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【無料note】骨格ストレートさん向けエクササイズを疑え!

はじめに

こちらのnoteは以下のツイートの補足を目的としたものです。

まぁ前置きはそこそこに。
さっそく解説していきましょう。

①腹筋運動の全てを疑え。

骨ストさんのお悩みの一つに『肋骨が開いている』というものが
挙げられますよね。

結果として『くびれがない』ため、そのくびれをつくるために
腹筋運動のツイートは伸びる傾向にあるように感じます。

しかし私は『骨ストさんは腹筋運動ではくびれない』と言い続けています。

さっくりと言うと以下の通りです。

①くびれを復活させるためにはインナーマッスル(ここでは腹横筋)が働く必要がある。
②インナーマッスルを働かせようとすれば下準備(首やお腹、肋骨回りのほぐしやストレッチ)が必要

②の下準備をすっ飛ばして①を行ってもインナーマッスルが働いてくれません。
つまり肋骨が動いてくれないため、くびれが出来ることがないのです。

「この腹筋は骨ストさんにおすすめ!」
「何故なら使えていないインナーマッスルが鍛えられるから!」

このように紹介されているツイートも見受けられますが…
それを見よう見まねで行ってもインナーマッスルが働かないから骨ストさんの特徴が出てしまっているわけです。

タイトルにもある通り、骨ストさん向けと銘打たれた全ての腹筋系種目を疑って下さい。

例えば脚を伸ばすやつ。

脚を交互に伸ばす動き

例えばデッドバグ。

対角線の手足をのばす動き

こういった『インナーマッスルが働く!』と銘打たれたエクササイズを取り入れる前に解決することがたくさんあります。


②背中の種目は諸刃の剣。

ツイートにもありますが、肋骨の厚みという観点では
ウェーブさん向けの種目だと思っています。

では『どうやって背中を鍛えたらよいの?』を考えると、おすすめはロウイング系統の種目です。

ラットプルダウンのように上からではなく、前方から引く種目のことですね。
特に以下のような特殊なワンハンドローはよく指導しています。
筋肥大を目的にする場合には否定されがちがフォームですが、肋骨の厚みが軽減されやすい方法です。


③二の腕は鍛えてはいけない。

二の腕がモリっとしがちなストレートさん。
その二の腕を補足するために二の腕のエクササイズを取り入れる方も多いですよね。

残念ながら動かした部位から体脂肪が減るということは『ほぼ』ありませんし、筋肉でモリっとしているのだからその筋肉を鍛えてしまったら腕は余計に太くなるでしょう。

【こちらもどうぞ】

二の腕をすっきりさせるためには、肩やくびのすくみを解決する必要があります。
二の腕がモリっとするのは肩・くびがすくんでいるからです。

肩・くびがすくむ原因の1つが力こぶの硬さです。
腕をストレッチすることから始めてください。


④のけ反りストレッチは骨ストさんの特徴を強めがち。

首の筋肉で息を吸う
→首・肩がすくむ
→頭が前へ出る
→猫背のように見える
のが骨ストさんに多い特徴。

試して頂きたいのですが…
思い切り首をすくめてカラダをのけ反ってみて下さい。
背中が反れずに肋骨が広がっていくのが分かると思います。
まず改善すべきは首・肩なのです。

ローラーで背中をコロコロとほぐすのは良いですが、のけ反るのはやめておきましょうね。
まずは首周りのストレッチから。

おススメのストレッチは以下の通りです。


⑤大胸筋を伸ばすな、縮めろ。

大胸筋の硬さ(縮まっている)は猫背の原因とされますが…

骨ストさんが猫背に見える原因は胸ではありません。
何度もしつこく書いたように首・肩にあります。

大胸筋は縮まることで肋骨の厚みを減らす働きがあり
それによって猫背になるのはウェーブさんです。

大胸筋よりも深層にある小胸筋をストレッチして
大胸筋は縮めるエクササイズを。

まとめ

Twitterにて骨格タイプ別の対策を発信し始めて約2年経ちますが…
特定の種目を否定することは行ってきませんでした。

自ら進んで運動をすることはとても素晴らしいことですし、それを否定したくなかったからです。

ただ、骨格タイプ別の情報が少しずつ増えていくなかで、明らかに間違っているものも多く見られるようになったのも事実で。

(そういうのに限ってバズっていますし…)

迷子になっている方もいるかと思い発信致しました。
努力は否定したくない。
でもその種目はちょっと控えて欲しい。 
そんなジレンマを少しでもご理解頂けると嬉しいです。

あ、今更ながら経歴を紹介しておきます。
パーソナルトレーナーとして指導歴は12年以上です。

こういう理屈だからこうすれば上手くいくやろ!
→何故か上手くいかない…
を繰り返して今に至ります。

理屈だけで実践していないであろう発信が多すぎて辟易としています。

今回のnoteの趣旨は『やってはいけないことを紹介する』でしたので、おススメする種目はあまり紹介していません。

気になる方は私のTwitterをフォロワーして頂くか、以下のnote・youtubeを参考にしていただければ幸いです。

【理屈や理論を文字で理解したい人向け】


【実際の動きを見ながらエクササイズしたい人向け】


【とりあえず無料で何とかしてほしい人向け】


【追記】骨格診断の資格の有無について

こういった内容のことを発信すると突っ込まれるんです。
『この人無資格じゃん…』って。
この指摘についてはかなり論点がズレていると思っているので説明をしておきますね。

骨格診断タイプごとのエクササイズを運動指導者が提案出来るようになるための流れは以下のようになるかと思います。

①骨格診断タイプごとのカラダの特徴を知る
②その特徴は解剖学的にどういった状態なのかを知る
③その状態になる原因は何かを考える
④その原因を解決できる方法(ストレッチやエクササイズなど)を考える
⑤解決方法を正しく指導する

骨格診断の資格を取得することで出来ることは①と②を繋げることだと思います。
今回のnoteで私が指摘しているのは③④⑤です。

③原因が把握できないから
④推奨するエクササイズが間違っている

⑤解決方法(エクササイズやストレッチ)は理解していてもそれが正しく指導出来ていない。

要は運動指導者としてレベルがね。というお話…。
運動指導者じゃない方もいるでしょうけど…。

私は運動指導者です。
②③④⑤が正しく出来るために、カラダのことや運動指導について勉強し続けています。
①について時間を割こうとは思いません。
ましてやアナリストとして活動をするつもりがないのに、資格を取得するのは失礼だと思っています。
(資格を取得した方を否定してはいませんよ。念のため。)
(ついでに言うと、私以外の理論がすべて間違っているとも言っていないです。)

では①について。
それは『骨格診断ファッションアナリスト』の資格をもつ方にお話を聞きながら②と繋げました。
理屈については有資格者の方にお墨付きを頂いております。

それでも資格の有無について言うならこれ以上私から言うことはないですね。

最後に

骨格ストレートさんにとって本当に良いもの。本当は良くないもの。
そういったものを世に広めたいと思っています。

そのために日ごろからTwitterにて発信をしていますが…
書籍化が出来れば嬉しいです。

そのために!
拡散やフォローなどご協力頂けると幸いです。
よろしくお願い致します。

パーソナルトレーナー 萩原智之

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