでしょう?

天使の娘:いくつか方法はあるわ、
A. 抽象化する方法
B. 具体化する方法
どちらにも気づくことを助ける方法があるわ。
どっちがいい?

ゆめみは少し考えて答えた。

ゆめみ : Bでお願いしますっ!

天使の娘 : OK!
それでは状況を書き出すことから始めてみる。
①いつ、どこで、誰と、何をしたかを詳細に書き出すことで、その状況について客観的に考えられる手助けになる
② 書きだしたら、その時の気分を%で表す、自分がどれだけ怒っていたり、孤独感を感じていたかを記録する
③ その状況で頭に浮かんだ自動思考を書き出してみる。
何を考えたか、何をイメージしていたか、
それを振り返ることが大切。


ゆめみの手元にメモとペンが現れた!

ゆめみ:うわっ!こ、ここれに書くのねっ(汗)

ゆめみは一生懸命メモを書きはじめた。

ゆめみ : ふむふむ、、、

天使の娘 :この作業は”認知の歪み”に気づくために必要なの。「反証」といって、自分の自動思考 = “思考の癖”と”矛盾する事実”を考えることができるの。

ゆめみ:なるほど。事実と矛盾するところを考える。自分の思考がどれだけ現実とズレているかに気づければ、
それに対抗する考えをだすことができる。
それが新しい視点を持つ手助けになる、、、
そうか!つまりそれで自分の思考を客観的な視点から見つめ直し、視野を広げているんだね!

天使の娘:ご名答!そして最終的に、自分の思考に偏りがあることに気づいたら、
適応思考につなげてみる
①もしもその思考をした場合の最悪のシナリオを想像する。
②そのあと最良のシナリオも同じように考える。
③そこから現実的にありそうなシナリオを見つける。
その新しい視点を持つ鍵になるわ!

ゆめみ:なるほど、これなら自分の思考の癖がどこにあるのか気づけるかも!ありがとう、天使さん。

天使の娘:どういたしまして、ゆめみ。
自分の思考を見つめ直すことは、大きな成長と視野を広げることにつながるわ!

ゆめみ:よし!さっそくやってみよう!
そして今度こそウサちゃんを元に戻してみせる!

天使の娘:視野を広げる作戦開始なの!
そこにはゆめみの気づきと新たな冒険が待ってるわ!

つづく

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