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【無料note】骨格ストレートさん向けエクササイズを疑え!
はじめに
こちらのnoteは以下のツイートの補足を目的としたものです。
【骨ストさん、やってない?】
— 萩原智之@骨格タイプ別対策note【140,000PV】 (@hagi_bodymake) July 30, 2022
健康を保つために行うのであれば
どんな運動でも良いと思います。
しかし、体型を変えようと思えば
不適切な種目があるわけです。
骨ストさんが体型をスッキリさせようと
思うなら、効果がないor逆効果となるものを紹介します。
需要があれば解説をしていきますね。 pic.twitter.com/qCPjNccvHd
まぁ前置きはそこそこに。
さっそく解説していきましょう。
①腹筋運動の全てを疑え。
【解説1】
— 萩原智之@骨格タイプ別対策note【140,000PV】 (@hagi_bodymake) September 24, 2022
バイシクルクランチ(上・外腹斜筋)
プランク(下・腹直筋)
くびれを作るために…とやりがちな種目。
骨ストさんは、腹横筋で息を上手く吐けないため外腹斜筋や腹直筋に頼りがち。
その状態で行っても肋骨は閉じてくれない。
息を吐く→肋骨が下がる・閉じるが出来てから行う種目です。 pic.twitter.com/iWtzt8edPr
骨ストさんのお悩みの一つに『肋骨が開いている』というものが
挙げられますよね。
結果として『くびれがない』ため、そのくびれをつくるために
腹筋運動のツイートは伸びる傾向にあるように感じます。
しかし私は『骨ストさんは腹筋運動ではくびれない』と言い続けています。
【骨ストさんは腹筋運動でくびれない】
— 萩原智之@骨格タイプ別対策note【140,000PV】 (@hagi_bodymake) June 24, 2022
息を吐く際に使われたいのが『腹横筋』。
そうなれば自然と肋骨は下がって閉じる。
腹横筋を使えないと息を吐く時に『腹直筋』を使う。
肋骨が動かないから当然くびれも消える。
その状態で腹筋運動(腹直筋を鍛える)をしても、くびれは出来ないのです。 pic.twitter.com/uyRUXKbM4G
骨ストさんに多いあばらの開き。
— 萩原智之@骨格タイプ別対策note【140,000PV】 (@hagi_bodymake) February 17, 2022
要因は
①横隔膜の代わりに僧帽筋で息を吸う
→小胸筋と合わせて肋骨を引き上げて開く
②腹横筋の代わりに腹直筋や外腹斜筋で息を吐く
→正しく息が吐ければ肋骨は閉じるがこれらに頼ると閉じれない
つまり、呼吸の仕方に問題があることが多いのです。 pic.twitter.com/iHMq2l7HwG
さっくりと言うと以下の通りです。
①くびれを復活させるためにはインナーマッスル(ここでは腹横筋)が働く必要がある。
②インナーマッスルを働かせようとすれば下準備(首やお腹、肋骨回りのほぐしやストレッチ)が必要
②の下準備をすっ飛ばして①を行ってもインナーマッスルが働いてくれません。
つまり肋骨が動いてくれないため、くびれが出来ることがないのです。
「この腹筋は骨ストさんにおすすめ!」
「何故なら使えていないインナーマッスルが鍛えられるから!」
このように紹介されているツイートも見受けられますが…
それを見よう見まねで行ってもインナーマッスルが働かないから骨ストさんの特徴が出てしまっているわけです。
タイトルにもある通り、骨ストさん向けと銘打たれた全ての腹筋系種目を疑って下さい。
例えば脚を伸ばすやつ。
![](https://assets.st-note.com/img/1666352079260-G0sCTMVMF1.png)
例えばデッドバグ。
![](https://assets.st-note.com/img/1666352133603-9NGuxVtaFa.png)
こういった『インナーマッスルが働く!』と銘打たれたエクササイズを取り入れる前に解決することがたくさんあります。
順番を間違えると答えに辿り着けないし
— 萩原智之@骨格タイプ別対策note【140,000PV】 (@hagi_bodymake) October 10, 2022
余計に拗らせてしまうこともある。
骨ストさんのボディメイクは
まさに知恵の輪。
呼吸の癖によって肋骨が広がり厚みを出して動かない
→そのまま筋トレして余計にゴツくなりがち。
なストレートさんは、ほぐしやストレッチから始めることが大切ですね。 https://t.co/DEnjXXqPF6
【骨ストさんにおすすめ『やわこ』】
— 萩原智之@骨格タイプ別対策note【140,000PV】 (@hagi_bodymake) October 11, 2022
・身体の厚み
・肩まわりゴツさ
・肋骨の開き
骨ストさんの特徴が気になる方に
おすすめしているのが『やわこ』です。
肩甲骨の間に当てて寝るだけ。
ほぐれたら肩甲骨上端まで
位置変えつつ繰り返し。
ここをほぐすと肋骨が動いて
諸々の悩みが軽減されます。 pic.twitter.com/Wx53mZ363Q
②背中の種目は諸刃の剣。
【解説2】
— 萩原智之@骨格タイプ別対策note【140,000PV】 (@hagi_bodymake) September 24, 2022
ラットプルダウン
背中の筋肉を鍛えるためのものとして代表的な種目ですが、『肋骨を拡張させカラダの厚みを増す』効果もあります。
また、『背骨や肋骨、肩甲骨の動きを改善せずに行う』と首がすくんで余計にくび・肩周りがモリモリに。
私はウェーブさん向けの種目だと思います。 pic.twitter.com/rdCzeLWP9Z
ツイートにもありますが、肋骨の厚みという観点では
ウェーブさん向けの種目だと思っています。
では『どうやって背中を鍛えたらよいの?』を考えると、おすすめはロウイング系統の種目です。
ラットプルダウンのように上からではなく、前方から引く種目のことですね。
特に以下のような特殊なワンハンドローはよく指導しています。
筋肥大を目的にする場合には否定されがちがフォームですが、肋骨の厚みが軽減されやすい方法です。
【小難しい話】
— 萩原智之@骨格タイプ別対策note【140,000PV】 (@hagi_bodymake) July 10, 2021
同じ背中のトレーニングでも『両手』と『片手』では肋骨の動きが異なります。
両手のものは上位肋骨を広げカラダの厚みを出すため、骨ストさんにはオススメしていません。
だがしかし。
このワンハンドローは肋骨を閉じる機能が改善されカラダが薄くなっていく。
不思議ですね🤔 pic.twitter.com/tQAzBmTTb7
③二の腕は鍛えてはいけない。
【解説3】
— 萩原智之@骨格タイプ別対策note【140,000PV】 (@hagi_bodymake) September 24, 2022
僧帽筋や上腕二頭筋によって肩がすくみ
その力みでモリモリしている二の腕。
キックバックでは
二の腕をより発達させてしまう。
巻き肩が良くないよ!と
おススメされる残り2種も
外旋(外ひねり)によって肋骨を
拡張させる(厚みが出る)ため不向き。
まずは力こぶを弛めること。 pic.twitter.com/WPUIGUGheO
二の腕がモリっとしがちなストレートさん。
その二の腕を補足するために二の腕のエクササイズを取り入れる方も多いですよね。
残念ながら動かした部位から体脂肪が減るということは『ほぼ』ありませんし、筋肉でモリっとしているのだからその筋肉を鍛えてしまったら腕は余計に太くなるでしょう。
【こちらもどうぞ】
二の腕をすっきりさせるためには、肩やくびのすくみを解決する必要があります。
二の腕がモリっとするのは肩・くびがすくんでいるからです。
肩・くびがすくむ原因の1つが力こぶの硬さです。
腕をストレッチすることから始めてください。
【骨ストさん、腕伸ばそう!】
— 萩原智之@骨格タイプ別対策note【140,000PV】 (@hagi_bodymake) October 18, 2022
肩がすくんでいる方、実はちからこぶ(上腕二頭筋)が緊張しがち。
ここを弛めると肩も下がりやすくなります。
カラダをひねるというよりは
肩が壁から離れていくイメージで行うと
【ちからこぶ】あたりが
しっかりと伸びるはずです。 pic.twitter.com/MX0mXZObYz
④のけ反りストレッチは骨ストさんの特徴を強めがち。
【解説4】背中の反らし
— 萩原智之@骨格タイプ別対策note【140,000PV】 (@hagi_bodymake) September 24, 2022
首が短くなり、肩がもっこり。
背中は丸くなっているから反らしてみよう。
と思いがちですが…
背中の丸みは首から来ていることが多いです。
それを解決せずに反らそうとしても
①そもそも反らせない
②腰が反って肋骨開く の原因に。
まずは首周りのから解決しよう。 pic.twitter.com/AGuOAdrUdp
首の筋肉で息を吸う
→首・肩がすくむ
→頭が前へ出る
→猫背のように見える
のが骨ストさんに多い特徴。
試して頂きたいのですが…
思い切り首をすくめてカラダをのけ反ってみて下さい。
背中が反れずに肋骨が広がっていくのが分かると思います。
まず改善すべきは首・肩なのです。
ローラーで背中をコロコロとほぐすのは良いですが、のけ反るのはやめておきましょうね。
まずは首周りのストレッチから。
おススメのストレッチは以下の通りです。
【まずはコレから!おすすめのストレッチ】
— 萩原智之@骨格タイプ別対策note【140,000PV】 (@hagi_bodymake) September 24, 2022
①ザビエルhttps://t.co/zyWerprfhj
②僧帽筋https://t.co/DL0ZNgxBn8
③小胸筋https://t.co/lZokVGsbXp
⑤大胸筋を伸ばすな、縮めろ。
【解説5】大胸筋のストレッチ全般
— 萩原智之@骨格タイプ別対策note【140,000PV】 (@hagi_bodymake) September 24, 2022
大胸筋が硬くなってる…と思いがちですが、そうでもないことが多くて。
肋骨の厚みを軽減するためには
大胸筋はむしろ縮める動作を
取り入れたいところです。
代わりに小胸筋を伸ばそう。
おススメのストレッチ↓https://t.co/lZokVGKlbx pic.twitter.com/FYtBy5n0Z3
大胸筋の硬さ(縮まっている)は猫背の原因とされますが…
骨ストさんが猫背に見える原因は胸ではありません。
何度もしつこく書いたように首・肩にあります。
大胸筋は縮まることで肋骨の厚みを減らす働きがあり
それによって猫背になるのはウェーブさんです。
大胸筋よりも深層にある小胸筋をストレッチして
大胸筋は縮めるエクササイズを。
骨ストさんが習得出来ると
— 萩原智之@骨格タイプ別対策note【140,000PV】 (@hagi_bodymake) August 17, 2022
一気に身体が薄くなる肩甲骨の動き。
肩甲骨が身体に対して
✅1時の方向に上がる
→方向をコントロールするだけ
✅7時の方向に下がる
→力を込めて
と言った感じ。
7時の際に胸やわきあたりが使われている感覚があればOK。
洗面台やテーブル、シンクなどでどうぞ。 pic.twitter.com/BTvC38DWJ8
多分コレで伝わるはず。
— 萩原智之@骨格タイプ別対策note【140,000PV】 (@hagi_bodymake) August 17, 2022
骨ストさんのカラダの厚みの原因の1つとして『大胸筋』や『前鋸筋』が弛んでいる・使えていないことが挙げられます。
7時の方向へ押す動きが、それらを使えるようにするための動きってことですね。
あ、背骨や肩甲骨・肩周りの柔軟性改善を行ってから行う種目ですからね。 pic.twitter.com/vsN54bXJ2W
まとめ
Twitterにて骨格タイプ別の対策を発信し始めて約2年経ちますが…
特定の種目を否定することは行ってきませんでした。
自ら進んで運動をすることはとても素晴らしいことですし、それを否定したくなかったからです。
ただ、骨格タイプ別の情報が少しずつ増えていくなかで、明らかに間違っているものも多く見られるようになったのも事実で。
(そういうのに限ってバズっていますし…)
迷子になっている方もいるかと思い発信致しました。
努力は否定したくない。
でもその種目はちょっと控えて欲しい。
そんなジレンマを少しでもご理解頂けると嬉しいです。
あ、今更ながら経歴を紹介しておきます。
パーソナルトレーナーとして指導歴は12年以上です。
こういう理屈だからこうすれば上手くいくやろ!
→何故か上手くいかない…
を繰り返して今に至ります。
理屈だけで実践していないであろう発信が多すぎて辟易としています。
今回のnoteの趣旨は『やってはいけないことを紹介する』でしたので、おススメする種目はあまり紹介していません。
気になる方は私のTwitterをフォロワーして頂くか、以下のnote・youtubeを参考にしていただければ幸いです。
【理屈や理論を文字で理解したい人向け】
【実際の動きを見ながらエクササイズしたい人向け】
【とりあえず無料で何とかしてほしい人向け】
【追記】骨格診断の資格の有無について
こういった内容のことを発信すると突っ込まれるんです。
『この人無資格じゃん…』って。
この指摘についてはかなり論点がズレていると思っているので説明をしておきますね。
骨格診断タイプごとのエクササイズを運動指導者が提案出来るようになるための流れは以下のようになるかと思います。
①骨格診断タイプごとのカラダの特徴を知る
②その特徴は解剖学的にどういった状態なのかを知る
③その状態になる原因は何かを考える
④その原因を解決できる方法(ストレッチやエクササイズなど)を考える
⑤解決方法を正しく指導する
骨格診断の資格を取得することで出来ることは①と②を繋げることだと思います。
今回のnoteで私が指摘しているのは③④⑤です。
③原因が把握できないから
④推奨するエクササイズが間違っている
⑤解決方法(エクササイズやストレッチ)は理解していてもそれが正しく指導出来ていない。
要は運動指導者としてレベルがね。というお話…。
運動指導者じゃない方もいるでしょうけど…。
私は運動指導者です。
②③④⑤が正しく出来るために、カラダのことや運動指導について勉強し続けています。
①について時間を割こうとは思いません。
ましてやアナリストとして活動をするつもりがないのに、資格を取得するのは失礼だと思っています。
(資格を取得した方を否定してはいませんよ。念のため。)
(ついでに言うと、私以外の理論がすべて間違っているとも言っていないです。)
では①について。
それは『骨格診断ファッションアナリスト』の資格をもつ方にお話を聞きながら②と繋げました。
理屈については有資格者の方にお墨付きを頂いております。
それでも資格の有無について言うならこれ以上私から言うことはないですね。
最後に
骨格ストレートさんにとって本当に良いもの。本当は良くないもの。
そういったものを世に広めたいと思っています。
そのために日ごろからTwitterにて発信をしていますが…
書籍化が出来れば嬉しいです。
そのために!
拡散やフォローなどご協力頂けると幸いです。
よろしくお願い致します。
パーソナルトレーナー 萩原智之
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